おじさんの日常の足、125ccスクーターのシグナスXですが、消耗品の交換時期って一気に重なるよねぇwww。もうそろそろ前後両方のタイヤやバッテリーもヤバそうな感じになってきてるんだけど、今回はその前に早めのブレーキパッド交換です。
フロントドラムのSRや古いオフロード車に長く乗っていたのでドラムブレーキの交換や調整はお手のもんなんですけど、私、正直ディスクブレーキってちょっと苦手意識があるんですよねぇwww。
以前はバイク屋に丸投げしてたんだけど、行きつけのバイク屋廃業しちゃったし、近所のライコランドで交換してもらおうかと思ったら結構工賃高い! しかも私のシグナスに合うブレーキパッドが一つもない! ということで、しょうがない、昔取った何とかで、自分で交換することにしましたwww。
YAMAHAの店が私のエリアに全くなくなってしまったので、純正部品をamazonで取り寄せました。値段は純正は定価扱いですが、店で純正取り寄せよりも早いかもしんないですねwww。いやぁ、便利www。
ライコでブレーキパッド交換すると、ブレーキフルードも交換で、6000円ぐらい。しかも私が行ったときは混んでて順番待ちで4時間待ちだってwww。自分で交換すれば30分ぐらいだし、フルードも交換したばっかりだし、パッドも高い純正を選んでも3600円ぐらいなので約半分で済みますわwww。車検のあるバイクだったら2年ごとの車検で半強制的にバイク屋でチェックされて交換されちゃうんだけど、この辺はさすがに原付二種の痛いところですよねwww。
ディスクブレーキに手を入れるっていうと、ちょっと身構えてしまう人も多いとは思うけど、基本的にはどのバイク、自動車でも構造は同じです。クルマでもバイクでも、一度でも交換をしたことがある人であれば、「なんだこんなもんかw」って理解できちゃうと思います。むしろ熟練の感覚が必要になってくる機械式のドラムブレーキの方が難しいぐらいですわwww。一度作業手順を経験すれば、他のバイクでもブレーキパット交換ができるようになると思います。
命に係わる保安部品なので、不安がある人は迷わずバイク屋にやってもらってください。この辺の作業に慣れている友人とかがいれば、一度一緒に交換して作業手順を教えてもらうというのも手です。安全のためにも、ギブアップの判断は早めにねwww。
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もくじ
バイクのフロントブレーキパッドの交換時期は?
フロントブレーキパッドの交換時期は、基本的には15000~20000kmごとの交換ということになってるけど、その人の乗り方によってだいぶ変わってくるので、あんまりあてにはならないです。
私が交換の目安にしてるのは、やっぱりタイヤ交換の時期ですかね。タイヤはハイグリップだと8000km~10000kmぐらい、純正で15000km前後ぐらいなので、タイヤがそろそろヤバくなってきたかなってタイミングでブレーキパッドもチェックし始めるって感じでしょうか。ちなみにリアのドラムはインジケーターでチェックするだけで終わりにしてます。気が遠くなるぐらい減らないので、あまり気にしてませんwww。
フロントブレーキを握ってシャリシャリッていう金属が擦れる音やブレーキが効かなくなってきたっていう場合は、ブレーキシューが無くなってしまっていてかなりヤバい状態。ブレーキディスクに引きずったような跡がついてきて、最悪ディスク交換なんてこともあるかもしれないです。ディスク交換だと3万円コースですわwww。
よくパットが何ミリまで減ってきたら交換というのも聞きますが、正直感覚的によく分かりませんwww。
私が確認するのは、デスクパッドの溝ですね。
横からのぞき込んで、この溝が無くなる前に交換してます。
無くなってから交換という人もいますが、なるべく早めがいいというのと、溝が無くなってしまったらいつ無くなったのかが分からん、というのがあるので、無くなるちょっと前ぐらいには交換します。毎回あと3000kmぐらいはイケるかな?と思うんですが、まあ、遅いよりはいいので交換しちゃってますwww。
ブレーキパッド交換で必要なもの。※シグナスXはブレーキパッドの形状がいくつもあるので要注意!
