こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回は初心者おじさんの趣味入門!
鉛筆画で子供の人物画を描いてみました。
鉛筆・消しゴムなどの道具の選び方と使い方、描き方の基本ぐらいしか分かってませんが、練習がてら道具も揃えやすく簡単にはじめやすいので、絵心の多少ある無趣味なおじさんにはおすすめ。
相変わらず目標は、ヨロヨロのフガフガになったら市営のカルチャーセンターで、先輩のお兄様お姉様と楽しく和気あいあいと仲間の輪に入れるレベルになれてればOK!ってな感じですww。
今回は私が描いていく流れや手順などをまとめてみました。
今回鉛筆画に使った道具
今回鉛筆画に使った道具は、
- 三菱鉛筆 Hi-uni 2B・B・H・2H の四本
- 練り消しゴム
- 100円ショップで買ったプラスチック消しゴム
- ラストに定着液として、フィキサチーフ
紙は相変わらず本棚の裏から出てきた四隅の黄ばんだケント紙ですww。
たぶんB4サイズだと思う。
減らないよなぁ、全然紙のリサイクルが進んでませんww。
鉛筆画の道具や使い方、紙の種類や選び方については前回詳しく書いてので、気になる人はそちらを確認してみてください。
鉛筆画入門! 人物画の描き方と手順
久しぶりの鉛筆画ですねぇw、描き方忘れてないといいんですがww。
今回は一枚を、前回よりもちょっと細かく描く過程を区分けしたいと思います。
たいした技術はないけど、描き方の方向性とコツを、恥ずかしいですが紹介していきますね。
途中で描く順番の計画変更してますので、この辺も参考になればww。
紙はただのケント紙で、B4サイズです(多分)。紙の四隅やヘリが茶色く変色してるのはご愛敬ってところで、生暖かく見守ってくださいねw。
今回は寝ている子供の女の子で、光がボンヤリ柔らかく当たっている中間色系の鉛筆画を目指します。
濃淡の幅があまりないメリハリをつけるのが難しい色合いをあえて選んでます。
鉛筆の柔らかい繊細なタッチをこの絵を使って練習って感じですかね。
まず、ラフに鉛筆で当たりを取っていきます。
今回淡い中間色で濃淡のメリハリがあまりないので、全体を描き込んで鉛筆の濃さを上げていく方法で書いてみようと思ってます。
あれ?
この方法じゃダメだわ。
子供の全体ラインをある程度描き上げたところで、子供の姿を浮かび上がらせるためには、子供本体ではなく、影から描き上げていかないとリアリティが出てこないことに気がつきました。
計画変更!
ポイントを3つに絞って描く順番を完全に変えますw。
右手を描き込んでみて、よりハッキリしました。
順番が最初の計画と完全に逆です。
子供の全体像を描いてから風景を描き込んでいくつもりでしたが順番を変更。
画面の右側の風景・右手 → 左側の髪の毛 → 右手下部分
この矢印の順番で描く方向に切り替えました。
子供の顔は、ぶっちゃけ一番最後でもOK!
