ビジネス・デジタル

トラックボールの滑りが悪い・引っかかるを直す掃除・メンテナンスと潤滑剤【動きが悪いを解決!】

2023年9月9日

トラックボールの滑りが悪い・引っかかるを直す掃除・メンテナンスと潤滑剤【動きが悪いを解決!】

こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!

今回は、トラックボールマウスの滑りが悪い、引っかかる、動きが悪い時のメンテナンス・掃除方法です。
マニアックでしょww。

PCでトラックボールマウスを使っていると、指の手垢や汗、ホコリが原因で、徐々にマウスボールの動きが悪くなり、カーソルが飛んだり、反応が悪く操作がスムーズにいかなくなることがありますよね?

スムーズで快適な操作感や滑らかなボールの回転のためには簡単な手入れとメンテナンスが必要ですよ。

理想はぐりんぐりんぬるぬる快適にスムーズに動くことw。
こういう時には汚れ掃除と潤滑剤!

おじさんこういうのは得意分野だからねw。
今まで色々試してきたので、トラックボールマウスの滑りを良くするための掃除方法やおすすめの潤滑剤について詳しく紹介しておきます。
他の人のブログなどでもいろいろ解説している人や魔改造している人が結構いるけど、ちょっとマニアック過ぎw。もう少し素人でも分かるようにしますよ。

有線タイプなら問題ないですが、ワイヤレストラックボールマウスの場合は、単純に電池切れっていうこともあるので電池交換も頭の片隅に入れといてねw。
また、ボールにキズがあるっていう場合もボールが引っかかる、カーソル飛びするっていう事がありますが、この場合はボール交換など今回とは違う理由や対処が必要なのであしからずw。

基本的にロジクール、ケンジントン、エレコム等各メーカー、トラックボールマウスの構造は同じなので、ぜひ試してみて!
人差し指中指操作系の大型ボールマウスだけでなく、親指操作系のm575などのトラックボールも構造・理屈はほぼ同じです。

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い、動きが悪い、引っかかるという人はぜひお試しあれ。
滑りをよくする手入れの掃除方法とフッ素系コーティング剤とシリコンスプレー、ガラス系コーティング剤の紹介です。

PCでトラックボールマウスを使ってない人には今回全然関係ない話だとは思うんだけど、まあ参考までにw。

景品表示法表示

このページ・サイトでは商品などの紹介の際「広告・PR」を含みます。
※ 本ページの標品にはプロモーションが含まれ、アフィリエイトで収益を得ています。

トラックボールマウスの滑りが悪いのは、ゴミ掃除と潤滑剤で解決!

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い原因を、掃除と潤滑剤で解決!
とはいえ、理屈バカのおじさんとしては、理屈から考えるのが常道ですww。

ボールを取り外す前に想像していたのが「3点支柱式」「3点ローラー式」。どちらかだろうなぁと思っていました。

トラックボールのボールの滑りが悪いのは、ゴミ掃除と潤滑剤で解決!
  • 「3点支柱式」は、ボールを支持球3点で支えて接地面積を極力小さくすることによって摩擦を少なくして回転を良くする方法。
  • 「3点ローラー式」は、3つのベアリングローラーが転がることによって摩擦を減らしボールを回転させる方法

さらに内側に、ボールの動きを読み取るレーザーポインターのセンサーが組み込まれてるんだろうなぁと、想像がつきます。

トラックボールのボールの滑りが悪いのは、ゴミ掃除と潤滑剤で解決!

私の想像ではベアリングローラーが入っているんじゃないかと思っていたんだけど、どうやら間違い。
ボールを取り出してみたら3つの支持球の突起がボールを支える3点支柱式でしたね。

支持球部分はボールと同じ素材の人工ルビーのようです。ベアリングローラーの方が効率的だと思うんだけど、コストの問題なんだろうなぁ・・・。
ロジクール、ケンジントン、エレコム等、トラックボールマウスは、基本的に構造はみんな3点支柱式で統一されているみたいですね。ベアリングローラーを組み込んでいるトラックボールマウスは、マニアックな人が自分で魔改造しているぐらいw。どうやらメーカーものでは存在してないみたいです。

「3点支柱式」と「3点ローラー式」では ボールの滑りをよくする改善方法は全く逆になります。

  • 3点支柱式はボールの滑りをよくして動きをよくするのが基本。
  • 3点ローラー式は中のベアリングローラーに注油して、ボールは逆に滑らないように滑り止めする必要があります。

