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トラックボールマウスの滑りが悪い・重い時の解決方法!滑りを良くするコーティング・潤滑剤で解消!

2024年7月1日

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い・重いを解決!潤滑剤・コーティングで滑りを良くするメンテナンス方法!

こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!

今回は、トラックボールマウスの滑りが悪い、動きが重い時の解決方法です。

「なんだかトラックボールマウスのボールの滑りが悪くなってきた」
「ボールの動きが重い」
「細かい動きでボールがゴリゴリ引っかかるゾ」
「新品だとボールの動きが悪いなぁ」

・・・これって結構あるよねw。

これ実は、勘違いじゃないです。そのまま使っているとホントに滑りが悪くなってくるんですよ。
私は仕事でトラックボールマウスを使っているだけじゃなく、デザインや絵を描くのにも使っているので、細かい作業をするトラックボールマウスの滑りが悪くなるって結構致命的ww。

トラックボールマウスって、滑りを良くする定期的なお手入れとメンテナンスが必要なんですよね。
細かい作業が得意な私のメンテナンス方法を紹介します。
メンテナンス自体は結構カンタン、そんなに面倒ではないですよ。

結論から言ってしまうと、滑りはこの2つで解決します。

  • ボールとボールを支えている間の汚れ(手垢や汗、ホコリ)を取り除く。
  • 快適に滑る潤滑剤・コーティング剤を塗る。

基本的にロジクール、ケンジントン、エレコム等各メーカー、トラックボールマウスの構造は同じなので、ぜひ試してみて!
私のようなエレコムの人差し指中指操作系の大型ボールマウスだけでなく、親指操作系のm575などのトラックボールも構造・理屈はほぼ同じですよ。

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い、引っかかる、動きが重い、滑りを良くしたいという人はぜひお試しあれ。

滑りが悪いトラックボールマウスのメンテナンスの順番とポイント!

理想はぐりんぐりんぬるぬる快適にスムーズに動くことw。
こういう時には掃除潤滑剤だよね!
とはいえ、チェックしていく順番もあります。

大きく分けるとトラックボールマウスのメンテナンスはこの順番。

  • ボール・マウスの支持球の掃除、センサーボタンのチェック。
  • ボールに好みの滑りや手触り感の潤滑剤やコーティング剤を塗る。
  • 最悪ボールに不満があったり、傷があったらボールの交換を検討。

この3つは結構重要です。
説明もこの順番にしていきますね。

とはいえ、まずはトラックボールマウスの構造がどうなっているか、簡単に理解しておいてください。

トラックボールマウスの構造

ほとんどのトラックボールマウスの構造は、「3点支持球式」です。

トラックボールマウスの構造
トラックボールのボールの滑りが悪いのは、ゴミ掃除と潤滑剤で解決!

最近はベアリングローラーが入っているタイプもあるけど、基本は3点支持球式
今回は私のエレコムHUGEで写真撮ってますが、ほぼトラックボールマウスはこの形だと思います。

支持球部分はボールと同じ素材の硬い人工ルビー。
ロジクール、ケンジントン、エレコム等、トラックボールマウスは、世界的に構造はみんな3点支柱式で統一されているみたいですね。親指操作系のm575なども基本は同じ。ベアリングローラーに交換できるタイプが最近発売されたけど、基本はマニアックな人が自分で魔改造しているぐらいですw。

トラックボールマウスの構造上のポイント

「3点支持球式」は、ボールを支持球3点で支え、接地面積を極力小さくすることによって、摩擦を少なくして回転を良くする方法です。

「支持球の、点で支えられたボールを滑らかに動くようにする」という方向で考えればOK。
もしベアリング式で動いているトラックボールマウスを使っているとしたら、全く考え方が逆になるので、あしからずw。

構造上の接地面積は、少ない支持球の点で支えられた3カ所のみ。
ここの接点にゴミが挟まっていないか、滑りが良いか悪いかが、ポイント!

こういう構造上の仕組みがわかってくると、汚れの掃除のやり方や、使う潤滑剤の選択肢がある程度絞れてきます。

トラックボールマウスの潤滑油は、オイル系よりコーティング系!

トラックボールマウスでボールの滑りが悪いと、普通の人はハンドクリームやCRC-556などの手軽な潤滑剤を使ってません?

