こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回は、サンスベリア・ローレンティ(トラノオ)の植え替えです。
サンスベリア(サンセベリア)はキジカクシ科(リュウゼツラン科)に分類されている植物。人気の観葉植物でエコプラント、部屋の空気をきれいにするとNASAが認めた植物の一つです。インテリアとして扱われることが多いですが、植え替えが必要な生き物であることには違いはないので、おじさんとしては何となく放っておけなくてちょいちょいお世話係をやってるって感じですかねw。
この記事では、サンスベリア(トラノオ)の植え替えを中心に、水やりのコツや日光の調整、肥料のやり方から、植え替えや水差し、水栽培などなど紹介します。手入れをしてあげないと枯れてしまったり弱ってしまったりするのでちゃんと世話をしてあげましょう。ついでに備忘録として残しておくことにしたわけです。
サンスベリアの育て方、増やし方が分からないという人のために、ちょっと細々解説しておきますね。
さてサンスベリアですが、ぶっちゃけかなり丈夫な植物なので、乾燥気味に管理さえしていれば、相当雑に扱っていても、元気に育ってくれます。
大雑把な括りでは多肉植物に分けられるのかな?
元々100円ショップで10cmぐらいの小さい観葉植物として買ってきたのが始まりです。ニョッキニョキ大きくなり、現在は60cmオーバーにまで育ってますよ。前回植え替えした時に新芽が出ていたのでそれは株分け。おかげで今は全部で4本。正直サンスベリアってどんだけ大きくなんの? 1m越えとか勘弁してほしいんだけどw。伸びすぎるとただでさえ狭い我が家では、ハッキリ言ってジャマ。他にも多肉植物やら大きくなり過ぎた観葉植物やら、数が増えすぎたエアプランツなんかがゴロゴロしてるので、今回の趣旨とは真反対だけど、正直言ってポコポコ増えないでほしいッス。もう、置くところがないッスw。
というわけで、本質的には私自身は大きく育てようとか広がるとか増やそうとかは考えてない現状維持が目標なのですが、まあ、基本そんなに手間がかかる植物でもないので世話の仕方は同じです。
地味に育ててみましょう。
サンスベリアはエコプラント、天然の空気清浄機です。
サンスベリアの特徴は、剣みたいでうねりながら葉が伸びて、葉のヘリが黄色くまだら模様がカッコいい所でしょう。私も個人的にそこが気に入ってますw。
有名なのは、観葉植物としての機能的な特徴として、NASAが認めたエコプラント、部屋の空気をきれいにすると認められた植物の一つだということです。
よくベットサイドプランツなんて呼ばれているのはそのためです。
二酸化炭素を吸って酸素を輩出し、葉から出される水分で湿度が保たれたりするそうです。
日中だけでなく、夜の光合成をしていない間も二酸化炭素ではなく酸素を出しているとか、ホルムアルデヒトやベンゼンなどシックハウス症候群の原因になる有機化合物も除去するらしいですよ。
ん~、ただねぇ、そこまで言われると、ホントかぁ~?ってなるよねぇw。
言われてることの理屈が合わないんだよなぁ~。
理系バカの私としては、化学分解の理屈が合わないというか、交換質量の割合がおかしいというか、とにかく計算が全く合わないので鵜呑みにはできないですわw。
水分摂取量が少ないんだから、元々の活動量も多くないはずだし、なぜ光合成をしていないのに酸素を出すのかが分からない。そもそも吸い取った有機化合物はどこ行っちゃうの? 化学分解されて物質返還されてるの? 葉の中に蓄積されてるとは考えにくいし、土の中に排出されてるとも考えにくい。そうすると葉から化学分解された得体のしれない化学物質が放出されてるってことになるぜよw、バカバカしいにもほどがあるw。
そもそも質量保存の法則はどこに行った? まあ、そう考えればあんまり本気で全部鵜呑みで信じるっていうより、そこそこそんな話もあるっよて理解しとけばいいって感じでしょうかね。ほんの少しほかの植物より酸素を出す割合が多いぐらいか?
