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【シグナスX-SR】スクーターのエンジンオイルの入れすぎや、少ないときの症状は?

2024年4月30日

【シグナスX-SR】スクーターのエンジンオイルの入れすぎや、少ないときの症状は?

こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!

今回はスクーターのエンジンオイルの入れすぎや、エンジンオイルが少ないとき、どんな症状が出るのかについて解説ですw。

「スクーターのエンジンオイルの交換ぐらい自分でできるさ!」
バイク屋のオヤジの作業も見ているので、そんなに難しい作業じゃないはずですw。
こんな感じで交換したけど、なんだかエンジンオイルを入れすぎたような、少ないような?
意外とそういう事ってあるよね。

エンジンオイルは、スクーターの「血液」のようなもの。適正な量がなければ、エンジンはうまく機能せず、最悪の場合、故障を引き起こす可能性があります。エンジンオイルの量が多すぎる場合や少なすぎる場合の症状と、その対処方法について解説します。

スクーターの場合、あまり頻繁にオイル量チェックをしちゃダメってバイク屋のオヤジにも言われた記憶がありますよ。
小排気量でエンジンオイル自体入っている量が少ないので、オイルレベルゲージで頻繁に拭き取って確認していると、エンジンオイルが減ってしまうから、らしいですw。
確かにそういわれると、シグナスXのエンジンオイル900ccで、加減の許容範囲を10%と考えたら言っていることも何となく納得ですわw。

とはいえ、間違えてエンジンオイルを入れすぎてしまったり、少なすぎたりしたらどうなってしまうのか? 気になるところですよね。
私もそれなりにスクーター歴は長いので、色々やらかしている経験からも解説しておきます。

ちなみに、シグナスX-SRのエンジンオイル交換方法については別ページで解説しているのでそちらを確認してください。

結論!スクーターのエンジンオイルの入れすぎや、少ないときの症状は?

結論!スクーターのエンジンオイルの入れすぎや、少ないときの症状は?

エンジンオイルが少ないと、エンジンの内部部品が十分に潤滑されず、摩擦による過度の熱が部品を傷つける可能性があります。また、逆にオイルが多すぎると、エンジン内での圧力過多がオイル漏れやシールの破損を引き起こすことがあります。

エンジンオイルを入れすぎたり、少ない時に起こることを、大体の時系列で書き出しておきます。

エンジンオイルを入れすぎた場合

  1. エンジンがかかりにくくなる。
  2. エンジンの回転が重くなる。
  3. アイドリングが不安定になる。
  4. パワーダウンする。
  5. エアクリーナーBOXにオイルが逆流する。
  6. 白煙が出る、オイル漏れする。
  7. エンジンが壊れる。

エンジンオイルが多すぎる場合は、大体このような症状が出てきて、最終的にエンジンが壊れます。

オイルの量が多いという事は、本来空気が入っていて攪拌されていなければいけない部分にまでオイルが入っているという事になるので、エンジン内でのオイルの抵抗が強くなったり、入っちゃいけないところまでオイルが入り込むということが起こります。
さらに、エンジンの中にオイルがパンパンに押し込められている状態なので、高圧力がかかり、出ちゃいけない所からオイルがあふれ出てきて最終的にエンジンが壊れるw。
エンジンオイルを入れすぎると、こんなストーリーが現象として起こります。

エンジンオイルが少ない場合

  1. ゴロゴロ・ガラガラなどの異音やエンジン音が大きくなる。
  2. エンジンがかかりにくくなる。
  3. エンジンがもたつく・加速が悪くなる。
  4. 燃費が悪くなる。
  5. オイルの劣化か極端に早まる。
  6. オイルポンプがエアを噛んでオイルが循環しなくなる。
  7. オーバーヒートするようになる。
  8. エンジンが焼き付く。

エンジンオイルが少ない場合は、大体こんな症状が出てきて、最終的に熱や摩擦で部品が壊れたり、エンジンが焼き付いたりします。

エンジンオイルが少ないと、本来エンジン内の冷却や潤滑を行っているエンジンオイルが正常に機能できなくなり、エンジンそのものの不調が目立つようになります。

私の経験から言うと、先にエンジンの不調や異音が大きくなってきて、その後熱暴走によるオーバーヒートや焼き付きが起こるって感じですよ。比較的オイル交換をしないでいて古いオイルを使い続けている時にも同じような感じになります。気を付けてw。

感覚的には焼き付きの方がヤバいよねw。エンジンの焼き付きの場合、走行中に突然後輪がロックするなんてあたり前だからねw。シューシュー言ってて二度とエンジンはかかりませんよww。
エンジンオイルが少ないと、こんなストーリーが現象として起こります。

正直、過剰なエンジンオイルの多い少ないが無ければそうそうこんなことは起こらないですが、私のシグナスX-SRなどの小排気量の原付二種などでは、そもそも入っているオイルの量が少ないです。ある程度シビアに考えておく必要はあると思いますよw。

エンジンオイル超過・不足時の警告サイン

普通に走行をしていて、こんな現象が起き始めたら注意が必要です。

超過の警告サイン

  • エンジンからの異音
  • オイル漏れ
  • 加速の鈍化

不足の警告サイン

  • エンジンの過熱
  • 異常なエンジンノイズ
  • 急速なオイル減少

まずはエンジンオイルを疑ってみてください。
それでもおかしい場合はバイク屋へGO!です。

エンジンオイル量がいつの間にか増えてたら危険!

