クルマのファミリーバイク特約が使える125ccスクーターは、おじさんの通勤・日常の足ですよね。
私の愛車はシグナスX-SR(SE44J)、もう、すでに2世代ぐらい前の機種になっちゃってるのかな?
でもまあ、まだまだ現役バリバリですわwww。
最近は125ccのスクーターがブームなので、なんちゃってビッグスクーターみたいなのが多いですが、シグナスは普通のスクータータイプで積載量の多さが魅力です。ただねぇ、好んでシグナスを選んでるおじさんには気をつけた方がいいですよwww。今でこそ普通のスクーターですが、ちょっと前までかっ飛びバイクの代名詞だったし、若い頃飛ばし屋のライダーだった生き残りでベテランが多いからねwww。私もシグナスが2ストだった時代からの付き合いですwww。
さてさて話がそれましたが、ちょうどエンジンオイルとギヤオイルの交換時期が重なってきてしまったので、まとめてオイル交換をしたいと思ってます。
ただ、今までスクーターのメンテはバイク屋に丸投げしてたんだけど、長年お世話になっていたバイク屋が店を閉めちゃったんだよねぇ~、完全にバイク難民ですわwww。
詳しくは別サイトの ショック!排ガス規制で行きつけのバイク屋が廃業! で書いてるのでそちらを見てください。
さて、近所に気軽に持ち込めるバイク屋が無くなってしまったので、しょうがない、昔取った何とかで、自分でオイル交換をしてみました。
バイク屋にシグナスを持ち込んだ場合、正規の工賃込みで、エンジンオイル交換が3500円ちょい、ミッションオイル交換が2000円ちょいぐらいかな? 自分でやればオイル材料費だけなので両方交換しても2000円弱ぐらいで終わりますwww。
コストだけで考えればこんなもんですが、面倒くさい、手が汚れるのが嫌、機械が苦手、使用済みオイルの処理の仕方が分からないという人は、素直にバイク屋に持って行った方がいいかもね。
正直バイクのオイル交換なんて、クルマに比べたらそんなに難しいもんじゃないので、チャチャッとやってしまいましょうwww。
私のシグナスは日本仕様のスクーターですが、台湾仕様のスクーターでもこの辺の構造はまったく同じ、下手すればほとんどのスクーターすべて同じ構造だと思うので、参考にしてみてください。
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ショック!排ガス規制で行きつけのバイク屋が廃業! - 腹筋は男の美学
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もくじ
スクーターはエンジンオイルとミッションオイルが別です。オイル交換時期が違う!
まず、基本情報を理解しておいてください。
日本の4ストスクーターは、エンジンオイルとミッションオイルが別になってます。
普通のオートバイしか乗ったことがないと「え?」と思うかもしれないですね、私も最初びっくりしましたwww。
通常4ストのバイクはエンジンとミッションが一つになっているので、別々にオイル交換をするという概念がありませんでした。一回のオイル交換で全部入れ替えができるので手間がかからないというメリットもありますが、エンジンとミッションの両方が入っているので、オイルの汚れや消耗は早いというデメリットもあります。
スクーターの場合、ミッションが後輪にほぼ直結していることや、あまり頻繁な稼働が無いこと、長距離メンテフリーというのを実現するために、スクーターは別々になっている。と、むかし知ったかライダーに教えてもらった記憶がありますwww。
まあ、どこまでホントかは分かりませんが、別々にオイル交換が必要なのだけは確かですよ。
- エンジンオイルは3,000kmごとか、1年使用で交換目安。
- ギアオイルは10,000kmごとか、4~5年使用で交換目安。
大体の目安ですが、ギアオイルの交換は忘れがちですよねぇwww。下手すれば、一度も交換したことがないっていう人も結構います。交換したからって変化を感じないオイルでもあるし、ぶっちゃけ交換しなくて数万キロ走っても平気だったりするんだけど、たまには交換しときたいもんですwww。
私も前回の交換から16,000km近く交換してなかったので、どうせならと一緒に交換しました。
シグナスX-SR(SE44J)のオイル交換で必要なもの
今回のオイル交換で必要なものはこれだけ。
- エンジンオイル
- ギアオイル
- 計量スポイト
- 廃油処理箱2リットル用
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エンジンオイルは1リットルで4スト用の一番安いやつで充分。
実際使うのは800mlぐらいかな、1リットルは入んないです。
使用オイルは昔から意見が分かれるところなんだけど、ちょっと高くていいオイルを入れたがる人と、私みたいに安いのでいいっていう人といるんですよね。
大型も乗っていた私の実体験ですが、メーカーがバイク個体で指定してない限り、街乗り主体だったら高いオイルなんていらないです。昔はそんなオイルにこだわってた時期もありましたが、結局自己満足ですわw、素人にオイルの違いなんてよくわかんないですよwww。