実際育てていても、空気がきれいになっているっていう実感はないですしw。
サンスベリアが群生しているならともかく、1本2本程度では観賞用。そもそも機械なら五月蠅く文句言うくせに、植物だと誰もちゃんと計測してしないんだから、みんな人の言うこと信用しすぎw。
空気清浄機は言い過ぎかもしれないですよw。
サンスベリアの植え替えをする
さて、いきなりトリミングしたサンスベリア・ローレンティの写真からスタートになってしまいましたw。
最初、こんなサンスベリアの植え替えなんて記事にするつもりがなかったので、元の状態の写真を撮ってなかったですよねぇw。
なので、ここまでトリミングした順番を説明しときます。
- 5月以降の暖かくなったきたらスタート。
- 古い鉢からサンスベリアを引きずり出す。
- 根っこの土を落とす。
- 周りの小さい葉や枯れている葉、傷んでいる葉をベリベリ剥がす。
- 根っこは傷んだり腐ったりしてたらバッサバサ切り落としてしまいます。
- 2日ほど室内で乾燥させる。
これが↑上の写真の状態です。
かなり雑な扱いですが、発芽点さえ残ってれば意外と大丈夫w。水につけとくだけで根が出るような植物なので、かなり頑丈です。ほぼ芯の部分だけ残して痛みが多かった周りの葉はすべて剥がしてしまいました。根もびっしり張りすぎてました。腐ってる部分もあったので完全にリセットするつもりでほとんど切り落としてしまってます。
サンスベリアは枯れてきてしまった葉や腐ってきた葉は、元には戻りません。そのまんまですw。
また周りについている小っちゃい葉なんかも取っておいた方がいいです。室内に置く場合、あとでコバエが沸く元になったりしますからね。植え替え時期は見栄えの悪い葉や病気の素になりそうな葉、風通しが悪くなりそうな葉なんかもすべて整理するチャンスなので、この機会にバッサリいってしまいましようw。
根はいつもはそのままで新しい鉢に植え替えてしまうことが多いのですが、痛みが多い場合はかなり短く刈り込んでしまっても大丈夫ですよ、少しでも根がついてれば根付きます。
今までそれで根が新しく出なかったことはなかったのでw。
一度完全に丸坊主にしてしまったこともあったんですが、それでも普通に根付いてしまいましたw。神経質な人には怒られそうですが、それぐらい生命力が強い植物なので平気でやってしまってます。気になる人は普通に植え替えしてください。
最後に新聞紙の上で1~2日ほど乾燥させてます。
いくら丈夫な植物とはいっても、切ったり剥がしたりすれば満身創痍、切り傷だらけですw。ちょっと休ませる意味と、切った断面を乾燥させ、土の中の雑菌の侵入を食い止めるために行います。
サンスベリアを実際に土に植え替える手順
早速土に植えましょう。
土は「サンセベリアの土」や「観葉植物用の土」というので充分です。
園芸関係の本やサイトなんかでは、土の配合が書いてあるけど、正直言って普通の観葉植物があれば生活が潤うって思ってる一般家庭のおじさんにとってはハードルメチャ高ですw。
書いてある通りに作っていくと「俺は業者か!」っていう量になって使い切れませんよw。
ちなみに写真のサンセベリア用にプロが全部配合して売ってる土は5kgの袋で、前回植え替えの時に買ったものの残り。今回も使いましたが、まだ全部使い切ってなくて少し残ってます。一般家庭での植え替えの量なんて、このレベルですよw。
