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絵画鑑賞・現代アートの見方が分かる、身につく、大人の美術入門書籍20選

2022年10月16日

絵画鑑賞・現代アートの見方が分かる、身につく、大人の美術入門書籍20選

今回は、絵画鑑賞・現代アートの見方が分かる、身につく、大人の美術入門書籍の紹介です。

絵が好きで見たり描いたりしていても、世界的名画の何が凄いのかイマイチよく分からない、説明できないって人、多いよね。
私もたまに美術展や画集で鑑賞して凄い!って思っても何が凄いのか説明できないことが多かったりしてww。同じですよw。

日本人が好きな画家は、順番に、モネ、ルノワール、フェルメール、シャガール、ゴッホ、ピカソ、マティス、クリムト、セザンヌ、ミレー、マグリット等々だそうです。やっぱりちょっと幻想的な西洋画が多いんだよね。ぜひ何が凄いのかは自分でも解釈しておきたいってとこ、あるよねぇ~。

実際には絵画鑑賞って、ちょっとしたコツがあって、時代背景などの正しい知識と構成・シンボルなどの見方が分かると、パッと自分の感じ方の幅が広がることってかなりあります。

しかも大人になると、大人の教養として、絵画・美術の鑑賞スキルを求められるシーンがあったりしますよね。特に役職がついて偉い人と会話が必要になったり、海外のビジネスパーソンと話をするって時に、結構ツッコまれたりするからねぇ、侮れないですよww。
海外では、幹部候補をアートスクールに放り込んでアート的発想や着眼点を身に着けさせるっていうことも結構普通に行われてますからね。

まあ、単純に美術鑑賞を楽しみたいって人にはそこまでは必要ないと思うけど、自分の感性の世界が広がるので、鑑賞スキルを養ってくれる美術教本は、ぜひ、一読しておきたいもんですw。

絵なんて好きに見りゃいいんじゃねw

絵なんて好きに見りゃいいんじゃねw

「まあ、正直、絵なんて好きに見りゃいいんじゃね?」って思ってんだけどねww。

たかが絵なんだからさぁ~w。

いきなり言ってることが矛盾だらけなんだけど、そんなもんなんじゃない?

気楽に行こうよww。

アート鑑賞に苦手意識を持っている人、よく分かんねぇって思ってる人、そういう人は「自分の感性が足りない」からだと思いがちですが、ぶっちゃけ感受性が欠落してる重度のサイコパスじゃければ、原因はそこじゃないよ、うん。ただ、単純に知識と情報が足りないだけw。

もし石器時代の人にスマホを渡しても、なんか凄いってのは分かるけど、さっぱり?ってことになるでしょw。前後関係の知識とスキル情報が圧倒的に足りてないってだけですよw。
そうはいっても、すべての人が美大で美術史を専門的に学ぶってわけじゃないからね、結構曖昧w。

ぶっちゃけアートの見方に正解なんかあるわけないんですよw。

もっとファジーなもんだよ! あるとすれば、

  • 素直にハートで見る。
  • 知識・理屈で見る。
  • この2つを合わせてみる。

この3つの遊びみたいなもんですよww

正しい知識と見方を養うっていうのも必要だけど、どこから手を付けたらいいのか分からん、それでもまだ敷居が高いっていう人もいると思うので、私の経験からちょっと足がかり的なことを書き出しておきます。

美術館に絵を見に行くって、何を見てる?

美術館や美術展に絵や作品を私も見に行きますが、結局何を見てるの?って思ってる人も少なくないよね。今だとWeb美術館とか作品をスマホで見れたりするので、わざわざ実物を見なくてもいいんじゃね?って思うでしょ。

ぶっちゃけ、私が見に行ってるのって、ライブ感。

実物を見ないと分からない、迫力だったり訴えてくるものとかをダイレクトに感じに行ってるってとこです。

「素直にハートで見る」っていうのをやってるのがこれ。

もちろん事前知識はある程度入れて見にはいってるんだけど、あまりそっちはメインじゃないかなw。
「え? こんなにデカイの?」とか「色使いや筆運びの迫力が全然違う」なんて実物見ないと気が付かない事ことを楽しんでたりします。もちろんその作品から噴き出してくるパワーみたいなものを観に行ってるんだけどねw。

現代アートの場合は鑑賞している人も含めて作品が完成すると言う参加型のものもあるので、その辺も楽しんでるっていうところもあるかな?

