

こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回はエンジンオイル交換とギアオイル交換の方法です。
クルマのファミリーバイク特約が使える125ccスクーターは、おじさんの通勤・日常の足ですよね。
私の愛車はヤマハ シグナスX-SR(SE44J)、グリファスが登場して久しいので、もう、すでに3~4世代ぐらい前の機種になっちゃっているのかな?
でも、まだまだ現役バリバリですわw。
最近は125ccのスクーターがブームなので、なんちゃってビッグスクーターみたいなのが多いですが、シグナスは普通のスクータータイプでフラットステップ、積載量の多さが魅力です。
今回ちょうど、エンジンオイルとギアオイルの交換時期が重なってしまったので、まとめてオイル交換をしたいと思ってます。
ただ、今までスクーターのメンテ作業はバイク屋に丸投げしていたんだけど、長年お世話になっていたバイク屋が店を閉めちゃったんだよねぇ~、完全にバイク屋難民ですわw。
近所に気軽に持ち込めるバイク屋が無くなってしまったので、しょうがない、昔取った何とかで、自分でオイル交換をしてみました。
正直バイクのオイル交換なんて、クルマに比べたらそんなに難しいもんじゃないので、チャチャッとやってしまいましょうw。
私のシグナスは日本仕様のスクーターですが、台湾仕様のスクーターでもこの辺の構造はまったく同じ。私のシグナスの型式は3型だったかな? 2型、3型、4型、グリファスも多分そんなに違いは無いと思います。
ほとんどのスクーターすべて同じ構造だと思うので、参考にしてみてください。
ただし、オイル交換は定番のセルフメンテとはいえ、意外とハイリスクハイリターンな作業です。
ドレンボルトをちゃんと締められないとオイルが漏れて後輪がスリップしたり、エンジンが焼き付いて廃車になったりしますからねw。また、メーカー指定や純正の適合するオイルや粘度など、ちゃんと選ばないといけないので多少知識も必要です。
ホントに自信が無いのであれば、バイク屋でオイル交換作業してもらってくださいねww。
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スクーターはエンジンオイルとギアオイルが別です! オイル交換時期も違う!
まず、基本情報を理解しておいてください。
日本の4ストスクーターは、エンジンオイルとギアオイル(ミッションオイル)が別になっています。
普通のオートバイしか乗ったことがないと「え?」と思うかもしれないですね、私も最初びっくりしましたw。まるで2ストみたいw。
通常4ストのバイクはエンジンとミッションが一つになっているので、別々にオイル交換をするという概念がありませんでした。
オイルが一緒になっていると一回のオイル交換で全部入れ替えができるので手間がかからないというメリットもありますが、エンジンとミッション(ギア)の両方が入っているので、オイルの汚れや消耗は早いというデメリットもあります。
スクーターの場合、実質的にミッションがベルト駆動のセカンダリー側にあるのであまり消耗がなく、頻繁な交換が必要無いんですわ。後輪のギアボックスを開けてみると分かりますが、ギアが何枚かとベアリング、後輪の軸しか入ってないんですよねw。
ギアが後輪にほぼ直結していることや、あまり極端な稼働が無いこと、長距離メンテフリーというのを実現するために、スクーターは別々になっている。と、むかし知ったかライダーに教えてもらった記憶がありますよw。
まあ、どこまでホントかは分かりませんが、別々にオイル交換が必要なのだけは確かです。