ちなみにこの土はかなり乾燥気味の土なので、ビニール袋に入れて2年ぐらい放置しておいても全然腐ってなくて普通に使えました。自分で配合の場合、説明されている土をいろいろ買ってきて配合すると、普通に2000円ぐらい軽く突破しますが、これ、5kgで500円しなかったと思うよ。植え替える新しい鉢も一緒に買っても1000円で結構おつりが返ってくるんじゃないッスかねww。
ここにこだわりが無い人は、普通に売ってる専用の土を買った方が後々面倒が無くていいです。
下石をひいて、土を鉢の半分ぐらい入れます。
サンスベリアは意外と大きくなるというのが私の感想なので、ひと回り大きめの鉢に植え替えした方がいいですね。
今回は3本まとめて植え替えてしまうので、倒れないように寄り添う感じで、でもある程度お互いに余裕がある間隔を持たせて土を追加してかぶせていきます。
今回は根っこをかなり切り落としてしまったので、根が完全に張るまで倒れてしまわないように軽く3本を縛っておきます。大体2か月ぐらいかなぁ、私は園芸用の針金で軽く輪っかを作る感じで束にしてますが、普通にひもでくくってもいいと思いますよ。
この状態で、私は植え替えから2週間ぐらいは水をあげないことにしてます。
軽く湿らす程度です。
ここは人によって言うことが違うみたいですが、植え替え直後はサンスベリアは弱っている状態になるので、私は余計な水分で根元を蒸らして腐らないように土の水分だけで済ましてしまって、自然回復をちょっと待つというスタンスです。
今回の植え替えしたサンスベリアと前回株分けしたチビサンスベリア。
チビの方は伸ばし放題でモサッとしてますが、こっちももうそろそろ鉢のサイズが限界かもw。
あ~、これも植え替えかぁ~。
この後しばらくしたら花が咲いたので、気になる方はこっちもチェックしてみて♪
サンスベリアの増やし方
サンスベリアは耐陰性もあるので数を増やしてあちこちに置きたいっていうマニアックな欲望を掻き立てられますよね。まあ、私みたいに増やす場所が無いという人も多いとは思いますが、サンスベリアが弱ってしまった場合のレスキュー法としても、覚えておいた方がいいかもしれません。
サンスベリアが枯れてしまう、
ヒョロヒョロ広がってしまう、
伸びすぎてしまう、
などなど、いろんな問題が起こると思います。
一番やらかしがちなのは、水のやりすぎで枯らしてしまったり腐らせてしまうことですよね。
この場合、サンスベリアのしなしなっとなってしまった葉は元に戻らないです。
腐ってきてしまう前に葉を切り取ったり剥がしたりしなくちゃいけなくなるのですが、こういう時は、新しく増やしてレスキューするっていうのが一番手っ取り早いですよ。
- サンスベリアを「株分け」で増やす。
- サンスベリアを「葉挿し」で増やす。
方法としてはこの2つです。
サンスベリアを「株分け」で増やす
簡単に言うと、今回3本立てで植え替えしましたが、これを1本ずつ鉢に植えれば株分け終了ですw。
これでもいいんですが、もうちょっと詳しくw。
今回の植え替えでは新芽や新しい株が出てきてなかったので写真は無いのですが、サンスベリアは地下茎で増える植物です。上手く育てていると、新しい芽が地面からにょきにょき出てきますよね。こいつを地下茎で切り離して株を増やすって方法です。
ちょっと感じは違いますが、解説している動画があったので一応見ておいてください。
株分けの基本的な手順です。
- 古い鉢からサンスベリアを引きずり出す。
- 根っこの土を落とす。
- ハサミで地下茎を切って株を分ける。
- 日陰で2~3日乾燥させる。
- 土に株分けして植える。