3点ローラー式は存在しないようなので「支持球の点で支えられたボールを滑らかに動くようにする」という方向で考えればOK。もしベアリング式で動いているトラックボールマウスを使っているとしたら、全く考え方が逆になるので、あしからずw。

構造上の接地面積は、少ない支持球の点で支えられた3カ所のみで、ここの滑りが悪いというポイント接点になりますね。
親指操作系のm575なども基本は同じ。ボールがかなり横にくっついている構造であれば淵をリング状に何かしら滑りをよくする処理が必要かもしれないですが、これもあくまで面ではなく線として考えた方がいいですね。

こういう構造上の仕組みがわかってくると、汚れ方の問題や使う潤滑剤の選択肢がある程度絞れてきます。

トラックボールマウスは、つるつる派? 抵抗があった方が良い派?

トラックボールマウスは、ボールの滑りがつるっつるでぐりんぐりんに動く方が良い派と、多少もっさりとした引っかかる抵抗感があった方が良い派とで、結構好みが分かれます。

メンテナンスでボールの滑りが良くなりすぎて、あまりにつるつるでカーソルがギュンギュン動いてしまうように改善すると、指先での操作性、微調整が難しくて扱いにくくなっちゃうと感じる人もいるし、そのほうが使いやすいと感じる人もいます。逆にある程度細かい作業をする時には、カーソルが大きく動かないように引っかかるもっさりした動きが好みという人もいます。

これはね、実際に自分で経験しないとどっちが好みかも分かんないし、難しいところですよw。
ストレスなく感度がいいのに越したたことは無いですが、この辺の調整は後から説明します。
潤滑剤の種類によって、意外と微調整ができちゃいますね。

あなたの好みの感覚というのを見つけて、その方向性でいろいろ挑戦してみてください。

トラックボールマウスのお手入れ方法・掃除方法

トラックボールマウスのボールの滑りが悪い、動きが悪い時、引っかかる時は、まずは動きを邪魔している原因のゴミを取り除いてください。
掃除は必須です。
その後「滑らかに動かすための方法を考える」というメンテナンス手順でやって行きましょう。

まずは、ゴミを取り除くトラックボールマウスのお掃除です。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

私はエレコムのHUGEを使っています。
有線と無線の両方持っていますが、今回は無線タイプの方で行います。
なので、ここではエレコムのHUGEがメインの掃除方法になります。

基本的にはトラックボールマウスの構造は全て一緒なので、同じ方法でメンテナンス・掃除してもらって大丈夫だと思いますよ。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

まずボールを取り外します。
大抵、下や横からグイッと押すとポンと取れるようになっていると思うので、やってみてください。

ボールは落としたり傷つけたりしないように注意してねw。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

写真でわかるかな?

上の構造図で書いた通り3点の支柱でボールを支えるような構造になっているので、内側の支持球の突起部分の周りにかなりホコリや皮脂、手垢の汚れなどがくっついていると思います。これが付着していると回転のストレスを増やしたり、摩擦を増やしたり、引っかかったりして、ボールの回転を悪くさせている原因ですよね。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

綿棒で汚れを取れって言う人もいるけど、はっきり言って綿棒だと面倒くさいw。徹底的に掃除する時だけに私は綿棒を使っています。
ぶっちゃけ支持球を指で軽く撫でるようにして汚れを取っちゃった後に、ティッシュやアルコールタオルなどで、ぐりぐりっと拭いた方が結構カンタンに綺麗に清掃できますよ。
内側は軽く拭き取る感じで汚れやゴミを取って清掃しちゃってください。

多分汚れが付いている部分って支持球の突起部分だけで、それ以外はほとんど汚れてないと思います。
細かいゴミはエアーダスターで吹き飛ばしてください。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

レーザーポインター・センサー部分はなるべく触らないようにしてくださいね。

ここはマウスの位置センサーのカナメでもあるので、ゴミがこびり付いていたら掃除しなきゃですが、感度が悪くなるのでできれば指紋なども残したくないところです。
センサーはティッシュで拭きたいところですが、ホコリが多少ついたりしている可能性もあるので、エアダスターで吹き飛ばすぐらいで極力触らないようにしてください。
理由としてはここを傷つけたり指紋を残したりすると、トラックボールマウスの反応が悪い、カーソル飛びなど、違う問題の原因を作ってしまうので、要注意w。

