
こんにちは!Attaboy運営人のアキラおじさんです!
今回は、トラックボールマウスの滑りが悪い、引っかかる、動きが悪い時のメンテナンス・掃除方法です。
マニアックでしょww。
トラックボールマウスを使っていると、指の皮脂や汗、ホコリが原因で、徐々にマウスボールの動きが悪くなり、カーソルが飛んだり、操作がスムーズにいかなくなることがありますよね?
スムーズで快適な操作感や滑らかなボールの回転のためには簡単なメンテナンスが必要ですよ。
理想はぐりんぐりんぬるぬる快適にスムーズに動くことw。
こういう時にはゴミ掃除と潤滑剤!
おじさんこういうのは得意分野だからねw。
今まで色々試してきたので、トラックボールの滑りを改善するための掃除方法やおすすめの潤滑剤について詳しく紹介しておきます。
他の人のブログなどでもいろいろ解説してる人や魔改造してる人が結構いるけど、ちょっとマニアック過ぎw。もう少し素人でも分かるようにしますよ。
また、ワイヤレストラックボールの場合は、単純に電池切れっていうこともあるので、頭の片隅に入れといてね。
基本的にロジクール、ケンジントン、エレコム等各メーカー、トラックボールマウスの構造は同じなので、ぜひ試してみて!
トラックボールマウスを使ってない人には今回全然関係ない話だとは思うんだけど、まあ参考までにw。
トラックボールマウスの滑りが悪いのは、ゴミ掃除と潤滑剤で解決!
トラックボールマウスのボールの滑りが悪い原因を、掃除と潤滑剤で解決!
とはいえ、理屈バカのおじさんとしては、理屈から考えるのが常道ですww。
ボールを取り外す前に想像してたのが「3点支柱式」か「3点ローラー式」。どちらかだろうなぁと思ってました。

- 「3点支柱式」は、ボールを支持球3点で支えて接地面積を極力小さくすることによって摩擦を少なくして回転を良くする方法。
- 「3点ローラー式」は、3つのベアリングローラーが転がることによって摩擦を減らしボールを回転させる方法。
さらに内側に、ボールの動きを読み取るレーザーポインターのセンサーが組み込まれてるんだろうなぁと、想像がつきます。

私の想像ではベアリングローラーが入ってるんじゃないかと思ってたんだけど、どうやら間違い。
ボールを取り出してみたら3つの支持球の突起がボールを支える3点支柱式でしたね。
支持球部分はボールと同じ素材の人工ルビーのようです。ベアリングローラーの方が効率的だと思うんだけど、コストの問題なんだろうなぁ・・・。
ロジクール、ケンジントン、エレコム等、トラックボールマウスは、基本的に構造はみんな3点支柱式で統一されてるみたいですね。ベアリングローラーを組み込んでるトラックボールは、マニアックな人が自分で魔改造してるぐらいw。どうやらメーカーものでは存在してないみたいです。
「3点支柱式」と「3点ローラー式」では ボールの滑りをよくする改善方法は全く逆になります。
- 3点支柱式はボールの滑りをよくして動きをよくするのが基本。
- 3点ローラー式は中のベアリングローラーに注油して、ボールは逆に滑らないように滑り止めする必要があります。
3点ローラー式は存在しないようなので「支持球の点で支えられたボールを滑らかに動くようにする」という方向で考えればOK。もしベアリング式で動いているトラックボールを使っているとしたら、全く考え方が逆になるので、あしからずw。
構造上の接地面積は、少ない支持球の点で支えられた3カ所のみでOK。
ボールがかなり横にくっついている構造であれば淵をリング状に何かしら滑る処理が必要かもしれないですが、これもあくまで面ではなく線として考えた方がいいですね。
こういう構造上の仕組みがわかってくると、汚れ方の問題や使う潤滑剤の選択肢がある程度絞れてきます。
トラックボールマウスは、つるつる派? 抵抗があった方が良い派?
トラックボールマウスは、ボールがつるっつるでぐりんぐりんに動く方が良い派と、多少もっさりとした抵抗感があった方が良い派とで、結構好みが分かれます。
メンテナンスであまりにつるつるでカーソルがギュンギュン動いてしまうように改善すると、指先での操作性、微調整が難しくて扱いにくくなっちゃうと感じる人もいるし、そのほうが使いやすいと感じる人もいます。逆にある程度細かい作業をする時には、カーソルが大きく動かないようにもっさりした動きが好みという人もいます。
これはね、実際に自分で経験しないとどっちが好みかも分かんないし、難しいところですよw。
この辺の調整は後から説明しますが、潤滑剤の種類によって、意外と微調整ができちゃいますね。
あなたの好みの感覚というのを見つけて、その方向性でいろいろ挑戦してみてください。
トラックボールマウスのお手入れ作業・掃除方法
トラックボールマウスのボールの動きが悪い時、引っかかる時は、まずは動きを邪魔している原因のゴミを取ってください。
その後、滑らかに動かすための方法を考える、というメンテナンス手順でやって行きましょう。
まずは、ゴミを取り除くトラックボールマウスのお掃除です。