これだけです。
基本的な注意点としては、新芽のまだ地面から芽を出していない子株の白い地下茎は、切り離しちゃダメ。
増やしたくないなら切り取って捨てちゃえばいいですが、このまだ小さい地下茎は、切り取って植えてもうまく芽が出ない可能性かあります。
ちゃんと増やしたいなら、地面から芽を出し、葉をつけてから切り離しましょう。
もう一つ、切断面が完全に乾くまで2~3日置いておくこともコツです。
切断面が乾いて水分が出ない幕が張ったみたいになればOK。乾燥させないうちに植えてしまうと、そこから腐ってしまったり、ウイルス性の病気が入ってしまうことがあるので注意です。
あとチェックしておいてほしいのは、根っこにカビや腐って溶けている部分、枯れている部分がないかよく見てください。かなり水分を抑えているつもりでも、根が張りすぎてしまうと風通しや水はけの悪さで、そういう部分が出てきてしまうことが結構あります。そういう部分はバッサリカットして、とにかく根の周りの健康状態を良くしておいてください。チョロチョロッとでも根っこがついてれば、新しく根付くはずなので、私は結構大胆にカットしちゃってますw。
ちょん切って、乾燥させて、植える。これだけで増やすことができますよ。
簡単でしょ♪
サンスベリアを「葉挿し(土挿し、水差し)」で増やす
サンスベリアは生命力の強い植物なので、引っぺがした葉を土に挿しておくだけで根が生えてきます。
今回私は植え替えでバリバリ剥がしてしまった葉っぱは増やす気ゼロなので捨ててしまったですが、かなり弱った枯れかかった葉っぱでも、植えておくと結構芽が出てきますよw。
ただ、この葉挿しで増やした場合、先祖返りしてしまって、特徴的な縞々模様が消えてしまい濃い緑一色になることがあります。
時々オフィスに入っているレンタル観葉植物なんかで見かけますよね、白っぽい縞々模様っていうより緑のはっきりくっきりって感じのアレですw。どっちがいいかは好みですが、簡単に数を増やすのであれば葉挿しや水差し。現状の色合いを残したいのであれば、株分けの方がいいかもしれませんね。
コチラも面白い動画があったので紹介しておきます。
サンスベリアの葉挿しの生育はそのまま剥がした葉を植える方法と葉を輪切りにして植える方法の二つがあり、それぞれ土挿しでも、水差しでもイケますww。
基本的な手順です。
- 葉を用意する。
- 葉を5cmぐらいに切る。
- 日陰で2~3日乾燥させる。
- 土か水に植える。
- 新芽が出てきてある程度大きくなったら株分けする。
これだけです。結構カンタンですよw。
注意点としては葉の上下です。
本当は切り分けて上下逆さまでも芽が出るらしいですが、確率が下がるので立っている上下は守って植えてください。
株分けと同じく、葉をそのままでも、切り分けても、2~3日は乾燥させてから植えるようにしましょう。また、水差しの場合は水が腐らないように毎日交換するか、ハイドロカルチャーやシリコンボールなどで対応してもらった方がいいかもしれませんね。
根が出てきてもそのままサンスベリアの水栽培というパターンもアリですが、毎日水の交換という手間を考えたら土に植え替えた方がいいかもですw。
基本的には新芽が出てくるまでの苗床扱いなので、立派な新芽が2本ぐらい出てきたらそちらを株分けするって感じで植え替えです。
ちょっと時間はかかりますが、生育で数が稼げるので、わっさわっさサンスベリアに囲まれた生活を夢見ているならやってみる価値ありですよw。
サンスベリアの管理方法は?