ハッキリ言ってこれ、間違いですww

ハンドクリームやCRC-556は、厳禁です!
これらの潤滑剤はオイル系で乾燥しない潤滑油です。グリスなんてもってのほか!

これを使っちゃうと油分が強くいくらティッシュやアルコールなどで拭いても、マウスボール越しに手にべたべた油分がつくし超使いづらい。しかもホコリやゴミをくっつけちゃうのですぐ汚れる、中の支持球部分にゴミがめちゃくちゃつきますww。
反応や動きが悪くなる原因にもなりますよ。

基本的に油分の多いオイル系の潤滑剤は、ギヤやエンジンなどの接地面積が広い金属面に適した潤滑剤なので、今回のような 接地面が点で接触しているようなものの潤滑には全く向きません。

こういう場合は機械系が得意な人ならみんな分かるよねw。

接地面積が少ないのであれば、
「フッ素系・シリコン系の乾燥する潤滑剤でコーティング」
という考え方がベストです。

まあ、あまり難しく考えないでいいんだけど、機械油の扱い方の基本で考てください。
オイル系の潤滑剤はダメ。基本コーティング剤で考えると思っておいてください。

まずは、トラックボールマウスの滑りを良くするメンテナンス・掃除方法

まずは、ゴミを取り除くトラックボールマウスのお掃除です。

トラックボールマウスのお手入れ方法・掃除方法

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い、動きが悪い時、引っかかる時は、まずは最初に動きを邪魔している原因のゴミを取り除いてください。
掃除はかなり重要です。
トラックボールマウスは構造上、外部からの汚れや微粒子ですぐゴミが溜まりやすく、こうした汚れがマウスの正確な動作や反応に影響を与える主な原因になりますからね。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

上の構造図で書いた通り3点の支柱でボールを支えるような構造になっているので、内側の支持球の突起部分の周りにかなりホコリや皮脂、手垢の汚れなどがくっついていると思います。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

支持球を指で軽く撫でるようにして汚れを取り除いた後に、普通のティッシュやアルコールティッシュなどで、ぐりぐりっと拭くと結構カンタンに綺麗に清掃できます。
内側は軽く拭き取る感じで汚れやゴミを取って清掃しちゃってください。
エアダスターはレーザーポインター部分のゴミを吹き飛ばすのに必須なので、必ず用意してくだいね。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

ボールの汚れを取って軽く磨いてください。
手垢・皮脂や汚れでベタベタしていたらアルコール拭きや水洗いしても大丈夫ですよ。
とにかく油を取ってきれいにすることが大事ww。

最後にレーサーポインターやマウスのボタンなどが正常に動いているかチェックしてください。
もしボタン類の接触が悪い場合は、接点復活剤などを少量付けてみてくださいね。

本体にボールを取り付けて終了です。

実はこれだけのメンテナンスでも、かなりボールの動きが良くなると思いますよ。
ぶっちゃけ面倒なのでこれで充分だという人は、ここで終了しちゃってもOKです。

ボールの水洗いや掃除、本体の本格的な掃除方法については、詳しく書いてしまうとかなりの長文になってしまうので、別ページにまとめました ↓。
掃除方法について詳しく知りたい人はこちらをチェックしてたください ↓。

次に潤滑!潤滑剤やコーティング剤の種類とタッチの違い

掃除が終わったら、次はボールの潤滑剤・コーティングです。

ぶっちゃけ掃除しただけでは、私のようにデザインや絵を描くっていう人には全然ゴリゴリしてて使えないw。
掃除の後のコーティング・潤滑は、滑らかなボールタッチのために絶対必須の作業ですよw。

とはいえ、トラックボールマウスのボールのタッチは、この2つで好みが大きく分かれます。

  • ボールの滑りが良く、つるっつるでぐりんぐりんに動く方が良い派
  • 多少もっさりとした引っかかる抵抗感がある方が良い派

メンテナンスでボールが滑りすぎて、カーソルがギュンギュン動いてしまうように改善すると、指先での操作性、微調整が難しくて扱いにくくなると感じる人もいるし、そのほうが使いやすいと感じる人もいます。
逆にある程度細かい作業をする時には、カーソルが大きく動かないように引っかかる、もっさりした動きが好みという人もいます。