私はエレコムのHUGEを使ってます。
なので、ここではHUGEがメインの掃除方法になります。
基本的にはトラックボールマウスの構造は全て一緒なので、同じ方法で掃除してもらって大丈夫だと思いますよ。

まずボールを取り外します。
大抵、下や横からグイッと押すとポンと取れるようになってると思うので、やってみてください。
ボールは落としたり傷つけたりしないように注意してw。

写真でわかるかな?
上の構造図で書いた通り3点の支柱でボールを支えるような構造になっているので、内側の支持球の突起部分の周りにかなりホコリや皮脂の汚れなどがくっついてると思います。これが摩擦を増やしたり、引っかかったりして、ボールの回転を悪くさせている原因ですよね。

綿棒で汚れを取れって言う人もいるけど、はっきり言って綿棒じゃ、うまくも綺麗にも取れませんw。
ぶっちゃけ支持球を指で軽く撫でるようにして汚れを取っちゃった後に、ティッシュなどで、ぐりぐりっと拭いた方が結構綺麗になりますよ。
内側は軽く拭き取る感じで汚れやゴミを取っちゃってください。
多分汚れが付いている部分って支持球の突起部分だけで、それ以外はほとんど汚れてないと思います。細かいゴミはエアーダスターで吹き飛ばしてください。

レーザーポインター・センサー部分はなるべく触らないようにしてくださいね。
ここはマウスのセンサーのカナメでもあるので、ゴミがこびり付いてたら掃除しなきゃですが、できれば指紋なども残したくないところです。センサーはティッシュで拭きたいところですが、ホコリが多少ついたりしてる可能性もあるので、エアダスターで吹き飛ばすぐらいで極力触らないようにしてください。

ボールの汚れを取って軽く磨いてください。
手皮脂や汚れでベタベタしてたらアルコール拭きや水洗いしても大丈夫ですよ。
本体にはめこんで終了です。
実はこれだけでも、かなりボールの動きや回転が良くなると思いますよ。
ぶっちゃけこれで充分だという人は、ここで終了しちゃってください。
こっから先は、結構マニアックな世界に突入ですw。
トラックボールの潤滑は、オイル系よりコーティング系!
ここからは、滑らかに動かすためのボールの潤滑剤について解説です。
トラックボールマウスでボールをぐりぐり動かせるようにと言うと、普通の人が最初にやるのがハンドクリームやCRC-556などの手軽な潤滑剤を使っちゃうことですよね。
ハッキリ言ってこれ、間違いですww
これらの潤滑剤はオイル系で乾燥しない潤滑剤です。グリースなんてもってのほか!
これを使っちゃうといくらティッシュなどで拭いても、マウスボール越しに手にべたべたつくし超使いづらい。しかもホコリやゴミをくっつけちゃうので、中の支柱部分にゴミがめちゃくちゃつきますww。
基本的にオイル系の潤滑剤は、ギヤやエンジンなどの接地面積が広い金属同士に適した潤滑剤なので、今回のような 接地面が点で接触しているようなものの潤滑には全く向きません。
こういう場合は機械系が得意な人ならみんな分かるよねw。
接地面積が少ないのであれば、フッ素系・シリコン系の乾燥する潤滑剤でコーティングという考え方がベストです。
まあ、あまり難しく考えないでいいんだけど、機械オイルの扱い方の基本で考えると、オイル系の潤滑剤はダメ。基本コーティング剤で考えると思っておいてもらえれば問題ないと思います。
おすすめトラックボール コーティング剤