よく植物を元気に育てたいなら原産地の環境に近づけてやればいいって言われますよね。
サンスベリアは元々アフリカ中央部、東南アジアなどの熱帯地域の乾燥した土地に生息している植物です。
暑さ、乾燥に強くて虫も付きにくく、耐陰性もあるので室内でも育てやすい。反面、加湿や低温には弱く、風通しが良くないと水のやりすぎで腐ってしまったり、5℃を下回ると枯れたり溶けたりしてしまいます。
さすがに熱帯地域と同じ環境というのは無理ですが、かなり雑に扱っても丈夫に育つので、特性を理解してやれば長く育ってくれる植物ですよ。
サンスベリアは日当たりの良い場所・置き場所で育てる
元々は熱帯地域でカンカンに直射日光を浴びて育ってる植物です、明るく日光が大好きです。
たださすがに品種改良されているので、夏場などの直射日光は苦手のようですね。日光が強すぎて黄色く葉焼けしてしまうみたいです。屋外に出す場合は、遮光ネットなどで50%ぐらい遮光した方がいいみたいですね。
ちなみに私の家はマンションの陰に入ってしまうのでメッチャ日当たりが悪いですw。直射日光が当たるのは午前中の数時間だけで、後は直射日光が当たらないが明るい日陰という環境。そのおかげか、変によく育つ植物があったりします。
サンスベリアもどうやらその中の一つ。
春~夏~秋の間は、私の経験からすると、夜は室内、昼間は屋外。雨の日は一日室内。直射日光はを当てるとダメって言われてるけど、午前中などの光が弱い間は少しでも日に直接当ててやった方が元気がいいと思います。後は基本的に明るい日陰で過ごすといった感じがベストなんじゃないですかね。日光に当てる人は一日中日向に出しちゃうんで、それはやめた方がいいです。
冬は完全に室内ですが、耐陰性があるので意外と平気。なるべく明るい場所を探して寒くならない場所に置いてあげるのがベストですね。
サンスベリアの水やりは土が乾いたらたっぷりと与える
サンスベリアは葉の中に水分を保有していて、乾燥にはかなり強い植物です。2週間ぐらい放っておいても平気ですよw。
水分不足の場合、葉の表面に縦割れが出てきます。付き合いが長くなってくると、そのわずかなへこみを葉を触っただけで水分が足りてる足りてないが分かるようになるんですが、かなり慣れが必要なので最初はおすすめできませんw。
まあ、最初は大丈夫か?ってぐらい、かなり乾燥気味で管理すれば大体OKですw。
「土の表面が乾いてきたら水をたっぷりやる」ってあちこちに書いてありますが、それだとちょっと水分多めかな? 鉢の大きさにもよるけど、土の表面が乾いてても中は水分多めということが結構あります。私は乾いた土をほじくって、人差し指の爪のある第一関節ぐらいまで掘っても水分が無く乾いてたら水をやるってぐらいでいいと思ってます。
水のやり方については、近所の生花農園のおかみさんに教えてもらった「植木鉢に水をやる場合は、鉢の中の空気を入れ替えるように水をやる」という方法を基本にしてます。
一気に鉢からこぼれそうなぐらい水をやって、水が吸い込まれていった後、鉢の下から水が出るのを確認って方法。ダバダバ下から水が出過ぎてしまうと土の栄養素も流れてしまうので、頃合いを覚えないといけないですが、上から水によって土の中の空気を下から押し出す感覚でやってます。
サンスベリアは湿気に弱いのでよく水切りをしないといけないですが、観葉植物は室内保管が多いので、水をこまめに少量というケースが多いです。土の中の空気の入れ替えができてないことが多いので、気をつけてください。
夏場は葉の表面も乾燥してくるので、葉にひび割れが出そうだったら日が落ちてから、霧吹きで葉の表面にも水分を与えます。ちなみに夏場は昼間に水をあげちゃダメですよ。土が熱くなるので、根っこが煮えてしまいますw。涼しくなってからあげましょう。
冬場は、10℃を下回ると成長が止まる休眠状態になるので、乾燥気味で管理します。月一ぐらいの水やりでもいいぐらいです。
サンスベリアの肥料のやり方
サンスベリアは基本的に肥料はいりません。
栄養素は自家生成して自分でまかなってしまいますし、植え替えた土の栄養素だけで2~3年は持ってしまいます。私としてはあまり肥料をあげない派なんですが、これは人によってかなり意見が分かれるところなんですよね。
まあ、そうはいっても肥料はある程度必要で、5月~10月頃、春~秋にかけての生育期に、緩効性の固形肥料などを与えておくのも必要です。
観葉植物として育てていると、お部屋の中でどうしても日光不足になってしまい、細いくせに間延びしたみたいに伸びすぎてしまう徒長が起こったり、広がってだらしなくなったしまうっていう人もいるし、肥料をあげすぎてるからそうなるっていう人もいます。正直私にはどっちだかよく分かりませんw。
幹の部分をある程度太く育てたいけど日当たりが悪い、植え替え直前で土の栄養素が足りないなど、ちょっと特殊な場合やイマイチ弱ってる感じがするっていう場合は、肥料をあげた方がいいかもしれないですね。
