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シグナスX-SR(SE44J)オイルドレンボルトをマグネットタイプに交換

2024年1月17日

シグナスX-SR(SE44J)オイルドレンボルトをマグネットタイプに交換

こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!

シグナスX-SR(SE44J)のオイルドレンボルトをマグネットタイプに交換!

と、言いたいところなんですが、前回オイル交換してから160kmしか走ってないんで、次回のオイル交換の時までちょっと待っててw。もちろん交換したらちゃんと追記しますww。

シグナスX-SRはオイル交換のときドレンボルト(プラグ ストレイトスクリュー)をなめやすいので有名。また、オイルフィルターのないシグナスX-SRは鉄粉を取ってくれるマグネットタイプのドレンボルトに交換、結構おすすめですよ。
他のバイクで散々使ってたんで、経験者は語るですw。

なぜか我が家にはマグネットタイプの新品ドレンボルトが何種類もゴロゴロしてるんですよねw。以前ボロの単車を何台も乗り継いでたんで、そのときストックしてたなごりですw。
「ありゃ? まだドレンボルト交換してなかったわw」
前回オイル交換した時、まだマグネットタイプに交換してなかったのに気がついたわけですよw。しかもドレンボルトがだいぶなめ気味になってたのにも気がついたので交換しとかなきゃだめかなとww。

ちなみに、エンジンオイルを抜くには、
「オイルドレンボルト(プラグ ストレイトスクリュー)」
「オイルドレンプラグ(ストレーナーボルト)」
の2カ所があります。今回はクランクケースの横についてる「オイルドレンボルト」ね。クランクケースの真下についてる「オイルドレンプラグ」を外してもいいんだけど、正直ここからオイルを抜くと少しオイルが残っちゃうんで、ほぼ手を付けないです。

クランクケースの内部形状を見ると、ドレンボルトの方に向かって傾斜がついてるので、真下からオイルを抜くよりドレンボルトからオイルを抜いた方が全部きれいにオイルが抜けますよ。
オイルドレンプラグもトルクを間違えて締めすぎると簡単に割れちゃうんで、注意してねw。

ノーマルのオイルドレンボルトは、

  • ポルトが小さい
  • ボルトの厚みが薄い
  • 角が丸まっている
  • ちょっと柔らかい素材で出来ている

と、罠か!ってぐらい、なめやすいんですわw。

クランクケースのネジ穴を傷めないようにストッパーとしてそうなっているんだと思うんだけど、「わぁ! ドレンボルトなめた~!」ってこと結構やらかしますw。私も何回もやらかしてます。丁寧に扱っても3~4回のオイル交換でなめちゃうことがあるんで、もしかするとノーマルボルトは消耗品扱いなのかもしれないね。部品取りしても100円ぐらいなものだしw。

社外品のドレンボルトの場合だいぶゴツイボルトになるので、なめるってことは無くなるかな?
その代わりオーバートルクは厳禁なので、その辺はしっかり管理してください。

多分この辺メンテで気になるところだと思うので、シグナスX-SRのドレンボルトのサイズやピッチ、締め付けトルク、なめたドレンボルトの外し方、場所や位置、オイルドレンプラグとの違いなど一通り解説しておきます。
基本的に故障や損傷があっても責任は負えないので、ドレンボトルの交換は自己責任でお願いしますねw。

オイル交換については別ページて紹介してるのでそっちを確認してみてください。

シグナスX-SRのドレンボルトのサイズ・ピッチ

シグナスX-SRのドレンボルトのサイズ・ピッチ

手持ちのストックの中にサイズあるかなぁ~って探したら、ありましたww。

シグナスX-SRのドレンボルトのサイズは、

M12×P1.5

ネジ径が12mm、ネジピッチが1.5ってことね。

ノーマルのボルトは全長で23mmだったかな。
手元にあったボルトも全長で23mmで見た感じ同じぐらいだけど、ネジ長12mmだったんで、ちょっと短いかも? 15mmぐらいがちょうどいいのかもしれないけど、まあ、大丈夫なんじゃない?
交換する時一応もう一度計っておいた方がいいかもねw。

たぶんアルミの方はこのボルトです。↓
ただ今回のボルトはアルミ製で柔らかいのでトルクの扱いが難しいw。
最初なら鉄製の穴の開いてないタイプの方がねじ切れる心配はないので安心かな?