ぶっちゃけ私がたくさん持っている、クルマ、オートバイ用のコーティング剤は、片っ端から試してみた結果、ほぼ全滅です。
はっきり言ってあまり使わないほうがいいッスよw 。
ボディ用のコーティング剤だったらピカピカになるんで、滑りも良くなるんじゃないかと思ったんですけど、むしろボディ用のコーティング剤やワックスは、滑らない物の方が多い。滑り止めになっちゃって、ギシギシして回転せず全然向いていませんw。
クルマ用品で試そうと思っているんだったら、やめといたほうがいいですよ。
実際私が色々試してみて、これはいいなと思ったのをちょっとピックアップしてみました。
フッ素系コーティング剤
1番最初に思いついたのが、このフッ素系コーティング剤。
広い意味で言うと、テフロン加工のフライパンとかシリコン系のコーティング剤も、実はこの仲間に入いっちゃいます。本当は高温で定着させないといけないんですが、そういう加工は出来ないので、フッ素コーティングではなくてフッ素系コーティングという区分けになりますね。
恐らくフッ素系コーティング剤が一番現実的で、一番使い易いような気がします。
フッ素系の樹脂剤だったら塗った後表面で硬化して、皮膜を作ってくれるので傷も付きにくくなるし、意外と皮膜も強いです。
実はトラックボールの滑りをよくする潤滑剤で、定番になっているのがフッ素樹脂コーティング剤の「ボナンザ」。
「なんだ結局お前も定番のコーティング剤紹介するのかよ!」って言われるのが嫌なんで、結構ほかのフッ素系コーティング剤をめちゃめちゃ試しましたw。
探しまくって候補に上がったのが「YAMAHA Piano Unicon」「クレポリメイト」「ボナンザ」「VARIVAS PEにシュッ!」です。
で結局、つるつるになり過ぎない、ほどよい感触があるのって言うと、やっぱり「ボナンザ」でしたね。
まあ、これはしょうがない、本当に試してみてこれが結局非常に一番良かったんでw。
あとはコストの問題かな? 実際にはもっとすごくいいコーティング剤があったんですが、値段が3倍から10倍なので、コスパと性能と違いを照らし合わせると、全然割に合いません。このボナンザっていう選択肢は結構良いラインを取ってるんだなあっていうのが分かりましたww。
シリコン系コーティング剤
シリコン系コーティング剤は、基本的にはシリコンスプレーがメインですね。
ぶっちゃけシリコンスプレーを使うと分かるけど、ヤバいぐらいツルンツルンになります。
転がり抵抗が無くなり過ぎて使いづらいぐらいw。はっきり言ってかなり好みが別れると思います。このぐらい抵抗がないタイプが好きな人にはオススメですけどねww。
ただし、あまり持続性はないかなぁ。ある程度マメに塗らないといけないと思います。
これも実はかなりいろんな種類があって、溶剤によってもまた種類が別れるという、ちょっとヤバいぐらい数があるコーティング剤です。
機械系のスプレーを最初試してたんですけど、よく考えたらあんまり体に良くないんだよねぇ。
しかも値段も高い! コスパのことを考えると、結局クレのシリコンスプレーが1番いいかもね。
安いクレのシリコンスプレーでもいいと思うんだけど、やっぱり手に触るっていうことを考えると、食品用の機械対応の「フードシリコンスプレー」の方が良いと思います。使った感触は2つにそんなに違いはないので、ちょっと値段は高くなるけど、安全性からもフードシリコンスプレーの方がおすすめ。
ガラス系コーティング剤
意外な潤滑コーティング力を発揮した「プレクサス」
ガラス系コーティング剤も強い皮膜を作るので狙い目だと思ったんですが、意外と滑らないことが判明w。
滑るというよりむしろ滑り止めの方が強い印象です。
ガラス繊維の入っている液体コーティング剤の他、有名なバリアスコート、ゼロフィニッシュなども試してみましたが、全然ダメww。
プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ (国内正規品)
ところがバイクのボディーなどに使うと滑って自分の中の評価が低かった「プレクサス」が意外や意外、トラックボールマウスでは愛用者も多く、結局一番使ってみて良かったです。ガラス繊維の硬いコーティングで、NASAや戦闘機にも使われるレベルなので、ある意味ちょっと特殊なタイプなのかもしれませんね。
重ね塗りはやってもあまり意味がないタイプですが、その分、皮膜自体は薄くて強いので、手軽さの割に持続時間は結構長いです。
ただしフッ素系、シリコン系などと比べると、滑りはそれほど良くなくて、ある程度指先に抵抗が残るような感じですね。
ベースコートで使うなら「ボナンザ」
結局使ってみて1番滑りが程よくて、使いやすいのは「ボナンザ」
結局定番に落ち着きました。チクショ~!
元々は釣り用品です。リールに巻かれている釣り糸のPEライン(今主流のポリエチレン製の糸)に吹き付けて糸の滑りをよくしたり、クーラーボックスの内側に塗って水や汚れを弾くようにするためのコーティング剤。私も釣りをするので分かるんですが、これってかなり裏テク的な製品なんだよね。最初にトラックボールマウスに使った人、よくこれ見つけたなぁっていうレベルですよww。
実際にはPEライン用の同じような潤滑剤はいくつか出てるんだけど、コスパと樹脂コーティング剤ということで言うと、ボナンザが結局1番いいです。ほかのはポリマー系やシリコン系のタイプが多いし、薄い皮膜を作って硬化するっていうタイプはほとんど無し。しかも専用用品でやっぱりちょっと高いww。水に濡れることを大前提にしているため、撥水性の方に重点が置かれているものも多いので、フッ素樹脂のコーティング剤としてトラックボールに使うのであればボナンザがいいかもしれません。