私がよく使っているのはハイポネックスのハーブ用か観葉植物用のどっちか。正直ほかの育ててる植物との折り合いで、何でもいいですw。液肥の希釈濃度は1000倍ぐらいまでしか書いてないと思いますが、サンスベリアは肥料が多くても枯れてしまう厄介なやつなので、書かれている最大希釈濃度の2倍以上、この場合だと2000倍以上に薄めて使ってください。配合比率でいえば、花や実をつけるわけではないので、リンサンが多く含まれている必要はないです。全部同じ平均比率の物で充分ですよ。
液肥でもいいですが希釈とか面倒な人は、ゆ~っくり溶けてジワジワ効くタイプの大きい粒状の肥料が便利です。一鉢に4粒ぐらいを土の上に置くだけってやつですが、半分以下の2粒か1粒だけ置いて放っておくって感じです。肥料が強すぎたら外せばいいだけですからね。
意外とサンスベリアみたいな肥料が多くいらないけど完全にいらないわけじゃないっていう植物にはこの手の肥料の方が使い勝手がいいかもしれないですよ。
サンスベリアの夏越しと冬越しの方法
上の方ですでに触れてしまってますが、サンスベリアにとっては夏と冬が一番ヤバい時期ですw。
夏はなるべく直射日光を避けて日陰で過ごすようにします。40℃を超えると枯れてきてしまうので、気をつけてください。夏場は一番にょきにょき大きくなる時期でもあるので、肥料や水を多めに必要とする時期でもあります。日が暮れてから、葉も乾燥でひび割れが出ないように霧吹きで湿らせてやって、土が乾燥してたら水をたっぷりあげるようにしてください。
冬は10℃を下回ると成長が止まり休眠状態になり、5℃を下回ると枯れたり溶けたりするので、なるべく室内で、明るくて暖かい場所に避難させてあげてください。私の家でも窓際の日の当たる場所が冬場の定位置って決まってますw。
また、冬場は休眠状態になるので、水はかなり制限して乾燥気味にしてください。月一ぐらいで充分です。
ただ室内で暖かく、メチャ乾燥しているって場合は、まあ、それなりにw。
サンスベリアの病害虫の種類と対策方法
サンスベリアはあまり害虫の被害というのはないですね。実際私も今まで一度も虫がついたというのはないです。枯れた葉を放置してて、そこからコバエが沸いたというのはあるんですがw。
主に葉に寄生して発生しやすいのはハダニ、アブラムシ、カイガラムシ。
食い荒らす虫としてはナメクジ、ダンゴムシ、バッタなどです。
対策としては枯れた葉などはすぐ取り除き、葉の表面が乾燥しすぎないように葉にも霧吹きなどで水分を与えるようにすると、大体防げてしまいます。
もし発生してしまったら、食品成分を使っているスプレー式の殺虫剤や殺菌剤を使って駆除してください。普通にホームセンターとかで売ってるのでOKですよ。
ナメクジ、ダンゴムシ、バッタなんかは外から寄ってくる害虫なので、見つけたら手で取り除くほか、誘引剤や専門の殺虫剤があるので、1匹でも見つけたら即増えるので徹底的に駆除しちゃってください。
一番厄介なのが、虫によって引き起こされるウイルス性の病気関係ですね。
葉がぐちゅぐちゅになっちゃう場合が多いんですが、サンスベリアは一度葉が傷ついたら元に戻らないんですよね。なのでそうなったらしょうがない、他に広がる前にカッターで目立たないように楕円形に切り取るしかないですw。
もう、これはしょうがないのであきらめた方がいいですよw。なんとかフォローするしかないですw。
サンスベリアは2~3年に一度は植え替えをしよう
すでにここまで読んでもらっていれば、大体なんで植え替えが必要かは何となくわかってきてると思います。
基本的な理由としては、
- 鉢の中で根が張りすぎて根詰まりを起こすから。
- 土の栄養素が足りなくなってくるから。
- 新芽が出て増えすぎて、鉢が窮屈になってしまうから。
こんなところですwww。
新芽がポコポコ出てくるようになっても植木鉢が小さいままだと植木鉢を割ってしまうこともあるので要注意です。
大きくなるのが分かってるのに、何であんなに小さい植木鉢にわざわざ植えてるんだ?って人も多いと思いますが、それも理由があります。
湿気に弱いサンスベリアは根に対して土の量が多くなると、土が乾かなくなってしまい、腐ってしまう原因になるからです。よく見かけるあの鉢と葉のバランスは、見栄え重視ってわけじゃないですw。あんなもんでいいんですよ。
また、植え替えして根付くまで、肥料を与えてはいけないこともポイントなので気をつけてください。
2~3年に一度は植え替えをして、鉢を少しずつ大きくしていきましょう。
サンスベリアの種類・品種
私の育てているのは、正式には、サンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティという名前なのかな?
