こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回はシグナスの純正ウエイトローラーの重さ一覧と、変更後のフィーリングの違いについてですw。
「純正ウエイトローラーの重さって何gだっけ?」ということが多いので、1型から6型までの純正ウエイトローラーの重さについてまとめました。
純正の重さから軽く変更するのが定番ですね。
特に1型2型3型の人は、純正は15g、12gと重いので、加速や出足が良くなったり高回転型に変速を変えることができますよ。
重ったるく感じている人にはおすすめです。
シグナス 純正ウエイトローラーの重さ一覧
ウエイトローラーのサイズはΦ20mm×12mmで、全シグナス共通です。
シグナス1型【SE12J】
2003年~2006年
国内仕様:12.0g × 6個(15.0g × 6個)
台湾仕様:9.0g × 6個
シグナス2型【SE44J】
2007年~2012年
国内仕様:12.0g × 6個
台湾仕様:9.0g × 6個
シグナス3型【SE44J】
2013年~2015年
国内仕様:12.0g × 6個
台湾仕様:10.0g × 6個
シグナス4型【SEA5J】
2015年~2018年
国内・台湾仕様:9.0g × 6個
シグナス5型【SED8J】
2018年~2023年
国内・台湾仕様:9.0g × 6個
シグナスグリファス6型【SEJ4J】
2023年~
国内・台湾仕様:11.0g × 6個
ウエイトローラーの交換時期
- ウエイトローラー
- スライドピース
この2つは、純正の場合、交換時期は 8,000km~前後です。
ウエイトローラーが社外品の場合、交換時期は3,000km~5,000kmごと。
っていう話ですが、ぶっちゃけデイトナ製だったらよほどブン回して乗り込んでなければ、そのぐらいでは摩耗しないでビクともしてないですよw。
私も長期間交換してなくて片減りしてしまった経験って数回しかないですし、信頼性が高いですw。
正直ウエイトローラーは純正でもいいんだけど、使いやすさではデイトナが一番いいかなぁ、私も愛用してるしw。
ウエイトローラーの向きも関係ないし、レーザーでグラム数が刻印されているので、使い古してもグラム数が分かるのでかなり便利。
エンジンの回転とスピードのノリが噛み合わないなど、具体的なトラブルが発生するまで交換しないと少し危険ですが、3000km~6000kmぐらいの間で一度問題ないか定期的に確認するのを習慣にしておけば問題ないと思います。
今回の私みたいに消耗品一斉交換の時期にまとめてやってしまうとか、オイル交換時期に合わせて確認だけしておくってパターン化しておけばいいんじゃないですかねw。
4型から大きな変更があり、ガラッと変わって、クランクケースの形状もウエイトローラーの純正の重さも変わるので気を付けてくださいね。
基本的にはスクーターのウエイトローラー交換方法は同じですが、車両型式ごとに種類や見た目、ボルトの取り付けトルク数が違うので、自分のシグナスの型式のサービスマニュアルで確認してみてください。
ウエイトローラーの交換方法については別ページにまとめているので、そちらを参照してください。
ウエイトローラーの重量を交換する意味と変化は? 速くなる?
純正ウエイトローラーの重さの交換は、自分の乗りやすい好みの速さや変速に調整する、スクーターでは定番の駆動系プチカスタムです。
スクーターは変速タイミングやアクセルとエンジンの回転数の関係などほぼ固定されてしまっているので、ミッション車のようにギヤ変速で調整ができないんですよね。自分がよく乗るシチュエーションに合わせて調整した方が乗りやすくなるわけですよ。
よくウエイトローラーを交換して速くするって言われますが、ザックリ言ってしまうと、ウエイトローラーの重量を変えるのは変速タイミングを変えるっていうだけなので、物理的に全体が速くなるという事ではないですw。
- ウエイトローラーを純正より軽くすると、すぐ回転が上がって加速重視。
- ウエイトローラーを純正より重くすると、回転がゆっくり上がって高速重視。
このように変わります。
シグナスは高回転型エンジンです。
高回転域のトルクとスピードが一番出るところにすぐたどり着くセッティングにできればキビキビ走ります。
詳しくは別ページで解説しますが、125ccという限られた排気量とパワーなので、割り振りをどうするかって問題なだけなんだよねw。
出足や加速を良くして速くすると、高速域が頭打ち。高速域でスピードが出るようにしてやると、加速がスカスカっていう事になりますよw。
一般的には125ccスクーターなので、出足や加速を良くして速くするっていう方向に振るのが普通ですね。
ただ、ウエイトローラーをむやみに軽くしても加速は良くなりません。走行しながらトライ&エラーを繰り返し、少しずつ自分好みの重さを探っていくことになりますw。
もしゼロ発進でウイリーするようなモアパワーを求めるなら、ウエイトローラーだけじゃなく、本格的に高速型のプーリーと強化クラッチへの交換という方向性の方が良いです。
ただし「地獄のセッティング沼」に足を突っ込むことになりますけどねww。
ノーマルベースでも十分スポーティーなのがシグナス。ノーマルベースで実用性を考えるならウエイトローラーの交換からがおすすめですよw。
実際ウエイトローラーを交換した変化について
実際ウエイトローラーを交換した変化についての感想です。