これはね、実際に自分で経験しないとどっちが好みかも分かんないし、難しいところですよw。
実際潤滑剤やコーティングによって、ボールの滑り方や手触り感で結構違いがあるのだけは間違いないです。

あなたの好みの感覚というのを見つけて、その方向性でいろいろ挑戦してみてください。

今回私が使って、マジでトラックボールに使えると思った潤滑剤やコーティング剤をギュッと4つに絞ってます。

  • フッ素系コーティング剤:ボナンザ
  • シリコン系潤滑剤:シリコンスプレー
  • ポリマー系コーティング剤:スーパークレポリメイト
  • ガラス系コーティング剤:ヴューブレックス

それぞれあくまで私の体感ですが、タイプの違いはこんな感じです。

潤滑剤やコーティング剤のタイプの違い

重要だと思うポイントは大きく分けて2つです。
滑りの良さの違いと、コーティングの強さの違い
この2つは作業をしていても直観的に使いやすい、操作しやすいと感じる部分なので、知っておいて損はないッス。
感覚的にはかなりボールの滑り具合には違いがあるので、好みの感覚のコーティング剤を選んでください。

フッ素系コーティング剤:ベースコートに使うなら「ボナンザ」

フッ素系コーティング剤:ベースコートで使うなら「ボナンザ」
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ボナンザの特徴

  • 最もトラックボーラーに愛用されているド定番コーティング剤。
  • 一番自然な滑りの良さと、絶妙に使いやすい操作感。
  • 少し手間はかかるが、コーティングも強くボールを育てるような感覚が面白い。
  • コーティングの剥がれたカスが溜まりやすいのがデメリット。

結局、使ってみて一番滑りが程よくて、使いやすいのは「ボナンザ」

結局定番に落ち着きました。チクショ~!

おそらくフッ素系コーティング剤がトラックボールには一番現実的で最強、一番使い易いような気がします
フッ素系の樹脂剤だったら塗布後表面で硬化して、皮膜を作ってくれるので傷も付きにくくなるし、意外と皮膜も強いです。
コーティング剤だと、すぐ汚れるトラックボールの汚れ防止にもなるので一石二鳥ww。
広い意味で言うと、テフロン加工のフライパンとかシリコン系のコーティング剤も、実はこの仲間に入いっちゃいます。

元々は釣り用品。通常リールに巻かれている釣り糸のPEライン(今主流のポリエチレン製の糸)に吹き付けて糸の滑りをよくしたり、クーラーボックスの内側に塗って水や汚れを弾くようにするためのコーティング剤。最初にトラックボールマウスに使った人、よくこれ見つけたなぁっていうレベルですよww。

フッ素系コーティング剤:ベースコートで使うなら「ボナンザ」

ボナンザスプレー式 もありますが、コスパのことと塗りやすさで考えればリキッドタイプの方が私は使いやすいですね。まあ、好みですがw。
マウスボールを外して、少量を優しく全面に薄く塗り込んでください。

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実はトラックボールの滑りをよくする潤滑剤で、定番になっているのが
フッ素樹脂コーティング剤の「ボナンザ」。

「なんだ、結局お前も定番のコーティング剤紹介するのかよ!」って言われるのが嫌なんで、結構ほかのフッ素系コーティング剤をめちゃめちゃ試しましたw。

探しまくって候補に上がったのが

です。

「YAMAHA Piano Unicon」「クレポリメイト」「VARIVAS PEにシュッ!」も滑りは悪くなかったんだけど、それぞれタッチが独特な仕上がりにww。
で、滑りが悪い時、つるつるになり過ぎない、ほどよい感触があるのって言うと、やっぱり「ボナンザ」最強でしたね。
まあ、これはしょうがない、本当に試してみてこれが結局非常に一番良かったんでw。
コスパも良いしね。

手触りの感触で、一番違和感を感じない、一番自然に滑りが良くなったと感じるタイプだと思います。
迷ったら「ボナンザ」とは、よく言ったもんですよww。

ポナンザだけでも良いんだけど、ボナンザの上にシリコンスプレーを重ね塗りの方法もあるので、基本のベースコートとしてもオススメです。

ボナンザの使い方や塗り方についてはちょっとしたコツもあるので、別ページに分けてまとめました。
使ってみようって思ってる人はこちらも確認してみてください ↓。

ただしコーティングの宿命で、少しずつ表面のコーティングは剥がれてくるので、支持球の3カ所の周りにはコーティングのカスが溜まりやすくなってきます。
ちょっと抵抗が出てきたなって思ったら、マメな掃除が必要になってきますね。