まあ、あまり深く考えないで、作品を感じる見方って感覚です。

知識と見方で絵画鑑賞する重要性

もう一つの見方が、作品を理解するって見方です。

今回美術教本とかで養おうっていうのがこれ。
歴史的背景や画面構成、系譜の流れなどから、作者の考え方や結局何を描こうとしてたのかまで推察して楽しもうっていう方法です。

「知識・理屈で見る」っていうのをやってるのがこれです。

特に西洋古典美術の世界では、非常にロジカルな考え方と構成で組み立てられていることが多いので、実は知識を得るって絵画を理解するには物凄く便利ww。下手に美術感覚が無くたってメッチャ分かっちゃったりします!

ぜひ一歩深く美術を理解したければおすすめです。

評論と感受性の違いって両方知っとかないとダメよw

一つ注意しておかないといけないのは、作品の美術評論と作品を前に感じる感覚って意見が全く違ったりすることがあります。これはちょっとややこしいんだけど、受け口が違うっていうか、実は対極の物だったりするんだよね。見えないものを言語化して頭で多角的に理解して評論にしないといけないっていうジレンマがあるので、ダイレクトに感じる感覚と違うっていうことがたまにあります。

まあ、しょうがないと思っておいてください。

ただし、近代アートの場合は逆転します。コンセプチュアルアートになるので、概念的な思考が先にくるのでややこしくなりますね。

私たちのような素人は、深く突っ込むというより、そういうもんだと思っておいた方が無難ですわww。

知っておきたい、西洋アートクロニクル・基本的な流れ

知っておきたい、西洋アートクロニクル・基本的な流れ

早速美術教本の紹介っていきたいところなんですが、意外とこのぐらいのことは知ってて当たり前じゃね?って感じで教本でも基本的な概要を省略してて説明してないことが多いんだよねぇww。

ただ、これを外しちゃうと美術が嫌いになっちゃうとか全然分かんなくなっちゃうっていうポイントでもあるので、美術教本を紹介する前に、私なりにクロニクルを簡単に説明しておきます。

もちろん「そうじゃない!」っていう意見も相当あると思うんだけど、まあそこはあくまで概要なんで、ちょっと我慢してもらって、なるべく分かりやすく、簡単に、おじさんの与太話的な解説ですw。

物凄くザックリ分けてしまうと、アートはこの4つの時代に分けられます。

  • 原始美術
  • 古典アート
  • 近代アート
  • 現代アート

もちろん本当はもっと細かく分かれるんだけど、クロニクルとしてはあえてこの4つで理解してもらったほうが分かりやすいと思います。

原始美術

これはもう原始人の壁画から始まって、メソポタミア美術、エジプト美術、ギリシャ芸術、ローマ美術などの芸術文化がこの括りです。後半文明文化になってくるんで、主に「哲学」とのかかわり合いの美術ですね。為政者が見る人にどれほど感動を与えられるかっていうことがメインテーマになっていることが多く、まあ、今回の美術の教本ではあまり関係ないかなww。

古典アート

紀元前2世紀頃のキリスト教芸術から20世紀の産業革命時期までの期間のことで、申し訳ない、私が勝手に古典アート期と言っているだけで、正確にはもっと細かく分割されて説明されることが多く、本当はなんというのかわかりませんw。便宜上、古典アートって言ってますww。

この時期には 世界的な名画も多く、有名な巨匠もいっぱい居るので一番気になるところだよねw。

この時期で外せないのは、宗教・クライアント・パトロン・貴族階級です。

ぶっちゃけこの時期のアートは庶民のものではなく、大金持ちや貴族・宗教のためのものと考えた方が良いです。後半になると庶民派が出てくるんですけど、フランス革命に見られる貴族階級の衰退による近代アートへの布石の流れと思っておいた方がいいかな。