「細部にこそ神が宿る」の典型的なパターンです。
光を主軸にするのではなくて、影を主軸に描き上げていきます。
「図と地」の関係でいえば地をメインに据える感じです。
今回左側の布の出来が、全体の印象の出来になると言ってもいいので、布の模様、光の当たり具合をかなり細かく見ながら描き込んでいきます。
こういうケースでは、練り消し、消しゴムが大活躍します。
練り消しを写真みたいなへら状にして、点、線、面で消しゴムを入れていきます。
ハイライト部分を絞ってうまく残しながら、リアリティーを意識してください。
模様部分の描き方のコツは、先に2Hの鉛筆で模様を描いておくこと。
練り消しで消しても薄くラインが残るように描いておくのがポイント。その模様の上にBや2Bの鉛筆で模様を描く2重構造にしておけばいいわけです。消しゴムで消してもグラデーションを上書きすれば、自然な模様の濃淡になります。
もちろん完全にハイライトになる部分とそうでない部分を計算して描き分けておきます。
画面左側を描き込みました。
この部分は地味ですが、この鉛筆画の土台になる部分なので、丁寧に仕上げます。
画面右側の髪の毛を描き上げます。
動きより、光とボリューム感を意識して描いてます。
右側の髪の毛は、ある意味左側の布の表現とは対照的な存在感と濃淡をあえて作ってます。
髪に合わせて子供の顔をある程度描き込み、左側の布地の濃淡の微調整をします。
布のつながりが分かるように、ある程度ぼかしながら右側にも模様を描き込みます。
子供の左腕をラフに仕上げるようにします。
腕を描き上げながら、子供の顔、ウサギのぬいぐるみも合わせて描き上げ全体のバランスを取っていきます。
下側の布をぼかす代わりにあえてラフに仕上げてぼかしたような雰囲気と鉛筆画らしさを残します。
全体の微調整と仕上げをして、
完成!
最後にフィキサチーフを吹きかけておしまいです。
今回は仕事の合間合間で、ちょこちょこっとしか時間が取れなかったので、一日30分も描いてないかなぁ。
おかげで1か月ぐらい時間がかかってしまいましたww。
今回の鉛筆画をちょっと解説 まとめ
今回、描き上げるまでの工程を書きながら進めたので、もうちょっと詳しく解説しておきます。
ちょっと分かりにくいですが、今回ポイントになっているのは子供の寝顔じゃないんですよね。
子供の顔は、実はほとんど描き込むところがなくて、丸みを出したらおしまいって感じです。
子供の顔を引き立たせるポイントだったのは、顔の周りの、布の描き込み、右腕のトーンの強さ、髪の毛のボリューム感の3カ所です。実際には画面全体を引き締める下側の左腕と毛布も重要なんですが、今回はちょっと置いときますww。
布の表現は労力の割に目立たなくて地味なんでが、この部分をしっかり描き込むと、全体の説得力が出てきます。
一応どんな感じで仕上がってるのか気になるところだと思うので、少しアップにしてみました。
実物の1.5倍ぐらいになってると思いますが、こんな感じです。
消しゴムマスターになればこのぐらいはできる人、ゴロゴロいると思いますよw。
左側は、ボリューム感重視です。
なるべく右側の布と対比するように描いてます。
コチラも実物の1.5倍ぐらいになってると思いますが、こんな感じです。
拡大すると分かりますが、実はそれほど細かく描き込んでないんですよね。
ザクッと描いて、ぼかして髪の毛がたくさんあるようなボリューム感を出してるだけ。
あんまり細かく髪の毛を描き込んでると、描き込むことに夢中になって、全体の構成が見えなくなっちゃうので、鉛筆画の場合は、このぐらいで充分って気もしなくもないですよ。
まあ、大体こんな感じです。
どうでしょう?今回は多少私が知ってる描き方やテクニックを解説しましたが、たかが知れてるので、まあ、あくまで参考までにww。
鉛筆画はおじさんの趣味にできますかね?
結構奥が深そうだと思うんだけどww。
アートの基本は「作る、遊ぶ、壊す」です。他人が評価するってのは入ってこないんですよね。遊んだもの勝ちですよw。
上手い下手なんて最初はだれだって初心者なんだから、気にしない気にしないw。
こんなの誰が評価するってわけでもないので、適当に好きに遊べればそれでよし!究極の我儘、自己満足の極致ですww。
下手だって、数をこなせば味が出てくるもんです。そうなったらこっちのもんですよ。
私としては「目指せ!老後の憩いの場、カルチャーセンター」なのですが、おじさんがお金をかけず楽しむ遊びとしては、結構いい線いくんじゃないでしょうかねww。
趣味の入り口としては独自性もあって、自由度の高さからも入りやすくていいかもしんないですよww。
とりあえずは好きなように描いてみる、そこから始めてみませんか?