シリコン系潤滑剤:つるつる派おすすめ「フードシリコンスプレー」

シリコン系潤滑剤:つるつる派おすすめは「フードシリコンスプレー」
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シリコンスプレーの特徴

  • 圧倒的な滑りの良さと操作感。
  • あまりに滑りすぎるので、好みは分かれる。
  • 意外と汚れは少なく、掃除は楽。
  • 効果時間が極端に短いのでマメな吹き付けが必要なのがデメリット。

ヤバいレベルでつるつるぐりぐり、抵抗感無しのボールの滑りを体感したければ、シリコンスプレーはベスト。

接地点が少ない潤滑と言うと、シリコンスプレーは、まさにドンピシャ! 潤滑剤としては、正直滑りすぎて、カーソルの細かい操作がやりづらいぐらいのレベルです。

ぶっちゃけ滑りが悪い、動きの悪さ解消にシリコンスプレーを使うと、ボールの動きがヤバいぐらいツルンツルンになります。ツルンツルンにww。
潤滑剤としては塗布後転がり抵抗が無くなり過ぎて使いづらいぐらいw。はっきり言ってかなり好みが別れると思います。
このぐらい抵抗がないタイプが好きな人には超オススメww。

シリコン系潤滑剤:つるつる派おすすめは「フードシリコンスプレー」

すぐ乾燥するので、もう、その瞬間から抵抗がなくなって、ツルンツルンになるのが分かると思います。あまりにツルツルになりすぎるので、誤ってボールを落とさないように気をつけてくださいねw。

シリコンスプレーは分類としてはコーティングではなく潤滑油に入るので、硬質な皮膜を作るわけじゃなく、周りをシリコン粒子で覆うだけです。おかげで「硬化」や「磨き」が必要ないので、すぐ使える手軽さが特徴かなw。

圧倒的な滑りを体感したいならシリコンスプレーしかありませんね。
全く抵抗感のない、まるでボールが宙に浮いてるような感覚ですww。

ただし、あまり持続性はないです。
ある程度マメに塗らないといけない潤滑剤ですね。

実はシリコンスプレーってかなりいろんな種類があって、溶剤によってもまた種類が別れるという、ちょっとヤバいぐらい数があるのがシリコン系潤滑剤です。
機械系用途のスプレーを最初試していたんですけど、よく考えたら溶剤があんまり体に良くないんだよねぇ。
しかも値段も高い! コスパのことを考えると、結局クレのシリコンスプレーが1番いいね

ちなみに用途が農作業機械や汚れ対策用の機械溶剤のシリコンスプレーも使ってみたけど、こっちはゴリゴリしてダメ。
やっぱり精密機械用のクレのシリコンスプレーが一番いいよ。

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安いクレのシリコンスプレーでもいいけど、やっぱり手に触るっていうことを考えると、食品用の機械に使われているH1グレードの「フードシリコンスプレー」の方がオススメ
ちょっと価格は高くなるけど、安全性からもフードシリコンスプレーの方がおすすめです。

ぶっちゃけクレのシリコンスプレーよりも、クレのフードシリコンスプレーの方がほんの少しだけ滑りが悪いかな?
まあ正直2つ並べて比べてみないと分からないくらいのレベルなので、安全性を考えてフードシリコンスプレーの方を使っておいた方が良いと思います。

シリコンスプレーの詳しい使い方や説明も長くなってしまうので、別ページに分けてまとめてあります。

私はボナンザでコーティングした後に、薄くシリコンスプレーを塗って使うというのが結構好きですw。
まあ好みの問題なんですけどね。

ポリマー系コーティング:意外な掘り出し物「スーパー クレポリメイト」

ポリマー系コーティング:意外な掘り出し物「スーパー クレポリメイト」

スーパー クレポリメイトの特徴

  • シリコンスプレーでは滑りすぎるという人には結構おすすめ。
  • 簡単で手軽、効果持続も長い。
  • 意外と汚れは少なく、掃除は楽。
  • 滑りは良くなるが独特な粘りがあり、そこが好みを分けるデメリット。

クレポリメイトの中で意外な掘り出し物、スーパー クレポリメイト 保護ツヤ出し剤!