この時期の作品は今の芸術の考え方とは全く違っていて、大きな工房を持ち、弟子をたくさん抱え、分担作業で作品を作っていく。どちらかというと、芸術家というよりは特殊な職人の親方、金持ちのための工房製品産業分野って考えた方が良いです。

そのため、宗教・クライアント・パトロン・貴族に予算と作画法をガチガチに縛られた規制の中で描くという方法がとられ、特に教会や宗教の倫理観や美意識の法則、ルールが徹底されてます。ヌードを描くことも禁止されてたので、神話や天使にかこつけて描いているのがやたら多いのもそのためなんですよねw。

逆に言うと、ルールが厳しかったため、何が美しさの基準だったのかが明確なので、画面構成は非常にロジカル。何にどんな意味があるかも決まっていたので、ルールが分かると深く理解ができるのも特徴です。

日本美術のような花鳥風月をベースにした省略文化よりはるかに理解しやすいのは確かですよ。

古典アートで絶対知っておかなくちゃいけないのは、ルネサンス期に現れた3人の巨匠。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • ミケランジェロ・ブオナローティ
  • ラファエロ・サンツィオ

この3人の登場で大きく時代が変わる節目になります。

ダビンチは、絵画・万能の天才。
ミケランジェロは建築・彫刻の天才。
ラファエロは美人画・人物画・画面構成の天才。
この3人の革命児がほぼ同時期に登場したことで、一気に時代がブレイクスルーします。この3人の前と後とでは全く変わってしまうので要注意。

ただし、この3人があまりに偉大だったため、誰も超えることができない巨大な壁となってしまったのも事実。さらにその後3人の作品が芸術アカデミーの評価基準に祭り上げられてしまったために、そこから何世代も進化が停滞してしまうということも引き起こしてしまいます。また、そのせいで美術界の権威や利権が硬直化し、美術界全体の腐敗が始まり近代アート期に大揉めする土台を作ることになっていきますw。

近代アート

近代アートは、モダンアートとも言われ、1860年代から1970年代の時期を言います。

この時期、美術界で大変な大事件が起こります。

カメラの発明!

これによって業界がザワつくんですねw。
写実的に描く歴史画や神話画を最上とするアカデミーからの脱却が始まります。

カメラの感光剤と定着剤の発明が1850年代なので、ホントにここで大きく歴史に太い線がビッと引かれる感じです。

目で見えるものを描くだけじゃダメで、既成の絵画の固定概念の打破、画家の心情や感覚、無意識などを描くという様々なチャレンジが始まるのがこの時期です。

印象派、象徴主義、形而上主義、表現主義、シュルレアリスム、キュビズム、抽象表現主義等々・・・日本人の大好きな画家もこの時期に多く生まれていますよねww。

ここで押さえときたいのは、最初にヤンチャした印象派グループに、大きな影響を与えたのが日本の浮世絵だったってことですかね。既存の遠近法や写実主義、決められた構成や色、レイアウトを打破して新しい革命を起こしてやるぜ!って鼻息荒く意気込んだら、全く知らない文明の文脈で、ほぼ全部やってる絵がシレッと現れた。しかもメッチャ完成度が高く洗練されてるのに、かの国では梱包材のゴミ扱いで渡来。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン、ていうのがホンネだったんじゃないかなぁw。まあ、浮世絵の影響があったおかげか、印象派は日本でも今だに人気が高いですからねw。

世界大戦を挟んで多くの芸術家やプロデューサーがアメリカに移住し、アートの中心地がヨーロッパ ドイツ・パリからアメリカへと移るのもこの時代になります。

近代アートでは「何かを無くす」というのがポイント。

そのまま無くしたままになっているか、替わりに新しい概念や発想・思考を入れるという考え方がピタッとくると思いますよ。何を無くそうとして、どんな新しいことを入れようとしているのかということを知ると、理解が深まります。