スプレー式もありますが、コスパのことと塗りやすさで考えればリキッドタイプの方が私は使いやすいですね。
マウスボールを外して落とさないようにしながら、優しく全面に塗り込んでください。
ポナンザだけでも良いんだけども、ボナンザの上にシリコンスプレーを重ね塗りしたいって言う人もいるので、基本のベースコートにもオススメです。
「ボナンザを塗った後、最初のうちはちょっとボールが引っかかるような感触があって、だんだん滑らかに動くようになる」という人がいるんですけど、これ、塗り方多分、間違えてますww。
フッ素樹脂を表面にコーティングしているので、潤滑剤を塗るのとはちょっと意味合いが変わってきます。
基本的に樹脂コーティングには「硬化」と「磨き」が必要になってくるんですよね。
ボナンザの塗り方の手順
- まず、ボールにコーティング剤を薄く全面に塗りこみます。
- そのまま30分ほど放置して初期硬化を待つ。
- 柔らかい布でボールを優しく磨きます。
- つるつるになったら、ボールを本体に戻す。
- 2日ほど経ったら、もう一度ボールを取り外し、コーティング剤を塗る。
- 30分ほど放置して初期硬化を待つ。
- 本体の突起部分に樹脂の薄く剥がれたものがついているので取り除く。
- 柔らかい布でボールを優しく磨きます。
- つるつるになったら、ボールを本体に戻す。
この手順が必要。
これは2度塗りの方法ですが、2度塗りした方が皮膜もある程度厚くなって持続時間が長くなるし、表面も滑らかになりますよ。もちろん2日間の間、普通に使ってて問題ないです。
ポイントは乾燥硬化する期間の取り方と磨きです。
説明書に書いてないですが、おそらく完全硬化するのに1~2日かかると思われます。
薄く硬化しないと意味が無いし、磨きをかけないと表面の均一な粒子の並びが得られないのと、余計な凹凸を取り除いて摩擦を減らせられないからです。

もちろんギュウギュウ力を入れて磨いちゃダメですよww。優しく撫でるように磨いてください。つるつるした感覚になればOKです。
これだけで、相当滑りが良いボールになりますよ。
私の使った感じでいうと、超滑りがいいのは1週間ぐらい。
3~5か月ぐらいは少し落ち着いてきて、滑りがほどよい感じが続くかな。
快適な状態を維持したければ、3か月ごとぐらいで塗り直しをした方がいいと思います。
ただしコーティングの宿命で、少しずつ表面のコーティングは剥がれてくるので、支柱になっている3カ所の周りにはコーティングのカスが溜まりやすくなってきます。ちょっと抵抗が出てきたなって思ったら、掃除が必要になってきますね。
つるつる派おすすめは「フードシリコンスプレー」

ヤバいレベルでつるつるぐりぐり、抵抗感無しのボールの滑りを体感したければ、シリコンスプレーはベストな選択ですね。
接地点が少ない潤滑と言うと、シリコンスプレーが多分最適だろうなぁーと思ってたんだけど、まさにドンピシャ! 正直滑りが良すぎて、カーソルの細かい操作がやりづらいぐらいのレベルです。