トラックボールのお手入れ・メンテナンス・掃除方法

ボールの汚れを取って軽く磨いてください。
手垢・皮脂や汚れでベタベタしていたらアルコール拭きや水洗いしても大丈夫ですよ。
とにかくきれいにすることが大事ww。

本体にはめこんで終了です。

実はこれだけのメンテナンスでも、かなりボールの動きや回転が良くなると思いますよ。
ぶっちゃけこれで充分だという人は、ここで終了しちゃってください。

水洗いなどのボールや本体の掃除方法について、もうちょっと詳しく説明してくれ!っていうアンコールがあったので、別ページにまとめました。徹底的に掃除を!って人はこちらもチェックしてみてください。

ここから先は、結構マニアックな世界に突入ですw。

トラックボールマウスの潤滑は、オイル系よりコーティング系!

ここからは、滑りを良くする、滑らかに動かすための、ボールの潤滑剤について解説です。

トラックボールマウスでボールの滑りが悪いとなると、普通の人はハンドクリームやCRC-556などの手軽な潤滑剤を使っちゃいますよね。

ハッキリ言ってこれ、間違いですww

ハンドクリームやCRC-556は、今回は厳禁です!
これらの潤滑剤はオイル系で乾燥しない潤滑油です。グリースなんてもってのほか!

これを使っちゃうと油分が強くいくらティッシュなどで拭いても、マウスボール越しに手にべたべた油分がつくし超使いづらい。しかもホコリやゴミをくっつけちゃうのですぐ汚れる、中の支柱部分にゴミがめちゃくちゃつきますww。
反応が悪い原因にもなりますよ。
基本的に油分の多いオイル系の潤滑剤は、ギヤやエンジンなどの接地面積が広い金属面に適した潤滑剤なので、今回のような 接地面が点で接触しているようなものの潤滑には全く向きません。

こういう場合は機械系が得意な人ならみんな分かるよねw。

接地面積が少ないのであれば、
「フッ素系・シリコン系の、乾燥する潤滑剤でコーティング」
という考え方がベストです。

まあ、あまり難しく考えないでいいんだけど、機械油の扱い方の基本で考えると、オイル系の潤滑剤はダメ。基本コーティング剤で考えると思っておいてもらえれば問題ないと思います。

おすすめトラックボール コーティング剤

おすすめトラックボール コーティング剤

ぶっちゃけ私がたくさん持っている、クルマ、オートバイ用のコーティング剤は、片っ端から試してみた結果・・・
ほぼ全滅です。

はっきり言ってあまり使わないほうがいいッスよw 。
車のボディ用のコーティング剤だったらピカピカになるんで、滑りも良くなるんじゃないかと思ったんですけど、むしろボディ用のコーティング剤やワックスは、滑らない物の方が多い。滑り止めになっちゃって、ギシギシして回転せず全然向いていませんw。

クルマ用品で試そうと思っているんだったら、まず、やめといたほうがいいですよ。

実際私が色々試してみて、これはいいなと思ったのをちょっとピックアップしてみました。

フッ素系コーティング剤

1番最初に思いついたのが、このフッ素系コーティング剤。

広い意味で言うと、テフロン加工のフライパンとかシリコン系のコーティング剤も、実はこの仲間に入いっちゃいます。
本当は高温で定着させないといけないんですが、そういう加工は出来ないので、フッ素コーティングではなくてフッ素系コーティングという区分けになりますね。

恐らくフッ素系コーティング剤が一番現実的で最強、一番使い易いような気がします
フッ素系の樹脂剤だったら塗布後表面で硬化して、皮膜を作ってくれるので傷も付きにくくなるし、意外と皮膜も強いです。
コーティングっていうのは、すぐ汚れるトラックボールの汚れ防止にもなるので一石二鳥ww。

ボナンザ(BONANZA)
¥1,020 (2023/12/07 03:52時点 | Amazon調べ)

実はトラックボールの滑りをよくする潤滑剤で、定番になっているのが
フッ素樹脂コーティング剤の「ボナンザ」。

「なんだ、結局お前も定番のコーティング剤紹介するのかよ!」って言われるのが嫌なんで、結構ほかのフッ素系コーティング剤をめちゃめちゃ試しましたw。

探しまくって候補に上がったのが

です。

「YAMAHA Piano Unicon」「クレポリメイト」「VARIVAS PEにシュッ!」も滑りは悪くなかったんだけど、それぞれタッチが独特な仕上がりにww。