現代アート

現代アートは、コンテンポラリー・アートとも言われ、20世紀後半の第二次世界大戦後の1950年以降から現在までを言います。

コンセプチュアルアートとも言われ、頭で考えたコンセプトを頭で理解する芸術っていう感じかなぁ?正直私には難しすぎて、現代アートってよく分かんないんだよねぇw。20世紀以降のアートは、それまでの抽象表現やキュビズムとは違い、絵画や彫刻といった形式にとらわれない方向へと進化していきます。ネオダダイズム、ミニマリズム、ポップアート、コンピューターアート、NFT等々、さらなる広がりと革命を起こし続けていますね。

19世紀までのアートが見ている人を導く芸術が主体だったとすると、現在は見ている人や制作者の個人の経験や視点が主体になったとも言えます。

現代アートは、コンセプト、インパクト、レイヤード、この3つがポイント。
コンセプトは固定概念をどう覆して思想に訴えるか、インパクトはどれだけ驚かせ感動させられるか、レイヤードは様々な解釈、評価、感想を折り重なるようにレイヤー形成できるかということです。

ん~、むっずかしいーw。

とはいえ、見てても体験しても面白いし楽しいのが現代アート。
単純に「すっげー!」って何にも考えないで楽しんでもいいのかもねww。

ざっと西洋美術の概要を書きました。

詳しい人には細かいこともっと説明しろって怒られちゃうかもしれないですが、大体こんな流れだって分かればOK!これだけでもだいぶ理解が楽になると思いますよw。

日本美術やアートのクロニクルも気になる人は調べてみてください、こちらも結構興味深いです。特に独自進化してきた美意識感が近代に入って大変化するところが面白いですよw。

絵画鑑賞・現代アートの見方を教えてくれる本

前置きが長くなりましたが、アートを見るスキルを教えてくれるおすすめ本を紹介しますね。
主に歴史が長く巨匠が多くいる古典アートが中心に近代・現代の見方や関係性が良くわかる本ばかり集めてみました。

正直、美術系の本の場合、あんまりデジタルブックって向かないかなぁ。

日頃はデジタルブックをおすすめしてるんだけど、やっぱり手元に置いて、手で開いて読み込む本の方が、絵画系の本の場合向いてると思うんだけど、まあ、好みで使い分けてみてください。
ぜひチェックしてみてね。

絵を見る技術 名画の構造を読み解く

絵を見る技術 名画の構造を読み解く
絵を見る技術 名画の構造を読み解く
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まさに「構図」と「意味」にフォーカスして丁寧に解説されている1冊です。
ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ルーベンス、ベラスケス、フェルメール、ゴッホ、セザンヌ等々、名画がカラーで掲載され、補助線を入れて、絵画の焦点、線のバランス、配色、構図などを、ひとつひとつ丁寧に解説されています。特に構図が分かりやすく、どのような計算で構成が組み立てられているかがよく分かりますよ。

本当はこれに宗教的な構成の意味や良し悪しっていうのがあるんだけど、そこまでやるとこんがらがってくるので、最初は考えなくていいですw。非常に現代的でロジカルな解説で面白いですよ。
元々はビジネスマン向けのビジュアルリテラシー講座の書籍化なので、初心者でも分かりやすく、丁寧。
ある意味マニアックでもあるかなぁw。私のような美術マニアは結構こういうの好きだなぁってとこをくすぐってきてる感じもあるのよ。

絵を見る技術 名画の構造を読み解く

秋田 麻早子(著)

知識ゼロからの西洋絵画入門

知識ゼロからの西洋絵画入門
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サブカル界ではこの人は外せない、評論家・山田五郎大先生の解説本です。
山田五郎と言えば美術コレクターとしても有名だよねww。ぶっちゃけ何冊か本を出してるけど、最初に読むならこれから読まないとダメです。
ルネサンス期からモダンアートまで、34人の巨匠たちの作品と画家本人の人柄を解説してます。
正しい知識と同時に、山田五郎独特の視点と語りがなるほどぉ~って感心させられますよ。