よくサンスベリアで売られている最もポピュラーなものです。
他にも有名なのでは。
- サンスベリア・スタッキー
- サンスベリア・ハニー
- サンスベリア・ミカド
- サンスベリア・バンテルス・センセーション
- サンスベリア・ペロッティー
このへんかな?
写真が無いのが申し訳ないですが、個性的な種類が数多く存在していて、代表種や日本では手に入りにくい希少種までかなり様々。
希少種であればあるほど日光の光量や温度管理なんかが難しく、なかなか素人では育てるのが難しいのも事実です。スタッキーは育てたことがあるんですが、冬越しがうまくいかなくて枯らしてしまいましたし、ミカドは大きくなってはいるんですが、葉が開いてしまって間延びしてしまったりしてますw。ムムムッ難しい……w。
一般的なローレンティが一番お家で観葉植物として育てるにはちょうどいいですわwww。
サンスベリアの種類 同じローレンティでも柄がかなり違うものも多いので、バリエーションを楽しむことができますよw。
サンスベリアの育て方 まとめ
今回私のサンスベリアの植え替えついでに育て方などをまとめてみましたがどうだったでしょうか?
サンスベリアの種類 基本的に見た目がおかしくなってきたときは日光不足か水のやりすぎってことが原因の場合が多いです。
育つものならなんでも育ててしまうという、おじさんの習性で、元々は100円ショップで買ってきたのが始まりで、こんなんなってますw。ちなみに私のサンスベリアは普通に育てて、大体8年ぐらいです。このサイズになるのにそのぐらいはかかると思った方がいいでしょうね。もっと環境が良い豪邸とかマメな園芸趣味人、ビニールハウス完備の業者なんかだったら全然違うでしょうが、私レベルだとこんなもんですw。
もっと大きいサイズのカッコいいサンスベリアを最初からほしい人は、信用できるネットショップとかで買った方がいいかもしれないです。大きいサイズだとお店で買っても持って帰ってくるのが大変だし、ちょっと大きいサイズでもセダンタイプの車じゃ乗らなかったりするだろうしねw。
【PR】今回のコンテンツに登場したもの・おすすめ一覧
サンスベリアだけじゃなく大型~中型の観葉植物をかなり扱ってるので他の物も物色してる人にはおすすめ。小型だとハイドロカルチャーが多いかな?
ハッキリ言って見栄えがいいものが多いですw。
専門業者だけあって、梱包も工夫されててきれいなまま届きます。FAQも結構充実してるし、季節によって入れ替えや品種もかなり変わるので、マメにチェックしてると面白いものに出会うことが多いですよ。私が知る限り15年以上前からネットショップ展開してて何回か買ったこともあります。お洒落インテリアショップとしても有名らしいです。もう、老舗ですねw。
こういうお店もうまく使うのが、珍しくて良いものを手に入れるコツかもしれないですね。