で結局塗布後、つるつるになり過ぎない、ほどよい感触があるのって言うと、やっぱり「ボナンザ」最強でしたね。
まあ、これはしょうがない、本当に試してみてこれが結局非常に一番良かったんでw。

あとはコストの問題かな? 実際にはもっとすごくいいコーティング剤があったんですが、値段が3倍から10倍なので、コスパと性能と違いを照らし合わせると、全然割に合いません。このボナンザっていう選択肢は結構良いラインを取っているんだなあっていうのが分かりましたww。

シリコン系コーティング剤

シリコン系コーティング剤は、基本的にはシリコンスプレーがメインです。

ぶっちゃけ滑りの悪さ、動きの悪さ解消にシリコンスプレーを使うと分かるけど、ボールの動きがヤバいぐらいツルンツルンになります。ツルンツルンww。
塗布後転がり抵抗が無くなり過ぎて使いづらいぐらいw。はっきり言ってかなり好みが別れると思います。
このぐらい抵抗がないタイプが好きな人にはオススメですけどねww。

ただし、あまり持続性はないね。ある程度マメに塗らないといけないと思います。
実はシリコンスプレーってかなりいろんな種類があって、溶剤によってもまた種類が別れるという、ちょっとヤバいぐらい数があるのがシリコン系コーティング剤です。
機械系用途のスプレーを最初試していたんですけど、よく考えたらあんまり体に良くないんだよねぇ。
しかも値段も高い! コスパのことを考えると、結局クレのシリコンスプレーが1番いいね

ちなみに用途が農作業機械や汚れ対策用の機械溶剤のシリコンスプレーも使ってみたけど、こっちはゴリゴリしてダメ。
やっぱり精密機械用のクレのシリコンスプレーが一番いいよ。
乾燥系の潤滑剤なので、スクロールホイールやスクロールリングの感度や動きが渋い時などにも、ちょこっと吹き付けると動きがスムーズになりますよ。

ノーブランド品
¥2,980 (2023/12/07 03:53時点 | Amazon調べ)

安いクレのシリコンスプレーでもいいと思うんだけど、やっぱり手に触るっていうことを考えると、食品用の機械対応の「フードシリコンスプレー」の方が良いと思います。使った感触は2つにそんなに違いはないので、ちょっと価格は高くなるけど、安全性からもフードシリコンスプレーの方がおすすめ。

ガラス系コーティング剤

意外な潤滑コーティング力を発揮した「プレクサス」

ガラス系コーティング剤も表面保護の強い皮膜を作るので狙い目だと思ったんですが、意外と滑らないことが判明w。
用途が違うので滑るというよりむしろ滑り止めの方が強い印象です。

ガラス繊維の入っている液体コーティング剤の他、有名なバリアスコート、ゼロフィニッシュなども試してみましたが、全然ダメww。

プレクサス(Plexus)
¥6,140 (2023/12/02 15:59時点 | Amazon調べ)

ところがバイクのボディーなどに使うと滑って自分の中の評価が低かった「プレクサス」が意外や意外、トラックボールマウスでは愛用者も多く、結局一番使ってみて良かったです。ガラス繊維の硬いコーティングで、NASAや戦闘機にも使われるレベルなので、ある意味ちょっと特殊なタイプなのかもしれませんね。

重ね塗りはやってもあまり意味がないタイプですが、その分、皮膜自体は薄くて強いので、手軽さの割に持続時間は結構長いのが良い。

ただしフッ素系、シリコン系などと比べると、滑りはそれほど良くなくて、ある程度指先に抵抗が残るのが好みの人向け。

ベースコートで使うなら「ボナンザ」

ボナンザ(BONANZA)
¥1,020 (2023/12/07 03:52時点 | Amazon調べ)

結局、使ってみて1番滑りが程よくて、使いやすいのは「ボナンザ」

結局定番に落ち着きました。チクショ~!