ぶっちゃけこの一冊に結構絞ってギュッと詰め込まれてます。YouTubeで西洋美術を解説してる番組を持ってますが、この本の内容をさらに噛み砕いてるって感じすらありますね。
ぜひYouTubeの「オトナの教養講座」と合わせて読んでみるのをおすすめします。

知識ゼロからの西洋絵画入門

山田 五郎(著)

名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典

名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典
名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典
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時間を掛けてじっくりというより時短でサクサク名画についてポイントを押さえたいならおすすめの一冊。西洋美術を代表する68作品を年代順に紹介してますよ。

14世紀から20世紀にかけて、有名な表現主義の中からそれぞれ数人ピックアップし、作品の特徴、画家の来歴、時代背景などいずれもワンポイント的に解説しています。
それぞれ解説文も短いので読みやすく、コラムとしてマメ知識も紹介されてます。

短くピンポイントで理解したいって人にはうってつけの本ですよ。

名画のすごさが見える西洋絵画の鑑賞事典

佐藤 晃子(著)

巨匠に教わる絵画の見かた

巨匠に教わる絵画の見かた
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絵画の巨匠が他の巨匠の絵画について語っているエピソードを交えた、ちょっと変わったユニークな解説本です。
巨匠がほかの画家をどう思っていたのか、どこに注目していたのかなど裏側の感情などが分かると、名画の見方がちょっと分かってくるというか、変わってくるような気がしますね。

ただ少し作品のサイズが小さいかなぁ? 観賞用というのには使えないと思います。あくまで美術史の大きな流れと重要な画家の特徴や関係性を知るための本といった感じでしょうか。
分かりやすく面白いので、初心者向けの美術入門といった本ですね。
文献情報もついているので、興味がある人は自分で調べて知識を広げていくのもいいかもね。

巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

早坂 優子(著)

世界でいちばん素敵な西洋美術の教室

世界でいちばん素敵な西洋美術の教室
世界でいちばん素敵な西洋美術の教室
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「世界でいちばん素敵な教室シリーズ」の一冊。一種のビジュアル図鑑という扱いなのかな?
薄めだけどフルカラーの絵画掲載が多く、読むというより絵を見る楽しさがある本です。

最近西洋絵画に興味が出始めたばかりの人が手元に置いて眺めるのにぴったりの一冊。
解説はシンプルなQ&A形式で、シンプルだけどいざ聞かれるとあれ?っていうような疑問に答えてくれている面白い本ですよ。
ビジュアルブックとしてぜひ手に取ってみてください。

世界でいちばん素敵な西洋美術の教室 (世界でいちばん素敵な教室)

永井 龍之介(著)

いちばん親切な 西洋美術史

いちばん親切な 西洋美術史
いちばん親切な 西洋美術史
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上記ですでに簡単なクロニクルを書いてしまってますが、エジプト美術から現代アートまで、300点もの名画のカラー写真でもっと詳しく、時代背景や影響などが分かる美術史入門です。

建築や聖堂などにも写真が添えられ解説されているので、なるほど、一番親切なっていうのはなかなかいいえて妙だなって思う一冊ですね。

テーマも見開きで絞られているので、かなりわかりやすい本だと思います。
もうちょっと詳しくちゃんと知りたいっていう人には、ぜひ読んでもらいたい一冊ですね。

いちばん親切な 西洋美術史

池上英洋 (著) 川口清香・荒井咲紀 (その他)

武器になる知的教養 西洋美術鑑賞

武器になる知的教養 西洋美術鑑賞
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ビジネスリテラシーのための西洋美術鑑賞術と言うべき本かな?
東京藝大美術館館長による、「感性に頼らない」美術鑑賞知識が身に付く、まさに武器になる教養書って感じす。私には関係ないけど、ビジネスエリートを目指すんだったら読んでおいた方が良いんじゃないw。