シグナスX-SRのオイル交換時期・距離
- エンジンオイルは、3,000kmごとか、1年使用で交換目安。
- ギアオイルは、10,000kmごとか、4~5年使用で交換目安。
これが大体の目安。
交換走行距離は、エンジンオイル交換時にオイルチェンジランプを設定しておけば、3,000km毎でランプ点灯するので交換時期が気が付きやすいですよね。また、オイル交換を1年してないなんて人もいますが、スクーターの場合、1年で3,000km走ってなければ1年ごとの交換でもいいみたいですよ。
これは私も忙しい時にやったことあります。面白いもので、ちょうど1年過ぎたぐらいで急激にエンジンの調子が悪くなるのですぐ分かりますよw。
通常ミッションバイクの場合、オイル交換は3,000km~5,000kmごとの交換か、走行距離が短ければ半年ごとの交換が普通なので、スクーターの方が少し余裕があるって感じでしょうね。ん? そんなに変わんない?
ただ、ギアオイルの交換は忘れがちですよねぇw。下手すれば、一度も交換したことがないっていう人も結構います。交換したからといって変化を感じないオイルでもあるし、ぶっちゃけ交換しなくて数万キロ走っても平気だったりするんだけど、スクーターでは結構大切なベアリングが入ってる部分でもあるので、たまには交換しときたいもんですw。
私も前回の交換から16,000km近く交換してなかったので、どうせならと一緒に交換しました。
オイル交換の費用・工賃
ちなみになんですが、オイル交換の値段のお話。
私がバイク屋にシグナスを持ち込んだ時の値段は、正規の工賃込みで、エンジンオイル交換が3,500円ちょい、ミッションオイル交換が3,000円ちょいぐらいだったかな?
オイル代 + 工賃1,000円~2,000円ぐらいだと思いますよ。
今は物価高なので、もうちょっと金額は上がってるかもねw。
自分でマメにオイル交換してれば、エンジンオイルは安いやつで1,500円ぐらい。ギアオイルも1,000円ぐらいかな。廃油処理箱を入れても、オイル費用だけなので両方交換しても2500円強ぐらいで終わりますかねw。
コストだけで考えればこんなもんですが、面倒くさい、手が汚れるのが嫌、機械整備が苦手、使用済みオイルの処理の仕方が分からないという人は、素直にバイク屋に持って行った方がいいかもね。
自分でオイル交換するメリット
- 安くオイル交換ができる。
- 機械いじりや基本が分かるようになる。
- メンテで初期トラブルを見つけやすい。
- 愛車に愛着が湧く。
こんなところでしょうか?
昔はバイク屋って全然親切じゃなかったよね。オイル交換に持って行っても「自分でやれ!」って言われて、バイク屋の軒先で工具借りて自分でオイル交換するっていう感覚だったよ。オイル代のお釣りの小銭は工具代で渡すって感じだったなぁw。いつからバイク屋ってこんなに親切になったっけ?
自分でオイル交換するとコスパが良いだけじゃなく、機械いじりの基本が何となく分かってくるっていうか、じっくり車体を見るので、今まで気が付かなかった減りとか傷などの初期トラブルに自分で気が付く、っていうのが大きいのかもしれませんね。
間違いなく乗りっぱなしより、自分で手をかけた方が、何となく愛車が分かった気がして愛着が湧くっていうのは確実ですw。
デメリットとしては、工具などの初期投資がある程度必要ってところですかねw。
これも慣れてくると、工具にも愛着湧いてくるから不思議ですよw。
自分が物に「愛が溢れちゃう」タイプなのを自覚しちゃうかもよww。
シグナスX-SR(SE44J)のエンジンオイル・ギアオイル交換で必要なもの