ブレーキ交換で必要なものは、
- 新品ブレーキパッド
- ブレーキパッドグリス
基本的にはこの2つだけです。
後は工具、ブレーキクリーナーかパーツクリーナーは必ず用意しておいてください、安いやつでいいです。
シグナスでは一つ困ったことがあって、このブレーキパットの形状が数種類あるんですわwww。
同じ年式、同じ型番でも違う形ということがあります。
しかも台湾仕様と国内仕様で形や構造が違ったりもしますwww。
私が確認した限りでは、大きく分けて3種類あるみたいですね。
- ピン穴1つタイプ
- ピン穴2つタイプ
- ピン穴2つで羽がついてるタイプ
ピン穴2つタイプは台湾仕様でも多く採用されているようで、アフターマーケットも充実しててほとんどがこのタイプです。今のシグナスに乗り換える前のシグナスも、ピン穴2つでガルウィングみたいにパッド部分が引き出され、挟むパッドの間にばね式のピンを挟むタイプでした。
今の私のシグナスを確認してみると、こんな感じ。
ブレーキキャリパーを後ろから見たところです。
ブレーキキャリパーの後ろにピンがあるので、ピン1本タイプの簡略化されたブレーキタイプでした。
このピン穴1つタイプって、アフターマーケットのパーツがほとんどないんですよね。ホントはデイトナの赤パッドを入れたかったんだけど、どうやらピン穴2つタイプしかないみたい( ;∀;)
キタコはあまり好みではなかったので、結局一番耐久性が良い、YAMAHA純正パーツを手に入れましたwww。
このパッドの形状を間違えてしまうと、全く使えないので、よく確認してください。
どうしてもわからないっていう場合はしょうがない、一度キャリパーを外してパッドを確認するしかないです。
ちょっと面倒ですが、結構大事www。
ディスクブレーキパッドの交換のコツ
コツというほどの物でもないんですが、ディスクブレーキは油圧でピストンを動かす方式なので、ぶっちゃけ細かいタッチの微調整って基本出来ません。
つまりどういうことかというと、油圧で圧力がかかっている状態だと正直力ずくでこじ開けたり取り付けたりということをしないといけなくなるんですよねwww。私の友人もマイナスドライバーでこじってやればできるって言ってるけど、うまくできたことがありませんわwww。
ブレーキの構造が分かってればたいしたことではないのですが、要は油圧の圧力を抜いてやればいいってことで、ついでにブレーキフルードも交換ってことになってしまうわけです。
簡単に言えば、ブレーキのマスターシリンダーの蓋を開けてやればいいだけですwww。
この蓋を開けてるか開けてないかだけでかなり作業効率が変わってくるので要注意www。
ただし、ついでにブレーキフルードを抜いてしまってブレーキキャリパーを取り外し、汚れているからと水でゴシゴシ洗うっていうのはダメ。キャリパー内に水が入ってしまったら完全に乾くのに1週間ぐらいかかります。この辺になってくるとキャリパーのオーバーホールのやり方になってくるので、あくまで蓋を開けるだけ、フルードを交換するなら、エア抜きの簡単な継ぎ足し法の交換という風に分けた方がいいです。
初心者でもできるところできないところの境界線はちゃんと理解しておいた方がいいですよ。
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いよいよシグナスXのディスクブレーキパッドの交換方法です。
なるべくわかりやすく、初心者でも分かるように解説していきたいと思います。
ぶっちゃけ、このピン穴1つの簡略化されたブレーキキャリパーは、めっちゃパッド交換が簡単でしたwww。
前の凝った作りのブレーキを知ってたので、ずいぶんコストダウンしたんだなぁって思ったし、え?これで大丈夫なの?っていうぐらい簡単な構造なのでちょっと不安もあったんですが、なかなかに合理的www。全部この方式のブレーキにシグナス替えちゃえばいいのにって思いましたわwww。
ブレーキ部分でネジを緩めるのはこの3カ所。
ピンネジは1本しかないので1カ所です。
まず、先にピンのネジを緩めておきます。
このブレーキにはピン穴に飾りネジがついてますね、まずはそれをマイナスドライバーで外します。
飾りネジを外すと、中に六角のネジ穴が隠れてますwww。
このネジは今は抜かないで、とりあえず緩めるだけです。
次にフロントフォークからブレーキキャリパーを外します。
2本のネジで取り付けられてるんですが、このネジの取り付けトルクが分からないので、一応マジックで印をつけておきました。トルクが分からない場合、取り付けるときにこの線のところまで締めればいいっていう目印になります。
フロントがフリーになったところで、マスターシリンダーの蓋を開けて圧力を抜けるようにします。
このタイミングで蓋を開けるのは、ブレーキフルードがこぼれないようにするためですwww。
ちょっと黒いタオルで覆っているのでわかりにくいですが、マスターシリンダーの周りをタオルか何かで養生しておいてください。ブレーキキャリパーの方のピストンを押すとマスターシリンダーからブレーキフルードが噴き出すこともあるので要注意www。そのための養生です。ブレーキの中にエアが入らないように注意してください。
ブレーキキャリパーを取り外したら、ブレーキシューの間にマイナスドライバーを差し込んでゆっくり開いてやります。ピストンを押し込んでブレーキパッドを取り外せるようにしているわけですが、この時マスターシリンダーでブレーキフルードが噴き出すかもしれないので、そっとやさしくゆっくりやりましょうwww。
ここまでくればもう、パッドの取り外しもできると思います。
ピンを抜いてブレーキパッドを外してみました。
どういう風に入っていたか構造は覚えておいてくださいねwww。
真ん中が取り外したパッド、外側が新品です。
一応この時、ブレーキパッドの形が同じかどうか重ねて確認しておいてください。
ブレーキパッドのヘリ具合はこんな感じ。
同じ純正パッドなので分かりやすいかな?