まあ、ポリマー系といってもシリコンの化合物がポリマーなので、元は一緒なんだけどねw。
上のボナンザのところで散々な感じで書いてしまいましたが、その後この手の保護剤を試しまくった結果、この一番安くてデカイ「スーパー クレポリメイト 保護ツヤ出し剤」がかなり良いという事を発見!
正直、クレポリメイトはあまり期待してなかったんですが、トラックボールマウスには凄く良くてビックリw。

少し粘りのある感覚だけど、シリコンスプレーに似た抵抗感がないツルツル派だったらスーパー クレポリメイト 保護ツヤ出し剤も選択肢に入りますね。

ポリマー系コーティング:意外な掘り出し物「スーパー クレポリメイト」

使い方はシリコンスプレーと同じですね。
こいつもボールの滑りが悪い時には最高の相棒です。
すぐ乾燥するので、ツルツル感を塗布した瞬間に感じられると思います。

正直、まさかのフードシリコンスプレーに迫る滑りの良さでビックリ。
高純度高分子ポリマーが強力な保護皮膜をつくり、特殊バインダー成分が保護効果の持続させます。
使い方は簡単なのに、完全にコーティング剤の部類に入るようですよ。
厳密には保護剤であって、潤滑剤じゃないんだけどさw。

ただし、フードシリコンスプレーと比較してしまうと、少し粘る感覚というか、ビニールっぽい感触というか、独特の感覚はあるので、好みが分かれるところですね。私は嫌いじゃないですww。
ツルツル系のコーティング剤としては「スーパー クレポリメイト 保護ツヤ出し剤」は結構ありです!

しかもシリコンスプレーの弱点であるコーティング剤っていうのもいいです。
コーティング剤なので、シリコンスプレーよりも効果が長続きするし、静電気やほこりも寄せ付けないタイプ。
無効性で臭いもない、しかも「硬化」や「磨き」が必要ないので、すぐ使える手軽さも同じですよww。

もう、スーパー クレポリメイトでいいんじゃないかとも思ったんですが、圧倒的な滑りはシリコンスプレーの圧勝!
クルマの内装やダッシュボードにも使えるとはいえ、食品グレードではないので、その辺は気になるところです。
ボールに独特の粘りが出るようになるのが好きか嫌いかで分かれちゃうと思うけど、この感触がダメな人はダメだろうなぁっていう感じですねw。

ただ、シリコンスプレーでは滑りすぎてしまって、ちょっと操作にてこずるっていう人には、この少し粘る感じはいいかも。

スーパークレポリメイトも使い方を解説すると長くなってしまうので、別ページに分けてまとめてます。

コーティング剤ではあるんですが、ボナンザやプレクサスのように固まって強固に固定されるっていうタイプでは無いです。シリコンスプレーと組み合わせるっていうよりは、スーパー クレポリメイトは単独で使ってこそっていうタイプでしょう。
ベースコートとしては使わない方が良いですよ。

私としては、スーパー クレポリメイトは意外な掘り出し物って感じですねww。

ガラス系コーティング剤:抵抗があった方が良い派は「VuPlex(ヴュープレクス)」

ガラス系コーティング剤:抵抗があった方が良い派は「VuPlex(ヴュープレクス)」

ヴュープレクスの特徴

  • ゴロッとした抵抗感があるボール滑りが好みの人向け。
  • 簡単で手軽、効果持続も長い。
  • 意外と汚れは少なく、掃除は楽。
  • ツルッとした操作感ではないので、好みが完全に分かれるのがデメリット。

実は車用コーティング剤で結局使えたのは、VuPlex(ヴュープレクス)だけでした。

車の表面保護、ガラス系コーティング剤も表面保護の強い皮膜を作るので狙い目だと思ったんですが、意外と滑らないことが判明w。
用途が違うので滑るというよりむしろ滑り止めの方が強い印象です。
ガラス繊維の入っている液体コーティング剤の他、有名なバリアスコート、ゼロフィニッシュなども試してみましたが、全然ダメww。ボールがギシギシして全然ダメでしたね。