まあそう言ってもそんなに小難しい本ではないんですよww。
誰もが知っている代表的な名画、ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」、モネの「印象、日の出」、ゴッホの「ひまわり」、ムンクの「叫び」、デュシャンの「泉」、フォンタナの「空間概念・期待」、ウォーホルの「マリリン・モンロー」等々、ルネサンスから 現代アートまで、 西洋美術に革命を起こした 作品 23 作に絞って 解説しています。

解説も「表現」と「史実」の二つにパキッと分けて解説されているので非常に流れもつかみやすくよく出来た解説本ですね。
名画にメッチャ詳しくなれるだけじゃなく、絵画展が10倍楽しくなる本ですよww。

武器になる知的教養 西洋美術鑑賞

秋元 雄史(著)

チャートで読み解く美術史入門

チャートで読み解く美術史入門
チャートで読み解く美術史入門
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画家同士の関係性や作品の関係性などをチャートにして解説しているけっこう面白い本です。
まあ、あくまでざっくり理解するっていうのに向いている本で、ある意味新しい試みっていうところもあるのかな? まあそういう本ですよw。

美術展などでは、ワークショップなどでの画家の裏話的な内容が人気になっていているので、そういう裏話的な話が好きな人には最高のおかず本じゃないですかねww?
西洋画だけでなく日本の美術史についても書かれているので、作品の相関関係などがざっくりと見えてくるユニークな一冊です。

意外なところで意外な人が繋がってたりするので、今まで興味がなかった分野の作品にも関心が湧くかもしれませんよw。

チャートで読み解く美術史入門

ナカムラクニオ (著) 玄光社 (その他)

マンガでわかる「西洋絵画」の見かた: 美術展がもっと愉しくなる!

マンガでわかる「西洋絵画」の見かた: 美術展がもっと愉しくなる!
マンガでわかる「西洋絵画」の見かた: 美術展がもっと愉しくなる!
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マンガで分かる西洋絵画の入門書。
美術教本は堅苦しくって無理!っていう拒絶反応を持っちゃった人にはおすすめっすよw。
中世~近代を中心に、マンガで楽しくわかりやすく西洋絵画美術史や作品の見方、美術展をもっと楽しむ方法を解説してます。
マンガで書かれてるからって結構侮れない、かなりの情報量です。
ちょっと字が小っちゃいのとギュッと詰め込みすぎかなぁっていうところはあるんですが、内容はかなり詳しくなるので良い本ですよ。

ちょっとおしゃれ雑誌に描かれているようにウマヘタ風のマンガなので、後はこのマンガの画風が気に入るかどうかだけですかねぇww。

マンガでわかる「西洋絵画」の見かた: 美術展がもっと愉しくなる!

池上 英洋 (監修) まつおか たかこ

鑑賞のための西洋美術史入門

鑑賞のための西洋美術史入門
鑑賞のための西洋美術史入門
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大人から子供まで読める良本。
難しいこと言われると頭が痛くなるぅ~!眠くなるうぅ~!って人にはおすすめですわww。イラストが説明してくれて分かりやすく、難しい内容や用語はQ&A方式で解説してくれてます。年表で比べながらなので理解もしやすいですね。

頭から読んでくってよりも、あっ、この絵知ってる!って見つけたところから読んで広げていくっていうのがやりやすい本ですよ。子供と一緒に読んでも面白い、入門用としては最適な一冊です。

鑑賞のための西洋美術史入門 (リトルキュレーターシリーズ)

早坂 優子(著)

カラー版日本美術史

カラー版日本美術史
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西洋美術が分かってくると、やっぱりすごく気になってくるのが日本美術史。
古代から20世紀末までの日本美術史の流れや作品などが297点の図版で解説されてます。
正直言って、日本美術のクロニクルやポイントになる作品の解説って小難しいものが多かったり、時代でこま切れに研究されてるものが多くて全体像を掴みにくいんだよね。

たぶんこの本が一番教科書的で分かりやすく、全体把握するには日本美術史完全版って感じだと思うので、日本の美術にも興味が出てきたら、ぜひ、読んでみて欲しい初心者にもやさしい一冊です。