高いオイルを入れるより、安いオイルでこまめにオイル交換の方が私は良いと思っている派ですwww。
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ギアオイルは、普通にメーカーの物を買ってしまうと1リットルからになってしまいます。
ハッキリ言って、量が多すぎですwww。
実際使うのはシグナスで110mlしか使わないし、長期間交換しないので、余ったオイルは周りの人に配るか、置いておいても酸化してしまって次回絶対使えません。
私はちょっと割高でも写真のようなミニボトルのギヤオイルを買って使ってます。使い切りサイズなので、こっちの方が絶対いいですよ、はっきり言って1リットルは持て余しますwww。
計量スポイトボトルは、ギアオイルを計って入れるのに使っているだけなので、これじゃなくてもいいです。
110mlが計れれば、100円ショップの料理用計量カップでもいいですよ。
計量スポイトボトルは目盛りがついてて計れるし、このまま注入するのに使いやすいので使ってるんですが、ずいぶん昔に買って、ず~っと使ってるので、どこで買ったか、いくらだったか全然覚えてないですwww。おそらく300円しないと思う。ゴメンね。バイク用品店に行くと売ってると思うよ、多分www。
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オイル交換は廃油処理箱が無くちゃ始まらないですよねwww。スクーターだったら、一番小さい2~2.5リットル用で充分です。
あとはシグナスの場合は12mmの六角レンチがあればOKですよ。
シグナスX-SR(SE44J)のエンジンオイル交換方法
なるべくわかりやすく、初心者でも分かるように解説していきたいと思います。
エンジンオイルをあっためる必要があるので、暖気をするか、その辺を20分ぐらい走ってきてください。
エンジンが充分あったまったら、まず、オイルを入れる注油口とオイルを抜くドレンボルトを確認です。
注油口は車体の右側のマフラーの当たりにあります。
ドレンボルトは左側、センタースタンドの横ぐらい、オイルパンの横についてます。
まず、センタースタンドを立てて、注油口のオイルレベルゲージを緩めます。
これはオイルを抜きやすくするための空気口の代わりです。開けなくてもいいっていう人もいるので、その辺はご自由にwww。
廃油処理箱をドレンボルトの下にセットします。
オイルが横に飛び出してくるので少し手前にセットしてください。ちゃんと箱に入らないと下に撒き散らしてしまいますからね。
ここ以外にオイルパンの真下にも全部のオイルを抜くドレンボルトがついてて、申し訳程度の金属製のオイルフィルターがついてます。人によってはこちらを外せという人もいますが、そもそもエンジンを分解する時に使うボルトなので、一般的なオイル交換ではそこまでやる必要はありません。上でも書いてますが、マメなエンジンオイル交換をしているのであれば、横のドレンボルトを外すオイル交換で充分ですよwww。
12mmの六角レンチでボルトを外して、オイルを抜きます。
この時のボルトを締めてたトルク感を覚えておいてくださいね。
オイルはそんなに汚れてないですねwww。
ちなみにオイルは結構熱くなってるはずなので、ボルトを外す時にヤケドに気をつけてくださいね。
一応ドレンボルトとワッシャーが破損してないか、変な歪みや汚れが付いてないかチェックしてください。
シグナスのワッシャーは変形してなければ流用しちゃって問題ないですが、スズキのバイクなんかではボルトを締めると潰れて圧着するタイプのワッシャーを使っていることがあるので、このタイプの場合は毎回使い捨てなので、交換してください。
シグナスの場合、毎回ワッシャーの交換は必要ないし、オイル漏れしないので私は一回も交換したことがないのですが、最悪の場合は交換した方がいいです。
オイルを抜いてしばらく放置した後、完全にオイルが出きったら、ドレンボルトを閉めます。
この時、外した時のトルク感を思い出して同じぐらいのトルクで締めるようにしてください。
わざわざサービスマニュアルで締め付けトルクを調べて締めるほどのことじゃないと思ってます。人間の感覚って結構正確ですwww。ギュウウウゥッて感じじゃなくて、ギュ!って感じで締めてくださいね。
要はオイル漏れしなきゃいいんですから、そんなに厳密に私はやってませんwwww。
最後にオイルの注入です。
車体の右側のオイルレベルゲージを抜き取ります。
ここから新しいオイルを入れてください。
スクーターの場合、コンパクトに収めるために注油口がちょっと奥まっていることが多いです。
本当はじょうごとかを100円ショップとかで買ってくればいいんですが、後で洗うのが面倒なので、私はオイルの口金に直接ガムテープをぐるぐるっと巻いて短いホースを作ってオイルを流し込んでます。
終わったらそのまま捨てちゃえばいいからね。
今回のオイル交換では、1リットルは入りません。大体800ml~900mlぐらいです。
感でこのぐらいかな?って少なめに入れながら、オイルケージを差し込み適量をチマチマ探ってくださいwww。
ちなみにオイルケージは写真ぐらいの感じになったらOKです。
ポイント
オイルケージでの計り方を間違えてる人がいるので注意