元々は釣り用品です。通常リールに巻かれている釣り糸のPEライン(今主流のポリエチレン製の糸)に吹き付けて糸の滑りをよくしたり、クーラーボックスの内側に塗って水や汚れを弾くようにするためのコーティング剤。私も釣りをするので分かるんですが、これってかなり裏テク的な製品なんだよね。最初にトラックボールマウスに使った人、よくこれ見つけたなぁっていうレベルですよww。

実際にはPEライン用の同じような潤滑剤はいくつか出ているんだけど、コスパと樹脂コーティング剤で言うと、フッ素系樹脂のボナンザが結局1番いいです。他のはポリマー系やシリコン系のタイプが多いし、薄い皮膜を作って硬化するっていうタイプはほとんど無し。しかも釣り専用用品でやっぱりちょっと高いww。通常水や海水に濡れることを大前提にしているため、撥水性の方に重点が置かれているものも多いので、フッ素樹脂のコーティング剤としてトラックボールに使うのであれば違和感が無いボナンザがいいかもしれません。

ベースコートで使うなら「ボナンザ」

ボナンザスプレー式 もありますが、コスパのことと塗りやすさで考えればリキッドタイプの方が私は使いやすいですね。
マウスボールを外して落とさないようにしながら、少量を優しく全面に薄く塗り込んでください。

ポナンザだけでも良いんだけど、ボナンザの上にシリコンスプレーを重ね塗りの方法もあるので、基本のベースコートにもオススメです。

「ボナンザを塗った後、最初のうちはちょっとボールが引っかかるような感触があって、だんだん滑らかに動くようになる」という人がいるんですけど、これ、塗り方多分、間違えていますww。

フッ素樹脂を表面にコーティングしているので、潤滑剤を塗るのとはちょっと意味合いが変わってきます。
基本的に樹脂コーティングには「硬化」と「磨き」が必要になってくるんですよね。

ボナンザの塗り方の手順

  1. まず、ボールにコーティング剤を薄く全面に塗りこみ磨く。
  2. そのまま30分ほど放置して初期硬化を待つ。
  3. 柔らかい布でボールを優しく磨きます。
  4. つるつるになったら、ボールを本体に戻す。
  5. 2日ほど経ったら、もう一度ボールを取り外し、コーティング剤を塗る。
  6. 30分ほど放置して初期硬化を待つ。
  7. 本体の支持球部分に樹脂の薄く剥がれたものがついているので取り除く。
  8. 柔らかい布でボールを優しく磨きます。
  9. つるつるになったら、ボールを本体に戻す。

この手順が必要。

これは2度塗りの方法ですが、2度塗りした方が皮膜もある程度厚くなって持続時間が長くなるし、表面も滑らかになりますよ。もちろん2日間の間、普通に使っていて問題ないです。

ポイントは乾燥硬化する期間の取り方と磨きです。
説明書に書いてないですが、おそらく完全硬化するのに1~2日かかると思われます。

薄く硬化しないと意味が無いし、磨きをかけないと表面の均一な粒子の並びが得られないのと、余計な凹凸を取り除いて摩擦を減らせられないからです。

ベースコートで使うなら「ボナンザ」

もちろんギュウギュウ力を入れて磨いちゃダメですよww。優しく撫でるように磨いてください。つるつるした感覚になればOKです。

これだけで、相当滑りをよくすることができ、滑らかなボールになりますよ。

私の使った感じでいうと、超滑りがよいのは1週間ぐらい。
3~5か月ぐらいは少し落ち着いてきて、滑りがほどよい感じが続くかな。
快適な状態を維持したければ、2~3か月ごとぐらいで塗り直しをした方がいいと思います。

ただしコーティングの宿命で、少しずつ表面のコーティングは剥がれてくるので、支柱になっている3カ所の周りにはコーティングのカスが溜まりやすくなってきます。
ちょっと抵抗が出てきたなって思ったら、マメな掃除が必要になってきますね。

つるつる派おすすめは「フードシリコンスプレー」

つるつる派おすすめは「フードシリコンスプレー」
ノーブランド品
¥2,980 (2023/12/07 03:53時点 | Amazon調べ)

ヤバいレベルでつるつるぐりぐり、抵抗感無しのボールの滑りを体感したければ、シリコンスプレーはベストな選択ですね。

接地点が少ない潤滑と言うと、シリコンスプレーが多分最適だろうなぁーと思っていたんだけど、まさにドンピシャ! 正直滑りが良すぎて、カーソルの細かい操作がやりづらいぐらいのレベルです。