今回のオイル交換で必要なものはこれだけ。
- エンジンオイル
- ギアオイル
- 計量スポイト
- 廃油処理箱2リットル用
エンジンオイル

エンジンオイルはヤマハの1リットル缶、4スト用の一番安いやつで充分、シグナスではおすすめです。
私はいつもヤマハのスタンダードプラスを使ってます、おすすめですよ。
メーカー純正で適合オイルなので一番間違いがありませんw。
いろんなオイルの種類がありますが、高いオイルを入れてもスクーターでは違いは分かりませんよww。
少し詳しい話をすれば、オイルは「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3つに分けられます。
化学合成油は価格も高くて高性能。鉱物油は安いけどほぼ旧車にしか使わない。一番おいしいとこ取りなのは部分合成油ですw。
ヤマハのスタンダードプラスは部分合成油。一つ上のグレードのヤマハ スポーツも部分合成油です。
基本的には部分合成油で、価格の安い方で充分だと思うよ。
ヤマハ純正じゃなくカストロール派という人も少なくないので、そういう人はこっちかな?

実際使う量は800ml~900mlぐらいかな、1リットルは入んないです。
使用オイルは昔から意見が分かれるところなんだけど、ちょっと高くて良いオイルを入れたがる人と、私みたいに純正なら安いのでいいやっていう人といるんですよねw。
大型も乗っていた私の実体験ですが、メーカーがバイク個体で指定してない限り、街乗り主体だったら高いオイルなんていらないです。昔はオイルにこだわってた時期もありましたが、結局自己満足でしたわw、素人にオイルの違いなんてよくわかんないですよww。
高いオイルを入れるより、安いオイルでこまめにオイル交換の方が私は良いと思っている派ですw。
ギアオイル

GRONDEMENT(グロンドマン) スクーター専用ギアオイル(ファイナルギアボックス専用) 300ml 日本製
逆にギアオイルは交換時期が長いので、ちょっと良いものを使うのが定石。
そういう意味でもレースで有名なグロンドマンのギアオイルはかなりおすすめッスよ。
300mlっていう容量も結構絶妙w。
シグナスだったら、ギアオイル交換をさぼってた時にエンジンオイルと一緒に2回連続で交換してコンディションを良くするのにはちょうどいい量です。計量目盛りも付いてて結構便利w。
ギアオイルを一度交換すると分かるけど、鉄粉がかなり混じって出てきます。できれば1万キロを待たずにもう一度クリーニングを兼ねて短期間でもう一回交換したいと思うんですよねぇ。そういう時にホント、便利です。まあ、何回か交換してると分かってくることなんだけどねw。
ギアオイルは、普通にヤマハのギアオイルを買ってしまうと1リットル缶になってしまいます。
ハッキリ言って、量が多すぎですw。
実際使うのはシグナスで110mlしか使わないし、長期間交換しないので、余ったオイルは周りの人に配る努力が必要w。置いておいても酸化してしまって次回絶対使えませんよ。
私はちょっと割高でも写真のようなミニボトルのギヤオイルを買って使ってます。使い切りサイズなので、こっちの方が絶対いいですよ、おすすめです。はっきり言って1リットルは持て余しますw。
もし1回のみの交換だけというなら、125ccクラスだとこのギアオイルも内容量的に150mlでおすすめかな?

今回私が交換したのはこっちのギアオイルです。
正直10W-40のオイルなので、ちょっと粘度は柔らかいかなぁとも思ったんだけど、これも有名なギアオイルで定番だからね、まあ、高温になるわけでもないので信頼性は高いです。
本当はグロンドマンを使おうと思ってたんだけど、売り切れだったのでこっちにしましたわw。
やっぱりグロンドマン人気高けぇなぁww。
計量スポイト・廃油処理箱

オイルは量を量って入れる必要があります。
まあ、エンジンオイルは意外とアバウトだけど、ギアオイルはゲージが無いので量を量らないといけませんからね。
計量容器が必要なのは、シグナスの場合、ギアオイルとフロントフォークオイルぐらいかな?
計量スポイトボトルはかなりマイナーな品だけど、簡単に少量を量って注入するのに便利なので私はよく使ってます。
計量スポイトボトルは、ギアオイルの量を計って入れるのに使っているだけなので、写真のこれじゃなくてもいいですよ。
110mlが計れれば、100円ショップの料理用計量カップでもいいです。
計量スポイトボトルは目盛りがついてて量が計れるし、このまま注入するのに使いやすいので使ってるんですが、ずいぶん昔に買って、ず~っと使ってるので、どこで買ったか、いくらだったか全然覚えてないですww。おそらく300円しないと思う、ゴメンね。バイク用品店かホームセンターに行くと売ってると思うよ、多分ww。
抜き取ったオイルを処理するために、廃油処理箱も結構重要。
私はオイル交換の時はワンセットで必ず買ってます。