私は以前は2型、今は3型のシグナスXに10年以上乗っているので、それ以外は知り合いのシグナス乗りのマシンを借りての感想です。
ちなみに私のSE44Jでのベストウエイトは、10g×3個+11g×3個で、ひとつ当たり10.5g。
ボスワッシャーは、0.28mm+0.5mmで、約0.8mm。
後は丈夫さ重視で基本ノーマル。これが私のセッティングです。
スクーター育ちのバイカーだったらスイッチのオンオフみたいな高回転まで回るセッティングに違和感が無いのかもしれないのですが、私はミッション車育ちw。少し余白や間のあるセッティングの方が運転がしやすいんですよ。
この辺にも個性や好みが結構出てきて面白いところでもありますねw。
ウエイトローラーの交換傾向は、大きく分けてしまうと3つに分けられますね。
- 1型、2型、3型は、台湾仕様が9gなので、12g→9gへ軽量に交換するのが定番。
- 4型、5型は、9gから10gへと重量を上げる人と、7gまで下げる人と両方。
- 6型は、基本ノーマル。11g→10gへ軽量に交換する人もいる。
1型、2型、3型は、純正よりウエイトを軽量にした方が良いです。
特に2型3型は、排ガス規制で一番ゴタゴタしていた時期のモデルなので、パワーとタイミングと燃費がチグハグ。ウエイトローラーをわざと重くして、完全にパワーを封印。高回転型なのに低回転縛りで回転数が上がらないようにして無理やり排ガス規制をクリアするようなことをやっていますよ。
ハッキリ言って、ノーマル状態では幹線道路は走りにくいし、乗りにくくて危ないぐらいです。
定番は台湾仕様の9gに入れ替えることですが、国内仕様は台湾仕様とは微妙にエンジンの圧縮比とかプーリーの角度とか細かいところが違うんだよね。
正直、国内仕様のシグナスだと9gではエンジンが高回転までギャンギャン回りすぎてしまって、私には扱いにくかったですw。9gなら、高速プーリーへの交換も込みで考えた方が良いですわ。
私はノーマルプーリー派なので、0.5gずつ刻んで重さを下げて走行しながら、好みの10.5gにたどり着いてますよw。
燃費との兼ね合いもあるので、私は6000回転を基準にそこまで一気に回転が上がるのか、維持できるかで乗り味を調整してます。
4型、5型はパワーダウンと最高速を抑えられてしまっていますが、トルク型です。
4型、5型はクランクケースがBWSと共有になって、形が変わっています。4型、5型は遅いと思っている人が多いですが、とんでもないw、トルクが太くて3型以前より全然速いです。最高速も抑えられているといっても普通に100kmぐらい出ちゃうので、一般道では全く不満は無いです。街乗り最速ですよww。
純正ウエイトローラーの9gのバランスがかなり良いので、不具合を感じないならそのままっていう人も多いですからね。ただその分、ピーキーに感じる人もいるようで、ウエイトを少し上げるという人も結構いるのが面白いところ。
もちろん加速重視にしたい人はウエイトを軽くしていますが、定番の7gっていうのはちょっと軽すぎるかなぁw。刻んで試してみて、好みのウエイトを見つけてみてください。
4型、5型は、1型2型3型ほど、ウエイトローラーでガラッと性格が変わるということは無いような感じがしますね。本当に乗り味の微調整っていう感覚に近いと思います。
ウェイトローラー交換での面白さでいうとやっぱり2型、3型の方が面白いですねww。
6型はシグナスグリファスになってしまうので、全く別物って考えた方が良いかもねw。
エンジンはNMAX共通の水冷になっているしエンジンパワーも違う、そもそも高速域と低速域でバルブが切り替わるVVAが付いてるので、ホントに別物だよww。
ウエイトローラーを交換する意味が無いぐらいですよね。
ただ、やっぱりNMAXと乗り比べるとシグナスの方が目がだんだん三角になってくるタイプのスポーティーさw。出足を良くしたくなるようで、11g→10gの交換は試してみる価値ありです。
あまり極端な違いは出てこないと思いますが、出足のグンッと加速する感じは強くなりますよ。
純正ウエイトの重さ交換で、年式ごとの乗ってみた感想としてはこんなところです。
純正ウエイトローラーのままでもいいですが、ぜひ自分好みのセッティングをウエイトローラーの交換で出してみてください。
シグナス 純正ウエイトローラーの重さ一覧。重さ変更後のフィーリング まとめ
今回はシグナスの純正ウエイトローラーの重さ一覧と、変更後のフィーリングの違いについて紹介しました。
スクーターのウエイトローラーの交換とボスワッシャーの厚さ変更は、駆動系セッティングの定番です。
正直、センタースプリングの交換や高速プーリー、強化クラッチや強化Vベルトへの交換というのも駆動系では定番ですし、私も散々投資してやってきましたww。
ただ、投資の割にそんなに効果は無かったなぁっていうのがホンネですよ。しかもセッティング沼にズブズブ沈んでいって無限ループw。その金と時間を使うのであれば、150ccスクーターに乗り換えた方がよほど安く簡単に速くできるぐらいですww。
結局私もノーマルが一番壊れなくて丈夫で安心、性能も充分という所にぐるっと回って行き着いてますよw。
そんな私でも、ウエイトローラーの交換とボスワッシャーの変更はやっているってところがポイント。
結局ここが要なんだよねww。
ぜひ自分に合った乗り味を出す第一歩としてウエイトローラーの調整は試してみてくださいw。