意外な潤滑コーティング力を発揮した「VuPlex(ヴュープレクス)」

トラックボールの滑りをよくして、ツルツル動かすにはVuPlex(ヴュープレクス)がおすすめです。

ガラス系コーティング剤:抵抗があった方が良い派は「VuPlex(ヴュープレクス)」

VuPlex(ヴュープレクス)は塗った直後から、かなりスムーズで良い動きをします。

実は元々は「プレクサス」を紹介してました。
ガラス繊維の硬いコーティングで、NASAや戦闘機にも使われるレベルなので、ある意味ちょっと特殊なタイプ。ただ、このプレクサス、今どこにも売ってません。販売終了という訳ではなく、原材料が入手困難になってしまっていて、開店休業中らしいですよ。

プレクサスの代替品として、ヨーロッパでは有名なVuPlex(ヴュープレクス)。
ほぼ中身は同じですが、実は欠点も多くてあまりおすすめしてなかったんですよね。ただ、久しぶりにドンキで買ってみたらかなり改善されてて、これだったら全然OKです。天然成分が多いのと、アクリル溶剤に+オレンジの香りという匂いが気にならなければほとんど使った感じは一緒といった感想ですよww。
完全に主旨替えですww。

ただし、今回のコーティング剤の中では異色な手触り。
滑りは抵抗感があるタイプなので、ある程度指先に抵抗が残るのが好みの人向け。

手軽さではボナンザよりも上ですが、滑るけど少し軋みというか、ゴロッとしたボールの重さを感じる抵抗感が残る手触りです。
抵抗があった方が細かい操作がしやすいという人にはVuPlex(ヴュープレクス)は意外とおすすめですよ。

ちなみにVuPlex(ヴュープレクス)は、皮膜が薄くて強いので、手軽さの割に持続時間は結構長いのも特徴。
塗った直後から抵抗感を残した結構いい滑りを見せます。
ガラス系コーティングは意外と見えない細かいカスが出やすいことが欠点だったんですが、VuPlex(ヴュープレクス)はプレクサスほどは細かいカスは出ないですね。

VuPlex(ヴュープレクス)も使い方を別ページに詳しく分けてまとめてるので確認してみてください。

ちなみにボールを保護する能力は結構強いです。
なので、シリコンスプレーとの組み合わせ、というのも相性は意外といいですよ。割と転がり抵抗感があるVuPlex(ヴュープレクス)なので正反対の組み合わせですが、ベースコートとしてのシリコンスプレーとの組み合わせはアリです。

潤滑剤を組み合わせて好みのボールタッチ・滑りを実現

「滑りは良くなったんだけど、ちょっと違うなぁ・・・」
好みの問題なのでそういう事もあるよねw。

潤滑剤やコーティング剤はそれぞれ単体で使ってもいいんですが、好みの滑り具合で組み合わせの調整も可能です。
基本はコーティング剤の上に潤滑剤という組み合わせかな?
ボールを痛まないようにコーティングで保護しておいて、その上に滑りの潤滑剤という考え方でOK。

滑りの良さだけを見れば「フードシリコンスプレー」がぶっちぎりなんですけど、持続力がほとんどないので、それをカバーするという意味でも、ベースコートをコーティング剤でというのもアリですよ。

  • 「ボナンザ」+「フードシリコンスプレー」
  • 「VuPlex(ヴュープレクス)」+「フードシリコンスプレー」
  • 「スーパークレポリメイト」は単体で使用

私のおすすめの組み合わせはコレですね。

ちなみに私は、ボナンザ+フードシリコンスプレーでシリコンスプレー少なめで使っていますw。

まあ参考になるかどうかちょっと分からないんですけど、トラックボールマウスのボールの動きがちょっとイマイチだな~っ、好みのタッチと番うなぁって思ったら一度試してみてください。

ただし、相性というのも確実にあるので注意!
例えばヴュープレクスボナンザ
ヴュープレクスは、薄い皮膜を作るタイプのコーティング剤なので、同じ系統のフッ素樹脂系のボナンザとの組み合わせは、相性最悪ですw。
この2つは組み合わせて使っちゃダメですよ。