シューに溝が残ってるのでまだもうちょっとイケると思ってたけど、新品と比べちゃうとだいぶ厚みが違うね。このタイミングで取り換えて正解!
ブレーキキャリパー内はだいぶブレーキダストで真っ黒。
本当はSONAX(ソナックス) エクストリームホイールクリーナーを使って完全に落としてしまいたいところなんですが、これを使うと落とす時水を使わなくちゃならなくなるし、できれば水洗いはしたくないので、パーツクリーナーを吹きかけながらガシガシナイロンブラシで擦って汚れを落としてみました。
こんな感じかな?
ピストン周りはあんまり脂分を落としすぎてもいけないので加減が難しいですね。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ブレーキホースはそのままつながったままなので、ブラ~ンとぶら下がっている状態で、ちょっと掃除はしずらいですwww。スペースは狭いのでディスクローターにどうしても油が跳ねるかもしれません。後でパーツクリーナーで落としておいてくださいね。
ピンも汚れがこびりついてて凸凹してます。
交換するまでは傷んでなかったので、耐水ペーパーで軽くこすって滑らかにして再利用です。
ブレーキパッドグリスですが、ブレーキパッドの方にべったり塗る人も多いし、サイトでもそう説明している人が多いですが、私はパッド側ではなく、キャリパー側のパッドに接触する部分に薄くちょこっとだけ塗るようにしてます。
正直自分で交換する人って、みんなグリス塗りすぎwww。要はブレーキ泣き防止のための物だし、ブレーキ周りなので出来るだけ少量にしたいので私はこのぐらいにしてます。
パッド前面の接触部分とピンにも少量塗って組付けます。
大抵は大丈夫だと思いますが、組付けた時に、ディスクローターに挟むためもう一度ドライバーでこじって開く必要がある場合があります。この時もフルードの噴き出しに気をつけてくださいね、念のためwww。
ブレーキキャリパーを前とは逆て順で取り付けます。
もう一度、ちゃんと全部取り付けられていて、ネジが緩んでないか、確認してください。ブレーキ部分ですからね、締め忘れたでは済まないですからねwww。
最後にブレーキフルードの量を確認して、ブレーキを数回握ってキャリパーのピストンの位置を元に戻します。
数回握るといつものブレーキのタッチに戻ってきますが、ふにゃふにゃのままだったら、もしかするとエアが噛んでしまっているかもしれないのでエア抜きが必要になるかもしれません。
問題ないとは思いますが、大丈夫であればマスターシリンダーの蓋をして完了です。
これで終わりですが、ブレーキディスクやパッドなどを一度パーツクリーナーやブレーキクリーナーなどで掃除して、ちゃんとブレーキが効くか確認してくださいね。
最初は機械的なかみ合わせがピタッとはいかないので、ちょっと硬かったり、ちょっと効きが甘かったりしますがすぐ元に戻りますよ。
まあ、おニューの儀式ってことで、楽しんじゃってくださいwww。
シグナスXのディスクブレーキバッドの交換方法 まとめ
思ったよりは簡単だったでしょ?
私のシグナスXと同じピン1本タイプの人は、ピン2本タイプよりだいぶ簡単に交換できてビックリすると思いますwww。
ぜひ挑戦してみてもらいたいところだけど、冒頭でも言ってる通り、ブレーキなので、自分で作業するのに不安がある人はバイク屋に持ち込んでください。無理は絶対厳禁ですwww。
私のシグナスより新しい車種は、リアブレーキもディスクになっていると思います。リアのパッド交換も基本的には方法は同じなので、パッドの形状だけ気をつけて挑戦してみてください。
スクーターの場合は、普段の完全な足として使ってしまっているので、乗りっぱなしで空気圧すらなんにもしてないってことが多いです。意外とメンテをちゃんとしてないことが多いんだよね。まあ、私もバイク屋にオール投げっぱなしで自分でいじるってことはほとんどしてなかったから、あんまり人のことは言えないんだけどwww。
手軽すぎて命を乗せてる乗り物っていう自覚が薄いんだよねぇ。
40km出れば、立派に人死にが出るレベルだからね、気をつけましょうwww。
さて、今回のメンテはちゃんとメンテナンスノートに記入して管理しておいてくださいね。
バイクを買うと必ず書類と一緒についてくる上のノートです。
バイク屋に任せっぱなしだったら必ずバイク屋が記入しているはずなので、その続きに書いてけばいいんです。
いつ何をどこでどうしたかが分かるだけでも、次にいつ何をしなきゃいけないかが分かる一種の健康診断書みたいなもんですので、面倒がらずに記入してくださいね。
最悪バイクを売ったときにも、多少値段に色がつくかもよ?
今回のコンテンツに登場したもの一覧
YAMAHA[ヤマハ] 純正品 シグナスX シグナスX125 ブレーキパッドキット SE44J(13-15) フロントブレーキパッド 1MS-W0045-00
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