オイル交換は廃油処理箱が無くちゃ始まらないですからねw。スクーターだったら、一番小さい2~2.5リットル用で充分です。
あとはシグナスの場合は12mmの六角レンチがあればOKですよ。
シグナスX-SR(SE44J)のオイル量・粘度
交換オイル量と粘度をまとめるとこんな感じ。
- エンジンオイル量は、900ml
- ギアオイル量は、110ml
エンジンオイルはドレンボルトから抜いた時とドレンプラグで抜いた時では違いがある程度出るし、自然消耗などで減ることもあるので、絶対ではないです。おおよそって考えてください。
ある程度入れた後はオイルレベルゲージを頼りに微調整した方が良いです。実際は800ml~900mlじゃないかなぁ、多分。私の感覚ですが。
逆にギアオイルは、量を測るゲージがついてないので、量を測ってある程度正確に入れる必要がありますよ。
エンジンオイルの粘度は、10w - 40が一般的。
いわゆる一般的な粘度で充分です。高級オイルなどでは20w - 50や10w - 60なんていうグレードのもあるけど、レースでもやってない限り、スクーターではかえって始動性が悪くなっちゃうし、もったいないですわw。
普通の粘度で充分性能を引き出せますよw。
ちなみに10w-40というのは、外気温-25℃(10w)まで対応する油膜粘度SAE規格40のオイルという意味。
空冷のシグナスには関係ありませんが、水冷のクーラント液(冷却水)も-25℃が対応基準になってるので、合わせてあるってところでしょうね。
ギアオイルは、一般的には80w~90wぐらいが一般的。
ギアオイル用やファイナルギア用って言われて売っているのは大体この辺りの粘度が多いですね。
ヤマハの純正ギアオイルも80wです。
ただね、ギアオイルって代用として高品質のオイルであれば、10w - 40のオイルでも問題なかったりしますw。
粘度をエンジンオイルと分けてある理由はいろいろあるんだけど、まあ、この話は別のところでするとして、じゃあ、エンジンオイルが少し余るからこれを交換の時に入れちゃえばいいじゃん!っていうのはダメ。
パターンによっては4~5年ぐらい交換しないからね。
ギアオイルとしてギアボックスに入れるのであれば、エンジンオイルでもかなり高品質なものを選ぶ必要があります。
スクーターのギアオイル用として売ってるオイルに、10w - 40wと80wの2種類あるのはこれが理由だったりします。
正直どっちを選んでも違いなんて分かんないですよ。
しいて言えば10w - 40wの方が柔らかいので少し滑らかな感じはするけど、交換時期はきちんと守んないといけない感じはあるかな? 80wは質実剛健って感じw。
まあ、2種類売っていたら、基本は80wだけど、好きな方を選んじゃっていいと思いますよ。
シグナスX-SR(SE44J)のエンジンオイル交換方法
なるべくわかりやすく、初心者でも分かるように解説していきたいと思います。
エンジンオイルを温める必要があるので、暖気をするか、その辺を20分ぐらい走行してきてください。
エンジンオイル交換方法
エンジンが充分温まったら、まず、オイルを入れる給油口とオイルを抜くドレンボルトを確認です。

オイル給油口は車体の右側のマフラーの付け根当たりにあります。

ドレンボルトは左側、センタースタンドの横ぐらい、オイルパンの横についてます。

まず、センタースタンドを立てて、給油口のオイルレベルゲージをゆるめます。
これはオイルを抜きやすくするための空気口の代わりです。
開けなくてもいいっていう人もいるので、その辺はご自由にw。

廃油処理箱をドレンボルトの下にセットします。
オイルが横に飛び出してくるので少し手前にセットしてください。ちゃんと箱に入らないと下に撒き散らしてしまいますからね。
ここ以外にオイルパンの真下にも全部のオイルを抜くドレンプラグがついていて、申し訳程度の金属製のオイルフィルターがついてます。人によってはこちらから外せという人もいますが、そもそもエンジンを分解する時に使うボルトなので、一般的なオイル交換ではそこまでやる必要はありません。
ちなみにこのオイルフィルターは半永久使用で交換不要ですw。
普通の人はまず交換する必要がありません。
また、シグナスXはオイルをろ過する交換用のオイルフィルターやエレメントというものも付いてないので、交換は考えなくていいですよ。
エンジン内部は横のドレンボルトからエンジンオイルを抜きやすいように斜めに穴が切ってあるので、ドレンプラグよりドレンボルトを外した方が多くエンジンオイルが抜けます。マメなエンジンオイル交換をしているのであれば、横のドレンボルトを外すオイル交換の方が正解ですよw。

12mmの六角レンチでボルトを外して、オイルを抜きます。
この時のドレンボルトを締めてたトルク感を感覚として覚えておいてくださいね。(23 N.m)
オイルはそんなに汚れてないですねww。
ちなみにオイルは結構熱くなってるはずなので、ボルトを外す時にヤケドに気をつけてくださいね。