あと一応詳しくは説明してないですが、車用のボディーコーティング剤も要注意。
特に、液体のスポンジで車体に塗り広げるタイプのガラスコーティング剤は正直試さない方がいいと思います。

いわゆるガラス系コーティング剤ではなく、ガラスコーティング剤ね。
ガラス基が多くて溶剤も種類が多いので、ボールの表面にどういう影響を与えるか、ちょっと想像がつきません。
また、一度塗ってしまうと、皮膜が強力なので、滑らなくて失敗した!と思っても、1年位は皮膜が剥がれなくなっちゃうと思います。まあチャレンジャーは試してみてもいいと思うけど、責任は取れないッスよww。

もう、これでもダメって場合は、もうボールが寿命かな?
使いすぎで、ボールを支えている支柱部分が削れてきちゃった場合は、さすがに買い替え時です。
この支持球を人工ルビーから滑りの良いジルコニアボールに交換するっていう猛者もいるようですが、まあ、普通の人はやらないですww。

最終手段!ボール交換という方法もある

最終手段として、ボールの球を交換するっていう方法もあります。

動作が重い、
元々ついている新品ボールや玉の品質がイマイチで滑りが悪い、
長年使っていて細かい傷がついている、
こんなこともあったりします。

そうなってくると、コーティングして滑りをよくするとかっていう問題や理由とちょっとズレてきますよねw。
例えばロジクールでは、購入後、青玉から赤玉に交換するっていうのが定番になっていたりするからねw。
最終手段だけど、どうやっても手に馴染まない、違和感があるって場合はボールのランクを上げて交換というのもアリです。

ボールを交換してから、ボールを育てた方が効率は良いからねww。

トラックボールマウスでは、赤玉 ← 黒玉 ← 青玉 の順番に高級品で滑りや搭載センサーの認識が向上するといわれています。
つまり赤玉が最上級。

定番のM570やM575、エレコムなどはボールサイズ34mm。
HUGEの玉は52mm、ケンジントンが55mm。だったと思う。
残念ながら私のHUGEの52mmというのは特殊過ぎて交換ボールが売ってないんだけどさww。

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サイズは自分のマウスのサイズを調べてみてください。
交換したボールの滑り具合のメンテナンスはもちろん今回紹介した方法でOKですよw。

意外とトラックボールマウスのユーザーは、同じ機種を超長く使う人がかなり多いので、こういうカスタムは大賛成ですよねww。

トラックボールマウスの滑りが悪い・重い時の解決方法 まとめ

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い・重いを解決!潤滑剤・コーティングで滑りを良くするメンテナンス方法!

今回は、トラックボールマウスの滑りが悪い、動きが悪い時のメンテナンス方法についてまとめました。

  • ボール・マウスの支持球の掃除、センサーボタンのチェック。
  • ボールに好みの滑りや手触り感の潤滑剤やコーティング剤を塗る。
  • 最悪ボールに不満があったり、傷があったらボールの交換を検討。

この順番でメンテしてみてください。
トラックボーラーは結構こだわりの強い人が多いタイプだと思うので、いろいろ試してみてくださいね。

ボールの潤滑については、究極この4つから選べば間違いなしです。

  • 時間をかけて2度塗りやボールを育てるような感覚でバランス重視なら「ボナンザ」
  • 手軽で超快速快適な滑りを得たいなら「フードシリコンスプレー」
  • 持続力もあり、快適な滑りでちょっと粘りのある抵抗感が欲しいなら「スーパークレポリメイト
  • ボナンザよりも即効性があり持続力もそこそこ、重さのある抵抗感が欲しければ「VuPlex(ヴュープレクス)」

ぶっちゃけこの4つは、コスパと性能を天秤にかけて、丁度良いバランスのところにあるって思いますね。正直ちょっと動きが悪くなってきたなぁ~っていう時に、ちょこちょこっと手を入れられるくらいのメンテ用品価格というところで、納得できるバランスです。
正直この4つだったらどれ選んでも間違いないですよw。

ボールの交換は最終手段ですww。
ちょっとカスタム感覚なので、粘っていろいろやってみた後でもOKです。

ぜひちょっと滑りが悪い、重いと感じたら試してみてくださいね。

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