増補新装 カラー版日本美術史

辻 惟雄 (監修, 監修)

名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑

名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑
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正直言ってこの本は、かなりマニアックな本になるかなw。
すでに結構入手困難な本になってるみたいなので、どうしても気になるって人だけ探してみてください。

オールカラーの豪華な本で、215点の名画の様々なアトリビュート(持っている物)や、その描かれた物だけで意味を持つシンボル(象徴)を解説した一冊です。

西洋画ではよく登場するモチーフに隠れた意味やメッセージが隠れていることが多いです。宗教的な意味が隠れていたり、当時の倫理観だったり画家の隠したシンボルだったりと様々。これらの意味を知ると、さらに一歩深く絵画が理解できるようになると思います。
まあ、結構美術オタクの一分野だと思うので、気になる人はチェックしてみてください。

名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑 (ビジュアル選書)

平松 洋(著)

絵でわかるアートのコトバ

絵でわかるアートのコトバ
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B6サイズのちょっと小さなあんちょこみたいな本です。
美術館や展覧会などに持って行くのにちょうどいいサイズ感。ちょっと普段使わない美術用語や言い回しなどがあるとき、ペラペラッとめくって確認するのに最適ですわ。

「美術の言葉」を153種類掲載、丁寧に解説されてます。西洋美術、日本美術、建築、色彩などジャンルに分けられていて、図解や作品例も掲載されてるのでわかりやすい。
まあ、いらない人には全くいらないと思うけど、私みたいに頭の悪い人はすぐスポッと記憶から抜け落ちちゃうからねw。結構必需品だったりしてww。
美術用語が分かるだけで、パンフや解説を読んだだけでも理解が深まりますよ。

絵でわかるアートのコトバ

「美術検定」実行委員会 (編集)

現代アート事典

現代アート事典
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正直言って、私にとっては古典より現代アートの方が分かりにくくて難しいw。
特に言葉がねぇ、よく分かんないよねぇww。

現代アートはむずかしい・・・そう思ってる人におすすめです。基本のコンセプトと流れを整理できて、シンプル&明快に理解できます。

モダンアートの基礎知識から現代の最新動向まで、40のテーマに沿って徹底整理。600超の厳選項目で「人・事・物」を最速検索できるインデックス付。現代アートの用語が分からんって人にはありがたいww。

現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで……世界と日本の現代美術用語集

美術手帖編集部 (著, 編集)

現代アート、超入門!

現代アート、超入門!
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新書なので「ん?なに? 学術書?」って思ったんですが、題名通りホントに超入門でしたww。
あんまり現代アートというものに触れてこなかったっていう人には理屈とノウハウで分かりやすく理解できます。

フォーヴィスム、キュビスム、表現主義、コンセプチュアルアート、ダダ、新造形主義、シュルレアリスム、抽象表現主義、ポップアート、サイト・スペシフィック、ポストモダンと時系列で紹介されているので、一通り理解できますよ。
現代アートを理解する最初の一冊には、良いかもしれませんねw。

ただこの本は2010年頃の本なので、それ以降はさらに進化し、さらに多極化しているので、そのことは事前情報として知っておいた方がよいと思います。

現代アート、超入門!

藤田 令伊(著)

現代アートとは何か

現代アートとは何か
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かなり現在視点で解説された、結構斬新な現代アート入門書です。
現代アートとは何かという答えをちゃんと出しているという所も新しい。

現在のグローバル社会視点で現代アートの常識やルール、本当の姿を解説しつつ、どうしてこのような表現になっていったのか、これからどう変わっていくのかを考えさせられます。「現代アート採点法」も掲載されていて、「難解」と思われがちなアート作品がホロホロと分かりますよ。

もうちょっと読みやすい文章で書いてくれてると嬉しかったんですが、体系化して理解するには最適だと思うので、現代アートに興味が湧いた人はぜひ読んでみて欲しい一冊です。

現代アートとは何か

小崎 哲哉(著)