一応ドレンボルトとワッシャーが破損してないか、変な歪みや汚れが付いてないかチェックしてください。
シグナスのワッシャーは変形してなければ流用しちゃって問題ないですが、スズキのバイクなんかではボルトを締めると潰れて圧着するタイプのワッシャーを使っていることがあるので、このタイプの場合は毎回使い捨て。交換してください。
シグナスの場合、毎回ワッシャーの交換は必要ないし、オイル漏れしないので私は一回も交換したことがないのですが、最悪の場合は交換した方がいいです。
シグナスのドレンボルトのサイズやピッチや、ボルトをなめてしまった時の外し方については別ページにまとめてあるのでそちらを確認してください。

オイルを抜いてしばらく放置した後、完全にオイルが出きったら、ドレンボルトを閉めます。
この時、外した時のトルク感を思い出して同じぐらいのトルクで締めるようにしてください。
人間の感覚って結構正確ですww。ギュウウウゥッて感じじゃなくて、ギュ!って感じで締めてくださいね。
要はオイル漏れしなきゃいいんですから、そんなに厳密に私はやってません。
トルク管理したいのであれば、
ドレンボルトの締め付けトルクは、23 N.m
です。
意外と緩めでOKなんですよw。

最後にオイルの注入です。
車体の右側のオイルレベルゲージを抜き取ります。
ここから新しいオイルを入れてください。

スクーターの場合、コンパクトに収めるために注油口がちょっと奥まっていることが多いです。
本当はじょうごとかを100円ショップとかで買ってくればいいんですが、後で洗うのが面倒なので、私はオイルの口金に直接ガムテープをぐるぐるっと巻いて短いホースを作ってオイルを流し込んでます。
終わったらそのまま捨てちゃえばいいからね。
オイルレベルゲージの見方

今回のオイル交換では、1リットルは入りません。大体800ml~900mlぐらいです。
このぐらいかな?って少なめに入れながら、オイルレベルケージを差し込み適量をチマチマ探ってくださいw。
ちなみにオイルレベルケージは写真ぐらいの感じになったらOKです。
オイルレベルケージでの見方・計り方を間違えてる人がいるので注意!
オイルレベルケージでオイル量を計るときは、オイルレベルケージを締めた状態で位置を計らないでください。
オイルレベルケージをそのままフリーの状態で注油口に突っ込んでそのまま出すというのが正しい計り方です。
ネジを締めて計ると、ネジ部分の長さ2cm分ぐらいオイルが足りなくなってしまいますよ。
オイルが適量入ったら、
- オイルゲージをしっかり締めて、5分ほど暖気。↓
- 一度エンジンを止め、1分ほど放置。
- もう一度オイルレベルゲージでオイル量を確認。
- 少なかったらオイルを足す。
少なかった場合は、もう一度5分暖気、1分放置をして再確認です。 - オイル交換終了
- その後、オイル交換したドレンボルトの下を指で触ってオイル滲みやオイル漏れしてないか確認してください。
ここまでがエンジンオイル交換の時の最後の一連の流れです。
どうしてもドレンボルト周辺が気になる神経質な人は、翌日以降次回乗るとき、一度ドレンボルト周辺を触ってオイル滲みがないか確認してください。締めが甘い場合、時間をかけてゆっくり滲んでくることが多いので。
これでエンジンオイルの交換は終了です。
オイルを入れすぎた時の対処法・抜き方
ちょっと番外編ですが、もし、間違えてエンジンオイルやギアオイルを入れすぎてしまった場合の抜き方です。
一番確実なのはもう一度ドレンボルトを少しだけ緩めて下からオイルを少しだけ抜くという方法ですが、これははっきり言って面倒くさいw。しかも微調整もあまり効かない、オイルでベタベタになる、と、最悪ですw。
私がもしもの時に使ってる方法は、入れた給油口からちょっとだけ抜く方法。

これ、100円ショップで売ってる、ボディーソープやシャンプーなどの詰め替えボトルのポンプ部分。
これをオイルの給油口に突っ込んでシュコシュコやると、あら不思議w、簡単にオイルを抜き取ることができますよw。
微調整も簡単で、大型のオイルチェンジャーなんか使わなくても、ちょっとだけ入れすぎたオイルを抜くのに重宝します。
そんなバカな!って思うかもしれないけど、意外と使ってる人多いですよw。
これって、オフ車に乗ってた時のメンテの裏技だったんだけど、意外とどの車両でも使えるので、工具箱に一つ、必ず入れてますww。
一度チャンスがあれば試してみてww。
シグナスX-SR(SE44J)のギアオイル交換方法
さて、続いてミッション側のギアオイルの交換です。
エンジンオイルの交換の後だと、せっかく攪拌されていたギアオイルが落ち着いてきてしまっているので、一度エンジンをあおってタイヤをしばらく回すか、その辺を20分ぐらい走行してきてください。
エンジンオイルと同じく、オイルを入れる注油口とオイルを抜くドレンボルトを確認です。