エンジンオイルが、いつの間にかじわじわ増えているって場合は、かなり危険です。
エンジンオイルはオイル下がりや燃焼で「減る」ことはあっても「増える」ことはありません。
つまり、エンジン内にオイル以外の何かが入ってきているってことですよ。

一番考えられるのは雨水か冷却水。
正直雨水が入るというのは普通では考えられません、その場合は多分廃車決定ですw。
普通に考えればエンジンの冷却水がエンジン内に漏れていると思った方が良いです。
私のシグナスX-SRは空冷エンジンなので関係ないですが、最近の原付二種は水冷エンジンが普通になってきたので、考えておかないといけないですよ。

これもかなり危険な状態で、通常少しの水分であればマフラーから排出されてしまいますが、この場合は目に見えて多いはずなので、下手にエンジンをかけて水蒸気になったらかなり危険。
そのままバイク屋へ駆け込んだ方が良いです。

バイクエンジンオイルを入れすぎた時の許容範囲

通常、オイルレベルはオイルレベルゲージの「FULL」マークと「LOW」マークの間、出来れば中間がベスト。

エンジンオイルを少々多めに入れてしまった場合は、上限マークを少し超える程度ならば大きな問題はありませんが、それ以上になるとトラブルの原因になります。

正直入れすぎたり少なかったりした時の許容範囲は、このぐらいは大丈夫って結構書いてあるブログが多いですが、そもそも排気量とエンジンオイルの規定量が車種によって全然違うのでこのぐらいって数字で出すのはナンセンスw。
とはいえ、エンジンを分解組み立てをしたことがあれば何となく分かると思いますが、エンジン開発者もある程度マージンを取ってますよねw。

私の感覚としては、規定量のエンジンオイルを基準に「FULL」から+10%、「LOW」から-10%ぐらいは大丈夫そうです。私のシグナスX-SRだと、規定エンジンオイル量900ccなので、10%と言えば90cc。結構少量だよねww。

排気量の小さな原付二種は結構シビアにエンジンオイル量の確認をしておいた方が無難だと思いますよ。
エンジンオイルの多すぎ少なすぎは百害あって一利なしですw。

オイルレベルゲージを使った正確な測定手順

スクーターの場合はウインドウタイプより、オイルレベルゲージの方が一般的。
オイルレベルゲージを使った正確な測り方を知っておいてください。

  1. スクーターを水平な地面に置きます。
  2. エンジンを数分間動かしてから停止し、オイルがオイルパンに戻るのを待ちます。
  3. オイルレベルゲージを抜いてきれいに拭き、再度差し込んでから引き抜きます。
  4. ゲージの指示を確認し、オイル量を調節します。

オイルレベルゲージの使い方については、オイル交換の別ページで詳しく解説しているので、そちらを確認してみてください。

エンジンオイルを入れすぎた時の抜き方

エンジンオイル・ギアオイルを入れすぎた時の抜き方

もし、間違えてエンジンオイルやギアオイルを入れすぎてしまった場合の抜き方です。

エンジンオイルを入れすぎてしまった場合は、ドレンボルトを緩めて抜くのが定番ですが、少しだけ抜くのって結構大変w。微調整も効かないし、しかもオイルでベタベタになるしねw。

一番簡単なのは、オイルレベルゲージが刺さっていた給油口からオイルチェンジャーなどで少しだけ抜き取ればいいんですよw。
バイクだと専用の注射器みたいなのもあるけど、結構高いw。

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エンジンオイル・ギアオイルを入れすぎた時の抜き方
エンジンオイル・ギアオイルを入れすぎた時の抜き方

私がオフロードコースを走っていた頃は、上の写真のシュコシュコ、使ってました。
100均のシャンプー入れ替えボトルのポンプ部分です。
なるべくホースが太めのやつを選んで使えば、簡単にシュコシュコやってオイルが抜き取れます。スポイトよりは楽ww。

オフ車にメンテの裏技だったんだけど、意外とどの車両でも使えるので、工具箱に一つ、必ず入れてますw。
一度チャンスがあれば試してみてww。

スクーターのエンジンオイルを交換してないでいるとどうなる?