ボールを取り出してスプレーし、柔らかい布で塗り込んでください。
すぐ乾燥するので、もう、その瞬間から抵抗がなくなって、ツルンツルンになるのが分かると思います。あまりにツルツルになりすぎるので、誤ってボールを落とさないように気をつけてくださいねw。
シリコンスプレーは分類としてはコーティングに入ると思うけど、硬質な皮膜を作るわけじゃなく、周りをシリコン粒子で覆うだけです。おかげで「硬化」や「磨き」が必要ないので、すぐ使える手軽さが特徴かなw。
シリコンスプレーは、正直そんなに種類で差はなかったので、一般的な安いクレのシリコンスプレーでも充分という感じですね。
ただやっぱり手で触る部分になるので、食品用の機械に使われているH1グレードの「フードシリコンスプレー」の方がオススメです。
ぶっちゃけクレのシリコンスプレーよりも、フードシリコンスプレーの方がほんの少しだけ滑りが悪いかな?
まあ正直2つ並べて比べてみないと分からないくらいのレベルなんですが、そのぐらいの違いだったら、安全性を考えてフードシリコンスプレーの方を使っておいた方が良いと思います。
圧倒的な滑りを体感できるんだけど、持続時間が短いっていうのが唯一の欠点。
私が使った感じで言うと、滑りが超良いのは最初の半日ぐらいで、せいぜい持って2~3日ぐらい。
その後は滑りが悪くなっていくというのがはっきり感じ取れます。
ただその後、微妙に軽い抵抗がかかる感じに落ち着くので、実は私そのぐらいの方がちょっと好きな感じだったりしますw。なので、そこから2週間位は粘って使っちゃたりしてますねw。
つるつるぐりぐり常時発動であれば、マメなクリーニングと吹き付けが必要になると思います。
ちなみにシリコンスプレーは2度塗りをしてもあまり意味がありません。
私はボナンザでコーティングした後に、薄くシリコンスプレーを塗って使うというのが結構好きですw。まあ好みの問題なんですけどね、この辺はちょっといろいろ試してもらって、好みの具合の微調整に使ってみてください。
抵抗があった方が良い派は「プレクサス」

プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ (国内正規品)
ガラス系コーティング剤で結局使えたのは、プレクサスだけでした。
車のコーティングで定番のバリアスコートやゼロフィニッシュは、滑るというより完全に滑り止めになっちゃって、ボールがギシギシして全然ダメでしたね。
ぬるぬる動かすにはプレクサスがおすすめ。

プレクサスは塗った直後から、かなりスムーズで良い動きをします。
ボナンザよりも滑り具合は劣る感じなんだけど、ボナンザほどの手間がかからず、汚れ落としの機能も抜群w。即効性と持続力が意外とあるんで、手軽さではボナンザよりも上ですね。少し軋みというか、抵抗感としてはチョイ強め。
抵抗があった方が細かい操作がしやすいという人にはプレクサスは意外とおすすめです。
プレクサスも塗って30分程乾燥させてから、軽く磨いて使い始めちゃって大丈夫です。
もしかすると乾燥時間も無しで、すぐ本体に戻しちゃっても大丈夫かもしれません。元々そういう性質の製品なのでww。
ただし完全に硬化するには丸一日ぐらいかかるはずなので、本来はそこから本領発揮だと、ちょっと頭の片隅に入れといた方がいいです。
ちなみにプレクサスなどのガラス系コーティング剤は、2度塗りしても厚みが出るわけではなく、むしろ薄く硬い方が良い製品なので、1度塗りで充分です。
塗った直後から抵抗感を残した結構いい滑りを見せるんですけど、唯一の欠点は、意外と見えない細かいカスが出やすいこと。
手に付いたりっていうことは全然ないんだけど、硬質の樹脂皮膜の宿命で、硬いものに擦られ続けてると少しずつ剥がれてくるため、接点になっている支柱の支持球周りには結構、透明のゴミっぽいものが着いてきます。
ボナンザでも起こるんですが、プレクサスの方がかなり多い印象ですね。ちょっと動きが悪くなってきたなぁ~と思ったら、マメに掃除が必要になると思います。
私が使った感じで言うと、超滑りが良いのは1週間位。
1ヶ月位は、少し落ち着いてきて、抵抗感が程よくある感覚で使えるっていう感じですかね。
車のボディに使っても2か月ぐらいは光沢維持するので、ちょっと早いなぁって気はするんだけど、1か月ごとぐらいで塗り直ししといた方がいいかも。
ちなみにガラス系コーティング剤なので、ボールを保護する能力は多分1番強いです。
なのでシリコンスプレーとの組み合わせ、というのも相性は意外といいですよ。割と強めの転がり抵抗感があるプレクサスなので、シリコンスプレーとの組み合わせはアリです。
ただし薄い皮膜を作るタイプのコーティング剤なので、同じ系統のフッ素樹脂系のボナンザとの組み合わせは、相性はめちゃくちゃ悪いですw。この2つは組み合わせて使っちゃダメですよ。
あと一応詳しくは説明してないですが、液体のスポンジで塗るタイプのガラスコーティング剤は正直試さない方がいいと思います。
いわゆるガラス系コーティング剤ではなく、ガラスコーティング剤ね。
ガラス基が多くて溶剤も種類が多いので、ボールの表面にどういう影響を与えるか、ちょっと想像がつきません。
また、一度塗ってしまうと、おそらく皮膜が強力なので、失敗した!と思っても、1年位は皮膜が剥がれなくなっちゃうと思います。まあチャレンジャーは試してみてもいいと思うけど、責任は取れないッスよww。
最終手段!ボール交換という方法もある
最終手段として、ボールの球を交換するっていう方法もあります。
元々ついてるボールや玉の品質がイマイチ、使ってて傷がついている、ということもあったりします。
例えばロジクールでは、購入後、青玉から赤玉に交換するっていうのが定番になってたりするからねw。
最終手段だけど、どうやっても手に馴染まない、違和感があるって場合はボールのランクを上げて交換というのもアリです。
トラックボールマウスでは、赤玉←黒玉←青玉の順番に高級品で滑りや搭載センサーの認識が向上するといわれてます。
定番のM570やM575、エレコムなどはボールサイズ34mm。
HUGEの玉は52mm、ケンジントンが55mm。だったと思う。
サイズは自分のマウスのサイズを調べてみてください。
交換したボールの滑りのメンテナンスはもちろん今回紹介した方法でOKですよw。
意外とトラックボールマウスのユーザーは、同じ機種を超長く使う人がかなり多いので、こういうカスタムは大賛成ですよねww。
トラックボールマウスの滑りが悪い・引っかかるを解決! まとめ