つるつる派おすすめは「フードシリコンスプレー」

ボールを取り出してスプレーし、柔らかい布で塗り込んでください。

すぐ乾燥するので、もう、その瞬間から抵抗がなくなって、ツルンツルンになるのが分かると思います。あまりにツルツルになりすぎるので、誤ってボールを落とさないように気をつけてくださいねw。
ボール本体に吹き付けて、布で均一に拭き広げて軽く磨いてください。すぐ乾燥すると思うので、放置することなく使ってしまってOK。
シリコンスプレーは分類としてはコーティングに入ると思うけど、硬質な皮膜を作るわけじゃなく、周りをシリコン粒子で覆うだけです。おかげで「硬化」や「磨き」が必要ないので、すぐ使える手軽さが特徴かなw。

乾燥系の潤滑剤なので、スクロールホイールやスクロールリングの感度や動きが渋い時などにも、ちょこっと吹き付けると動きがスムーズになるので便利。1本は持っておきたい潤滑剤です。

シリコンスプレーは溶剤によってかなり効果に差があるので何種類か使ってみましたが、安くてコスパの良いクレ工業のシリコンスプレーがベスト。作業機械用や汚れ防止用は全然ダメ。クレのシリコンスプレーは万能って書いてあるけど、厳密には精密機械用です。

ただやっぱり手で触る部分になるので、食品用の機械に使われているH1グレードの「フードシリコンスプレー」の方がオススメです。

ぶっちゃけクレのシリコンスプレーよりも、クレのフードシリコンスプレーの方がほんの少しだけ滑りが悪いかな?
まあ正直2つ並べて比べてみないと分からないくらいのレベルなんですが、そのぐらいの違いだったら、安全性を考えてフードシリコンスプレーの方を使っておいた方が良いと思います。

圧倒的な滑りを体感できるんだけど、持続時間が短いっていうのが唯一の欠点。
私が使った感じで言うと、滑りが超良いのは最初の半日ぐらいで、せいぜい持って2~3日ぐらい。
その後は滑りが悪くなっていくというのがはっきり感じ取れます。
ただその後、微妙に軽い抵抗がかかる感じに落ち着くので、実は私そのぐらいの方がちょっと好きな感じだったりしますw。なので、そこから2週間位は粘って使っちゃたりしていますねw。

つるつるぐりぐり常時発動であれば、マメな掃除と吹き付けが必要になると思います。

ちなみにシリコンスプレーは2度塗りをしてもあまり意味がありません。

私はボナンザでコーティングした後に、薄くシリコンスプレーを塗って使うというのが結構好きですw。まあ好みの問題なんですけどね、この辺はちょっといろいろ試してもらって、好みの具合の微調整に使ってみてください。

抵抗があった方が良い派は「プレクサス」

抵抗があった方が良い派は「プレクサス」
プレクサス(Plexus)
¥6,140 (2023/12/02 15:59時点 | Amazon調べ)

ガラス系コーティング剤で結局使えたのは、プレクサスだけでした。

車の表面保護コーティングで定番のバリアスコートやゼロフィニッシュは、滑るというより完全に滑り止めになっちゃって、ボールがギシギシして全然ダメでしたね。

トラックボールの滑りをよくして、ぬるぬる動かすにはプレクサスがおすすめ。

抵抗があった方が良い派は「プレクサス」

プレクサスは塗った直後から、かなりスムーズで良い動きをします。

ボナンザよりも滑り具合は劣る感じなんだけど、ボナンザほどの手間がかからず、汚れ落としの機能も抜群w。即効性と持続力が意外とあるんで、手軽さではボナンザよりも上ですね。少し軋みというか、抵抗感としてはチョイ強め。
抵抗があった方が細かい操作がしやすいという人にはプレクサスは意外とおすすめです。

プレクサスも塗って30分程乾燥させてから、軽く磨いて使い始めちゃって大丈夫です。

もしかすると乾燥時間も無しで、すぐ本体に戻しちゃっても大丈夫かもしれません。元々そういう性質の製品なのでww。
ただし完全に硬化するには丸一日ぐらいかかるはずなので、本来はそこから本領発揮だと、ちょっと頭の片隅に入れといた方がいいです。