オイルケージでオイル量を計るときは、オイルケージを締めた状態で位置を計らないでください。
オイルケージをそのままフリーの状態で注油口に突っ込んでそのまま出すというのが正しい計り方です。ネジを締めて計ると、ネジ部分の長さ2cm分ぐらいオイルが足りなくなってしまいますよ。
あとはオイルケージをしっかり締めて、5分ぐらい暖気してエンジン内部にオイルを回してやってください。
一度エンジンを止め、1分ぐらいたったらオイルゲージでもう一度オイル量を確認。足りなくなってたら足してください。
その後、オイル交換したドレンボルトの下を指で触ってオイル滲みやオイル漏れしてないか確認してください。
ここまではオイル交換の時の最後の一連の流れです。
どうしてもドレンボルト周辺が気になる神経質な人は、翌日以降次回乗るとき、一度ドレンボルト周辺を触ってオイル滲みがないか確認してください。締めが甘い場合、時間をかけてゆっくり滲んでくることが多いので。
これでエンジンオイルの交換は終了です。
シグナスX-SR(SE44J)のギアオイル交換方法
さて、続いてミッションのギアオイルの交換です。
エンジンオイルの交換の後だと、せっかく攪拌されていたギアオイルが落ち着いてきてしまっているので、一度エンジンをあおってタイヤをしばらく回すか、その辺を20分ぐらい走ってきてください。
エンジンオイルと同じく、オイルを入れる注油口とオイルを抜くドレンボルトを確認です。
車体の左側、後輪タイヤの部分の白いプラスチックのネジの蓋部分がギヤオイルの注油口です。
注油口の真下ぐらいの斜めについてるネジがドレンボルトです。
まず、ギヤオイルを抜く前に、オイルの準備をします。
私はこの計量目盛り付きのスポイトを使いますが、無ければ計量シリンダーでも計量カップでもなんでもいいです。
シグナスのギヤオイルは110ml。
思ったよりちょびっとしか入りませんwww。
メーカーのギヤオイルだと1リットルからしか売ってないので、私はこういうタイプの少量売りのギヤオイルを使ってます。違いなんてホントに無いですよ、正直1リットルなんて買っちゃったら、他に使い道が無くて無駄に腐らせるだけですwww。エコのためにもスクーターだったらこれで充分www。
110mlってこんなもんです。
ぶっちゃけエンジンオイルと違ってオイルゲージというものが全く無いので、きちんと計って入れないとダメです。適当は厳禁です。
それではオイルの交換をしていきます。
まず、給油口のボルトを外します。
このボルトの破損やゴムのОリングがダメになってないか確認しておきます。
よほど古いものでなければまずそのまま使えると思いますが、10年以上たっているとОリングが腐ってる場合があるので、その場合は交換してください。
廃油処理箱をドレンボルトの下にセットして、12mmの六角レンチでドレンボルトを取り外します。
エンジンオイルのドレンボルト同様、締め付けているトルク感を覚えておいてくださいね。
おや? 思った以上にオイルは綺麗でした。
綺麗だと思ってたら、最初と最後になんかヘドロみたいなドロドロの変な液体が出てきました。
これだからオイルはおっかないんですよねぇ~。
綺麗だと思ってたんだけど、よくよく触ってみると、粘度が完全になくなってます。結構ヤバかったかもwww。
ドレンボルトの破損とワッシャーの確認。
特に異変はないのでこのまま再利用です。
完全にオイルが抜けたら、ドレンボルトを取り付けます。
外した時と同じトルク感でギュッ!と締めてください。
注油口から、計っておいたオイルを全部入れます。
注油口のボルトを締めて終了です。
ドレンボルト周辺を指で触ってオイル漏れやオイル滲みが無いか確認してください。
こちらも気になる人は、後日触ってオイル滲みが無いか確認すればOKです。
ギヤオイルはレベルゲージが無く、計って入れた量が全て。
タイヤを回してオイル面の高さを確認することができないため、これで終了になります。
シグナスX-SR(SE44J)のオイルの交換 まとめ
ね、意外と簡単だったでしょ?
スクーターの場合は、普段の完全な足として使ってしまっているので、乗りっぱなしで空気圧すらなんにもしてないってことが多いです。意外とメンテをちゃんとしてないことが多いんだよね。まあ、私もバイク屋にオール投げっぱなしで自分でいじるってことはほとんどしてなかったから、あんまり人のことは言えないんだけどwww。
手軽すぎて命を乗せてる乗り物っていう自覚が薄いんだよねぇ。
40km出れば、立派に人死にが出るレベルだからね、気をつけましょうwww。
さて、今回のメンテはちゃんとメンテナンスノートに記入して管理しておいてくださいね。
バイクを買うと必ず書類と一緒についてくる上のノートです。
バイク屋に任せっぱなしだったら必ずバイク屋が記入しているはずなので、その続きに書いてけばいいんです。
いつ何をどこでどうしたかが分かるだけでも、次にいつ何をしなきゃいけないかが分かる一種の健康診断書みたいなもんですので、面倒がらずに記入してくださいね。
最悪バイクを売ったときにも、多少値段に色がつくかもよ?
今回のコンテンツに登場したもの一覧
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