感性は感動しない

感性は感動しない
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かなり売れてる本なんですが、賛否が分かれる本でもあります。
25校以上の大学入試で出題された本だと聞いて、美術評論や評価の見方が書いてあるのかと思ったら、ほとんどがエッセイ本ですわw。

ただ、どういう見方をしてどう評価していけばいいかをどのようにして養ってきたかということがよく分かる本でもあります。正直ね、私は「?」が浮かんじゃったり、美大の大学教授がそれを言っちゃダメだろう!ってことが私の信条としてはちょいちょいあったんで、ん~って思う内容でもありましたw。

ただ、人によっては大変ためになる良本と感銘を受ける人もいるんだろうなぁっていうのもよく分かるのよww。アートには正解は無いっていうじゃない? だから自分とは相いれない意見を持つ人の言葉って重要だと思うのよ。いろんな見方や考え方があるんだから、あえてこういう本も私はOKだと思うんだよね。

サラッと読みやすい本なので、ぜひ一読してもらいたい一冊ではありますね。

感性は感動しない――美術の見方、批評の作法

椹木 野衣(著)

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
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私は全然エリートではないし、どちらかといえば 社会のアウトサイダー、ドロップアウト組なので全然気にも留めてなかったんだけど、ビジネス講座とかリーダー育成とか、エリート組っていう人たちは確かにアートのカリキュラムって入っててすごく熱心に勉強してるんだよね。

日本だとあまり見かけないっていうかちょっと遅れてる感じはあるんだけど、特にアメリカのエリート層では必須項目だしマジモンでやってるよね。近代・現代アートに特に力を入れてる感じはあるかなぁ。

正直最初はなんとなくっていう感じで理解してたんだけど、この手の書籍を読んで、なるほどって思いましたw。もう時代は「直感」と「感性」の時代らしいです、知らんけどw。

アンテナ鋭い人は美術系書籍ということで、この手のビジネスとの絡みの良本を探している人も多いと思うので 一応紹介しておきます。

理論と入門編としては期待以上の内容だと思うのでおすすめします。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~

山口 周(著)

ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 西洋美術

ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 西洋美術
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教養主義としてアートをとらえるならこの本がおすすめ。
哲学編からの続編になりますが、西洋美術だけに絞って知るんだったら全然OKです。

お金のこと、宗教のこと、いろいろなテーマがあり美術を取り巻く様々なことを多面的にとらえることができると思います。「ビジネスエリートのための」というのが気になる人も多いと思いますが、そんなにガチガチな内容じゃないですよww。教養として学んでおくことは大切なんだということを気付かせてくれる一冊です。

ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 西洋美術

池上 英洋 (著) 藤井 匡 (著) 川口 清香 (著) 小倉 康之 (監修)

カラー版 世界の一流が必ず身につけている西洋美術の見方

カラー版 世界の一流が必ず身につけている西洋美術の見方
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ビジネス向けというより一流と言われる人が教養として身につけてるのはこのレベルが必要っていう意味かなって思います。

エジプト美術から現代ポップアートまで、フルカラーで解説されてます。
ちょっと踏み込んだところまで解説されているので、初心者から中級者向けっていう所でしょうかね。完全初心者にはちょっと難しいかもしれません。

ビジネス以外でも、料理人や職人、アーティストなど一流を目指すって人には教養として読んでおいてほしい一冊かなww。

カラー版 世界の一流が必ず身につけている西洋美術の見方

宮下 規久朗 (著)(監修)

絵画鑑賞・現代アートの見方が分かる、身につく、大人の美術入門 まとめ

絵画鑑賞・現代アートの見方が分かる、身につく、大人の美術入門書籍についてピックアップしました。

まあホントはね、アートなんて好きに見りゃあいいんだと思うんだけど、ちょっと知識を得たり見方が分かると違う側面や理解が深まるので、ぜひ毛嫌いしないで眺めてみて欲しいなぁっって思いますw。

人生がちょっと面白く、華やかになるかもしれないですよw。

鉛筆画の描き方に関する記事もチェック

鉛筆画の描き方はまとめ記事にしてます。気になる方はチェックしてみてください。

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