シグナスX-SRのドレンボルトのサイズ・ピッチ

無いかなぁ~って思ってたら、机の中を整理してたら出てきましたw。

M12×14×P1.5

机の天板の鉄板に磁石で張り付いてましたww。
サイズ的には14mmなので、こっちの方が純正ボルトに近いかも?

実際には12mmと14mm、どっちが近いか外した時に見比べてみないと分かんないですねww。
まあ、ドレンボルトの長さなんて大した問題じゃないとは思いますがww。

PS。後日、純正ボルトを外して長さを比べてみました。
ボルトの長さは15mm、ネジ部分は14mm。M12×14×P1.5で正解みたいです。
長さを比べてるのはこちらのページでやってるので、確認してみてください。

ちなみにこのボルトは、残念ながらマグネット搭載ですが、こちらはアルミじゃなくスチールのようです。
これもデイトナだったねw。
たぶんこれがそのスチールのポルトです。↓
スチール製はアルミよりも重いけどその分頑丈なので、逆に締めすぎないように気を付けてください。

シグナスX-SRのドレンボルトのサイズ・ピッチ

ボルト部分はだいぶ分厚くてゴッツイでしょ?
ノーマルの6角レンチのサイズは12mmだけど、これは14mmで、ひと回り大きくなります。
今までこのボルトを他の車種でだいぶ使ってきたけど、なめたことはないので大丈夫ですよ。

これはアルミ製。だいぶ堅そうな手触りだけどかなり軽いね。

穴が空いてるのは、レースの時なんかにボルトが振動で抜けないよう、ワイヤーを通してフレームに固定しておくためのもの。普通に街乗りだったらまず必要ないので、無視していいです。穴が開いてないのもあります。

アルミボルトは物によってはかなり柔らかいボルトもあるので、今度はボルトの頭をねじ切らないようにトルク管理してあげてくださいね。

マグネットタイプのオイルドレンボルトは結構優秀

マグネットタイプのオイルドレンボルトは結構優秀

写真のボルトのこの部分が磁石になってます。
熱に強いネオジム磁石らしいです、よく分かんないけどww。

マグネットタイプのオイルドレンボルトは結構優秀

実際この磁石は結構強力。
大型の万能レンチが余裕で持ち上がりましたw。
鉄の塊なので、たぶん1kg以上あります。先端の不安定な部分を点でくっつけてるのに全然平気。振っても全然離れない。
スゴイよねw。

この磁石でオイル内のスラッジや鉄粉を吸着してくれるのでおすすめですよ。

実際シグナスX-SRはオイルフィルターが無いタイプだもんね、絶対入れといた方がいいよ。
過去他のバイクでこのボルトを入れてた経験では、オイル交換の時、砂鉄っぽいものがちらほらくっついてるぐらいで鉄粉はそんなに多くはないかな。そんなに大きな破片とかは絶対ないので、保険みたいなもんですよ。もし欠片みたいなものが磁石にくっついてきたら、それこそエンジンの一大事ですわww。

ちなみに1万キロ以上走ると、エンジン内のすり合わせが良くなって、かなり鉄粉って少なくなくなります。それでも何やらごそっと出てきたらトラブル抱えている可能性があるので要注意ですよ。

ドレンボルトの締め付けトルク

ドレンボルトは必ず最後の締め込みの前までは手で取り付けてくださいね。
ネジ山を壊さないための対策です。

シグナスX-SRのドレンボルトとドレンプラグ両方の取り付けトルクの指定です。

  • オイルドレンボルト 23N.m
  • オイルドレンプラグ 20N.m

今まで感で締めてた人は、一度トルクレンチで締めてみてください。
意外と緩くて「え? こんなもんなの?」って思うかもしれませんよ。

こんなもんなんですよ、みんなギュウギュウ締めすぎww。
特にアルミ製のドレンボルトは柔らかい素材のものもあるのでトルクが高いとボルトの頭をねじ切っちゃう恐れがあるので要注意です。ノーマルの「ドレンプラグ」も結構脆いので、締めすぎるとネジ部分が割れて真っ二つってことがよくあります。気を付けてください。

ねじ切ってネジが残っちゃうと、スクーターの場合はオイルパンが無くクランクケースに直付けのことが多いので、結構致命的ですよ。
こういう場合は迷わずバイク屋へ持ち込んでくださいw。