スクーターのエンジンオイルの交換時期は、3000kmごと。
または、一年ごとの交換です。

オイルチェンジランプを設定しておけば、3000kmごとで光るので、まず忘れることはないと思いますがw。

スクーターのエンジンオイルを交換しないでいると、オイルが少ない時と同じような現象が出始めますよ。
オイルの粘度が下がって、潤滑作用や洗浄作業ができなくなり、しかもエンジンオイルによる冷却機能も下がってくるので、

  • エンジンの異音
  • エンジンがかかりにくくなる
  • パワーダウン
  • エンジンのもたつき

などが起こります。
それにより、エンジン部品の故障や、最終的には焼き付きを起こすことが多いかな?

ただ、エンジンオイルってよくできていて、ホントに3000kmオーバーや1年交換していないと、しばらくして、突然エンジンが不調になるから不思議w。
まるで交換タイマーが付いているんじゃないかと疑いたくなるぐらいですよw。突然エンジンのかかりが悪くなったり、エンジンがもたつくようになるので、結構分かりやすいんじゃないかな?

レストアのため数年間放置したエンジンでも、オイル交換してキックをするとエンジンがかかったりするので、意外と丈夫なパーツではあるんですが、ヘドロみたいになるまでエンジンオイルをそのまま使い続けたり放置すると、エンジンはマトモに動かなくなることは間違いないですw。
最悪エンジンの分解清掃が必要になりますよw。

そうなる前に、たとえ乗っていなくても、定期的なオイル交換、油液関係の交換はしておくべきですね。
バイク屋でのオイル交換費用は、エンジンオイルは多分込々で3000円~4000円ぐらいかな?

エンジンオイルだけでも交換しておくのは必要経費ってことで、やっといて損はないですよww。

シグナスX-SRのおすすめエンジンオイル

シグナスX-SR(SE44J)のエンジンオイル・ギアオイル交換で必要なもの一式

エンジンオイル交換で必要なものはこれだけ。
今回はギアオイルも一緒に交換したので、ちょっと一緒に書いてます。

  • エンジンオイル
  • 廃油処理箱2リットル用

エンジンオイル

おすすめエンジンオイルを紹介しておきます。
エンジンオイルはヤマハの1リットル缶、4スト用の一番安いやつで充分、シグナスではおすすめです。
私はいつもヤマハのスタンダードプラスを使ってます、おすすめですよ。
メーカー純正で適合オイルなので一番間違いがありませんw。
いろんなオイルの種類がありますが、高いオイルを入れてもスクーターでは違いは分かりませんよww。

少し詳しい話をすれば、オイルは「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3つに分けられます。
化学合成油は価格も高くて高性能。鉱物油は安いけどほぼ旧車にしか使わない。一番おいしいとこ取りなのは部分合成油ですw。
ヤマハのスタンダードプラスは部分合成油。一つ上のグレードのヤマハ スポーツも部分合成油です。
基本的には部分合成油で、価格の安い方で充分だと思うよ。

ヤマハ純正じゃなくカストロール派という人も少なくないので、そういう人はこっちかな?

実際使う量は800ml~900mlぐらいまので、1リットルは入んないです。
使用オイルは昔から意見が分かれるところなんだけど、ちょっと高くて良いオイルを入れたがる人と、私みたいに純正なら安いのでマメに交換すればいいやっていう人といるんですよねw。
大型も乗っていた私の実体験ですが、メーカーがバイク個体で指定してない限り、街乗り主体だったら高いオイルなんていらないです。昔はオイルにこだわってた時期もありましたが、結局自己満足でしたわw、素人にオイルの違いなんてよくわかんないですよww。
高いオイルを入れるより、安いオイルでまめにオイル交換の方が私は良いと思っている派ですw。

廃油処理箱

抜き取ったオイルを処理するために、廃油処理箱も結構重要。
私はオイル交換の時はワンセットで必ず買ってます。

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オイル交換は廃油処理箱が無くちゃ始まらないですからねw。スクーターだったら、一番小さい2~2.5リットル用で充分です。
あとはシグナスの場合は12mmの六角レンチがあればOKですよ。

スクーターのエンジンオイルの入れすぎや、少ないときの症状 まとめ

【シグナスX-SR】スクーターのエンジンオイルの入れすぎや、少ないときの症状は?

今回はスクーターのエンジンオイルの入れすぎや、エンジンオイルが少ないとき、どんな症状が出るのかについて解説しました。

スクーターのエンジンオイルは入れすぎても少なすぎてもダメ。
エンジンの寿命に影響が出ます。
まあ、ホントに百害あって一利なしですよ。

意外とエンジンは丈夫で、不具合あってもそれなりに動いちゃうので、慣れてしまうとそのまま乗り続けてしまうかもしれないですww。
一番最初のサインとしては、エンジンのかかりが悪い、エンジン音の異音で普通は気が付くと思いますよ。

ぜひ愛車のスクーターを長持ちさせたいのであれば、エンジンオイルの定期的なチェックは欠かさないようにしてくださいね。

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