車体の左側、後輪タイヤの部分の白いプラスチックのネジの蓋部分がギアオイルの注油口です。

注油口の真下ぐらいの斜めについてるネジがドレンボルトです。

まず、ギアオイルを抜く前に、オイルの準備をします。
私はこの計量目盛り付きのスポイトを使いますが、無ければ計量シリンダーでも計量カップでもなんでもいいです。

シグナスのギアオイル量は110ml。
思ったよりちょびっとしか入りませんw。
メーカーのギアオイルだと1リットルからしか売ってないので、先に書いた通り、私はこういうタイプの少量売りのギアオイルを使ってます。違いなんてホントに無いですよ、正直1リットルなんて買っちゃったら、他に使い道が無くて無駄に腐らせるだけですw。エコのためにもスクーターだったらこれで充分ww。

110mlってこんなもんです。
ぶっちゃけエンジンオイルと違ってオイルゲージというものが全く無いので、きちんと計って入れないとダメです。入れすぎは厳禁です。

それではオイルの交換をしていきます。
まず、給油口のボルトを外します。

このボルトの破損やゴムのOリングがダメになってないか確認しておきます。
よほど古いものでなければまずそのまま使えると思いますが、10年以上たっているとОリングが腐ってる場合があるので、その場合は交換してください。

廃油処理箱をドレンボルトの下にセットして、12mmの六角レンチでドレンボルトを取り外します。
エンジンオイルのドレンボルト同様、締め付けているトルク感を覚えておいてくださいね。

おや? 思った以上にオイルは綺麗でした。

綺麗だと思ってたら、最初と最後になんかヘドロみたいなドロドロの鉄粉交じりの変な液体が出てきました。
これだからオイルはおっかないんですよねぇ~。
綺麗だと思ってたんだけど、よくよく触ってみると、粘度が完全になくなってます。結構ヤバかったかもw。

ドレンボルトの破損とワッシャーの確認。
特に異変はないのでこのまま再利用です。

完全にオイルが抜けたら、ドレンボルトを取り付けます。
外した時と同じトルク感でギュッ!と締めてください。

注油口から、計っておいたオイルを全部入れます。

注油口のボルトを締めて終了です。
ドレンボルト周辺を指で触ってオイル漏れやオイル滲みが無いか確認してください。
こちらも気になる人は、後日触ってオイル滲みが無いか確認すればOKです。
ギアオイルにはレベルゲージが無く、計って入れた量が全て。
タイヤを回してオイル面の高さを確認することができないため、これで終了になります。
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シグナスX-SR(SE44J)のオイルの交換 まとめ

今回はエンジンオイル交換とギアオイル交換をしました。
ね、意外と簡単だったでしょ?
スクーターの場合は、普段の完全な足として使ってしまっているので、乗りっぱなしで空気圧すら確認もなにもしてないってことが多いです。意外とメンテナンスをちゃんとしてないことが多いんだよね。まあ、私も最初はバイク屋にオール投げっぱなしで自分でいじるってことはほとんどしてなかったから、あんまり人のことは言えないんだけどw。
手軽すぎて命を乗せてる乗り物っていう自覚が薄いんだよねぇ。
40km出れば、立派に人死にが出るレベルだからね、気をつけましょうw。
さて、今回のメンテはちゃんとメンテナンスノートに記入して管理しておいてくださいね。

バイクを買うと必ず書類と一緒についてくる上のノートです。
バイク屋に任せっぱなしだったら必ずバイク屋が記入しているはずなので、その続きに書いてけばいいんです。
いつ何をどこでどうしたかが分かるだけでも、次にいつ何をしなきゃいけないかが分かる一種の健康診断書みたいなもんですので、面倒がらずに記入してくださいね。
最悪バイクを売ったときにも、多少値段に色がつくかもよ?