今回は、トラックボールマウスの滑りが悪い、動きが悪い時のメンテナンス方法についてまとめました。
結局なんだかんだ色々試してみた結果、定番の3種類に落ち着いちゃったって感じですかね。
定番にはそれなりの理由があるっていう感じなんでしょう、うーん、なんかちょっと納得させられた感じがしますねw。
ちなみにコーティングの持続時間ついては、365日10時間以上フル稼働のテレワーカーである私基準なので、自分に当てはめて考えてみてください。
色々試したおかげでそれぞれの特性というか、使い方っていうのはなんとなく実践で分かったんで、後は応用です。
ぶっちゃけこの3つは、コスパと性能を天秤にかけて、丁度良いバランスのところにあるって思いますね。正直ちょっと動きが悪くなってきたなぁ~っていう時に、ちょこちょこっと手を入れられるくらいのメンテ用品価格というところで、納得できるバランスです。
正直この3つだったらどれ選んでも間違いないですよww。
- 時間をかけて2度塗りやボールを育てるような感覚で手間暇を惜しまないなら「ボナンザ」
- 手軽で超快速快適な滑りを得たいなら「フードシリコンスプレー」
- ボナンザよりも即効性があり持続力もそこそこ、抵抗感がある感覚が欲しければ「プレクサス」
それぞれ単体で、好みで使ってもらってもいいんですが、好みの滑り具合で組み合わせの調整も可能です。
滑りの良さだけを見れば「フードシリコンスプレー」がぶっちぎりなんですけど、持続力がほとんどないので、それをカバーするという意味で、
- 「ボナンザ」+「フードシリコンスプレー」
- 「プレクサス」+「フードシリコンスプレー」
こういう組み合わせもアリです。
ちなみに私は、ボナンザ+フードシリコンスプレーでシリコンスプレー少なめで使ってますw。
まあ参考になったかどうかちょっと分からないんですけど、トラックボールマウスのボールの動きがちょっとイマイチだな~って思ってきたら一度試してみてください。
これでもダメって場合は、もう寿命かな?
使いすぎで、ボールを支えている支柱部分が削れてきちゃった場合は、さすがにもう修理ができないんで、買い替え時です。
工作が得意なら、支柱部分をくり抜いて、代わりにベアリングローラーを組み込んで魔改造してみるっていうのも面白いかもしれないですよw。
小さいベアリングローラーだったら、釣りのリールに使われてる3ミリとか2ミリとかっていう、高性能ベアリングローラーが売ってるんで、挑戦してみるのもアリかもしれないですねw。
やばい、楽しくなってきたら、絶対私が先にやっちゃいそうだわw。
その時にはまた報告しますねww。
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