ちなみにプレクサスなどのガラス系コーティング剤は、2度塗りしても厚みが出るわけではなく、むしろ薄く硬い方が良い製品なので、1度塗りで充分です。

塗った直後から抵抗感を残した結構いい滑りを見せるんですけど、唯一の欠点は、意外と見えない細かいカスが出やすいこと。
手に付いたりっていうことは全然ないんだけど、硬質の樹脂皮膜の宿命で、硬いものに擦られ続けていると少しずつ剥がれてくるため、接点になっている支柱の支持球周りには結構、透明のゴミっぽいものが着いてきます。
ボナンザでも起こるんですが、プレクサスの方がかなり多い印象ですね。ちょっと動きが悪くなってきたなぁ~と思ったら、マメに掃除が必要になると思います。

私が使った感じで言うと、超滑りが良いのは1週間位。
1ヶ月位は、少し落ち着いてきて、抵抗感が程よくある感覚で使えるっていう感じですかね。
車のボディに使っても2か月ぐらいは光沢維持するので、ちょっと早いなぁって気はするんだけど、1か月ごとぐらいで塗り直ししといた方がいいかも。

ちなみにガラス系コーティング剤なので、ボールを保護する能力は多分1番強いです。
なので、シリコンスプレーとの組み合わせ、というのも相性は意外といいですよ。割と強めの転がり抵抗感があるプレクサスなので、シリコンスプレーとの組み合わせはアリです。

ただし薄い皮膜を作るタイプのコーティング剤なので、同じ系統のフッ素樹脂系のボナンザとの組み合わせは、相性はめちゃくちゃ悪いですw。
この2つは組み合わせて使っちゃダメですよ。

あと一応詳しくは説明してないですが、液体のスポンジで塗るタイプのガラスコーティング剤は正直試さない方がいいと思います。
いわゆるガラス系コーティング剤ではなく、ガラスコーティング剤ね。
ガラス基が多くて溶剤も種類が多いので、ボールの表面にどういう影響を与えるか、ちょっと想像がつきません。
また、一度塗ってしまうと、おそらく皮膜が強力なので、失敗した!と思っても、1年位は皮膜が剥がれなくなっちゃうと思います。まあチャレンジャーは試してみてもいいと思うけど、責任は取れないッスよww。

最終手段!ボール交換という方法もある

最終手段として、ボールの球を交換するっていう方法もあります。

動作が重い、元々ついている新品ボールや玉の品質がイマイチで滑りが悪い、長年使っていて細かい傷がついている、なんてこともあったりします。
そうなってくると、コーティングして滑りをよくするとかっていう問題や理由とちょっとズレてきますw。
例えばロジクールでは、購入後、青玉から赤玉に交換するっていうのが定番になっていたりするからねw。
最終手段だけど、どうやっても手に馴染まない、違和感があるって場合はボールのランクを上げて交換というのもアリです。

ボールを交換してから、ボールを育てた方が効率は良いからねww。

トラックボールマウスでは、赤玉←黒玉←青玉の順番に高級品で滑りや搭載センサーの認識が向上するといわれています。
つまり赤玉が最上級。

定番のM570やM575、エレコムなどはボールサイズ34mm。
HUGEの玉は52mm、ケンジントンが55mm。だったと思う。

サイズは自分のマウスのサイズを調べてみてください。
交換したボールの滑り具合のメンテナンスはもちろん今回紹介した方法でOKですよw。

意外とトラックボールマウスのユーザーは、同じ機種を超長く使う人がかなり多いので、こういうカスタムは大賛成ですよねww。

【PR】このページで紹介したもの、おすすめ一覧

おすすめコーティング剤 一覧

ボナンザ(BONANZA)
¥1,020 (2023/12/07 03:52時点 | Amazon調べ)
ノーブランド品
¥2,980 (2023/12/07 03:53時点 | Amazon調べ)
プレクサス(Plexus)
¥6,140 (2023/12/02 15:59時点 | Amazon調べ)

その他このページで紹介したもの 一覧

ボナンザ(BONANZA)
¥1,459 (2023/11/30 14:06時点 | Amazon調べ)
エレコム(ELECOM)
¥1,374 (2023/11/30 14:09時点 | Amazon調べ)

【PR】パソコン必須のおすすめガジェット 一覧

Amazon売れ筋ランキング1位のゲーミングチェア!【ジーティーレーシング】

私も愛用している超有名なジーティーレーシングの椅子です。ゲーミングチェアですがリモートワークでも優秀。マジで自宅作業やリモートワークではこういう疲労軽減や腰に優しいイスって必須ですよ、痛感しています。私もリモートになった時一番初めに買いましたw。マジでイスは良いものを使った方がいいです、マジで!