でも、緩むのが不安できつく締め過ぎちゃうってのが人情だよね。
そういう人へ理屈を一つ言っておくと、ドレンボルトで重要なのは、実はワッシャーです。

ドレンボルトの締め付けトルク

このワッシャーが入ってるとネジが緩まなくなるという理由もあるんですが、もう一つ、接地面が変形して密閉するっていう役目もあります。

通常ドレンボルトのワッシャーは厚みがあって銅やアルミといった柔らかい金属が使われてます。このワッシャーが、規定トルクで挟まれて締め付けられると、ボルトの表面やクランクケースの表面の見えない凹凸に変形してピタッと密着するっていうことをやってくれてるんですわ。

実はこれのおかげでオイルが漏れたりしないのよww。
だから実はギュウギュウ締め付けても負荷がかかるだけであんまり意味がなかったりするんですわ。
規定トルクで充分な圧力なんですよw。

ちなみにワッシャーも毎回交換すればいいんだけど、私は流用しちゃってます。でもさすがに金属なので変形耐久性はそんなに高くないと思った方がいいかな? 2~3回使ったら交換するようにしてます。私のシグナスXの場合で、3000kmごとのオイル交換なので、大体1万kmぐらいを目安に新品に交換するようにしてますよ。

もしドレンボルトをなめてしまったら? なめたボルトの外し方(ツイストソケット)

なめたボルトの外し方(ツイストソケット)

ヤバい! ボルトをなめちゃって全然回せない!
こんなことってバイク整備を自分でやってるとちょいちょいあったりしますw。
なめたドレンボルトの外し方については、実は結構いろんな方法があります。

バイスプライヤーやロングノーズバイスプライヤーでボルトの頭をガッチリ掴んで回す。
ボルトにドリルで穴を開けて、逆ネジタップをねじ込んで回す。

・・・などなどいろいろありますが、ボルトの頭をなめただけならこれが一番簡単。↓

なめたボルトの外し方(ツイストソケット)

ツイストソケット(ナットツイスター)

特になめやすいノーマルのドレンボルトは、それほど極端に強いトルクで締められてないはずなので、これで充分。
今までの苦労は何?ってぐらい、すんなり外せたりしますよ。

これでだめなら素直にバイク屋に持ち込んでくださいww。

ツイストソケットは見た通り中にスクリュー状の歯がついていて、この歯がガッチリボルトを噛む構造になってます。

使い方は簡単。

  • ツイストソケットをボルトに垂直にあてがって、プラスチックハンマーなどで打ち込む。
  • ソケットレンチを取り付けて時計と反対回しに回せばOK。
  • もちろんボルト自体は頭をかじっちゃうので再使用はできません、交換です。

シグナスXのドレンボルトの場合はちょっと奥まってるので長さの延長ソケットを間に付けた方がいいかな。

まあ、そんなに出番があっちゃいけない工具ですが、あったら便利な工具の一つですね。
ぶっちゃけバラ売りで1つ1000円ぐらいからあるので、必要なサイズだけを買うっていうのでも充分だと思います。私も実際には12mmと10mmの2つしか使ってないもんねw。

古いバイクのレストアとかやってる人だったら錆びたボルトを外すのに必需品だったりします。
そういう人は良く使うサイズのフルセットがあった方がいいと思いますよ。

ただしスクリュー部分の構造がメーカーによって鍵型とスクリュー型の2種類があるので確認しておいてね。バイク用だったらスクリュー型の方がおすすめです。

オイルドレンボルト・オイルドレンプラグの場所は?

オイルドレンボルト・オイルドレンプラグの場所は?

写真がうまく撮れてなくて申し訳ないww。
ブレーキワイヤーの影になってるのが「オイルドレンボルト(プラグ ストレイトスクリュー)」
その奥の19mmのボルトのやつが、「オイルドレンプラグ(ストレーナーボルト)」

間違えないでね。

このオイルドレンプラグって、なんでついてるのかな?
ヤマハ、スズキは付いてる率高いよねw。
確かセロー系やビラーゴ系のエンジンもついてたと思うよ。XJRも付いてたかな?
やっぱりオイルパンが特殊な構造で簡単に取り外せないタイプのものが多かったような気がする・・・。
まあ、私は触ることはほとんどないんで、どっちでもいいんだけどねww。

上でもちょっと書いたけど、オイルドレンボルトを外してエンジンオイルを抜いた方が、綺麗にオイルが抜けますよ。オイルドレンプラグを外してオイルを抜くと、クランクケースの中に100ccぐらいオイルが残る感じがしますよ。

最悪、ドレンボルトを抜かないでオイル交換する方法

ドレンボルトの話をしてるのに、最悪ドレンボルトを抜かなくてもオイル交換できる方法ってのもあるので、書いておきますね。

エンジンオイルを下から抜くのではなく、上から吸い出すって感じです。

ドレンボルトを抜かないでオイル交換する方法

このオイルレベルゲージ部分からオイルを吸い出します。

ぶっちゃけクルマ用の電動オイルチェンジャーを持ってるなら、それでオイルを入れるオイルレベルゲージにホースを突っ込んでオイルを吸い出してみてください。

クルマと違ってクランクケース内が狭くて入り組んでるので、細くて柔らかいホースでないと入らないと思いますが、それでも結構イケんでしょww。

私のクルマ用オイルチェンジャーは、ホースがワイヤーメッシュホースだったので上手く入っていかず、断念しましたw。

ドレンボルトを抜かないでオイル交換する方法

しかしDIYなら、ポンプボトルが結構使えますよ。

意外とこれ、どのバイクでもオイルの抜き取りができちゃうので結構便利ww。
私が使ってるのは100円ショップで買ってきたボディーソープ用の詰め替えボトルのポンプ部分だけ。
できるだけ中の透明ホースが長くて太いのがおすすめです。

元々は、エンジンオイルを入れすぎてしまった時、ちょこっとオイルを抜くのに使ってる代物です。
これでホースをグリグリっと奥に押し込んで、シュコシュコノズルを動かすと、意外としっかりオイルが吸い出せます。まあ、完全に全部とはいかないんだけどねww。シグナスXだと1リットルもエンジンオイルは入ってないので、意外とこの方法の方が簡単ですぐ終わりますよww。

もちろん注意点もあります。
暖気して高温になってる状態だと、ポンプボトルだと火傷します。程よく熱々ぐらいに冷めてからやってみてくださいw。
もう一つは、100円ショップのポンプだと中の透明チューブとポンプの接続部が、オイルでスポッと抜けやすくなることかな。

ドレンボルトを抜かないでオイル交換する方法

ポンプによって違うと思うけど、私が買ったものはこの部分。

あんまり中にグイグイ押し込んでクランクケースの中で透明チューブが抜けて取り出せなくなったらピンチです。実は1回やりかけましたww。ラジオペンチでうまくつかめて引っ張り出せたからよかったものの、結構ヤバかったですわw。

ドレンボルトを抜かないでオイル交換する方法

ピタッとポンプのサイズに合う50cmぐらいの塩ビのホースに交換できれば安全なんだけど・・・と思ったら、我が家に転がってましたw。何のホースなのかは正体不明ww。意外とこれで解決しちゃいましたよ。いやぁ、安上がりw。これで全然充分ですわ。

まあ、私もオイル交換時期が限界だけど時間がどうしても取れないっていう時に緊急処置として数回やっただけなんであんまりおすすめはしないんだけどねww。

ただ、スクーターのオイル交換はオイルチェンジャーで抜き取って交換っていうバイク店もあるみたいなんで、あながち否定もできないんだよなぁw。手動ポンプ式のクルマ用オイルチェンジャーっていうのもあるみたいなんで、一度試してみてもいいかもねww。

ただ5000円以下の品だと使えないって口コミがあるので、この値段だったら電動のオイルチェンジャー買った方がいいかもw。

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シグナスX-SR(SE44J)オイルドレンボルトをマグネットタイプに交換 まとめ

シグナスX-SR(SE44J)オイルドレンボルトをマグネットタイプに交換

今回シグナスX-SR(SE44J)のオイルドレンボルトをマグネットタイプに交換する話のつもりが、なめたドレンボルトの外し方から、ドレンボルトを外さないオイル交換まで話が飛んでしまったので、ちゃんとまとまったのか、少し心配ww。

シグナスX-SRはドレンボルトをなめやすいので、オイルフィルター替わりのマグネットタイプの社外品のドレンボルトは結構おすすめ。

ただ、ドレンボルトをなめちゃうのはボルトをキツく締めすぎっていうことも充分あるので要注意です。締めすぎでクランクケース側のネジ穴の方を壊しちゃう人っていうのも少なからずいるので、自分が締めすぎる傾向にあるのかどうかというのはちゃんと分析しておいた方がいいですよ。

この機会に一度トルクレンチできちんと管理してみるっていうのもいいかもしれないですね。

あくまで社外品のドレンボルト交換は自己責任でお願いねww。
文句言われても責任取れないしぃw。
ボルトサイズについても一度自分で確認してくださいね!

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