理想のワークスタイルを叶えるコクヨの家具が1万点以上!【KOKUYO Workstyle Shop】

パソコン周りの家具用品って、なんかゴテゴテしたものが多く美的センスを疑うものが多いんだよね。もっとシンプルで機能美があってシックなものやかわいいものが欲しいというのであればコクヨの家具っておすすめです。結構丈夫で下手すると一生物。ブランド家具に比べれば可愛くて全然安いので私もいくつか手に入れて使っていますよ。


おすすめ!世界で一番売れているーノートン

私も愛用しているノートン360。まさかセキュリティソフト入れてない人なんていないよねw。私はMacからWin meの時に仕事の都合でWindowsに切り替えてしまいましたが、Mac時代からずっとノートンを使っています。裏できっちり動いていて作業に影響してこないところやシステムチェックやクリーニングを自動でやってくれるところが気に入っています。使ってないなら入れてください!


【ウイルスバスタークラウド】

初心者にも使いやすいセキュリティソフトであればウイルスバスターが超有名、愛用者も多いよね。ぶっちゃけノートンはテクニカルなところが多くて意味がよく分からんという所もある、ある意味玄人好みになっちゃった部分もあるので、パソコンやシステムの細かいことを知らなくてもアバウトに使いたいって人はおすすめ。オールインワンパッケージでやってることは同じなのでセキュリティソフトを替えたいって人におすすめ!


トラックボールマウスの滑りが悪い・引っかかるを解決! まとめ

トラックボールの滑りが悪い・引っかかるを直す掃除と潤滑剤【動きが悪いを解決!】

今回は、トラックボールマウスの滑りが悪い、動きが悪い時のメンテナンス方法についてまとめました。

結局なんだかんだ色々試してみた結果、定番の3種類に落ち着いちゃったって感じですかね。
定番にはそれなりの理由があるっていう感じなんでしょう、うーん、なんかちょっと納得させられた感じがしますねw。

ちなみにコーティングの持続時間ついては、365日10時間以上フル稼働のテレワーカーである私基準なので、自分に当てはめて考えてみてください。

色々試したおかげでそれぞれの特性というか、使い方っていうのはなんとなく実践で分かったんで、後は応用です。
ぶっちゃけこの3つは、コスパと性能を天秤にかけて、丁度良いバランスのところにあるって思いますね。正直ちょっと動きが悪くなってきたなぁ~っていう時に、ちょこちょこっと手を入れられるくらいのメンテ用品価格というところで、納得できるバランスです。

正直この3つだったらどれ選んでも間違いないですよww。

  • 時間をかけて2度塗りやボールを育てるような感覚で手間暇を惜しまないなら「ボナンザ」
  • 手軽で超快速快適な滑りを得たいなら「フードシリコンスプレー」
  • ボナンザよりも即効性があり持続力もそこそこ、抵抗感がある感覚が欲しければ「プレクサス」

それぞれ単体で、好みで使ってもらってもいいんですが、好みの滑り具合で組み合わせの調整も可能です。
滑りの良さだけを見れば「フードシリコンスプレー」がぶっちぎりなんですけど、持続力がほとんどないので、それをカバーするという意味で、

  • 「ボナンザ」+「フードシリコンスプレー」
  • 「プレクサス」+「フードシリコンスプレー」

こういう組み合わせもアリです。

ちなみに私は、ボナンザ+フードシリコンスプレーでシリコンスプレー少なめで使っていますw。

まあ参考になったかどうかちょっと分からないんですけど、トラックボールマウスのボールの動きがちょっとイマイチだな~って思ってきたら一度試してみてください。

これでもダメって場合は、もう寿命かな?
使いすぎで、ボールを支えている支柱部分が削れてきちゃった場合は、さすがに買い替え時です。
この支持球を人工ルビーから滑りの良いジルコニアボールに交換するっていう猛者もいるようですが、まあ、普通の人はやらないですww。

工作が得意なら、支柱部分をくり抜いて、代わりにベアリングローラーを組み込んで魔改造してみるっていうのは面白いかもしれないですけどねw。
小さいベアリングローラーだったら、釣りのリールに使われている3ミリとか2ミリとかっていう、高性能ベアリングローラーが売っているんで、挑戦してみるのもアリかもしれないですねw。
やばい、楽しくなってきたら、絶対私が先にやっちゃいそうだわw。
その時にはまた報告しますねww。

-ビジネス・デジタル
-, , ,