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超便利なChatGPT、そのメリットとリスク・危険性とは?

2024年3月4日

超便利なChatGPT、そのメリットとリスク・危険性とは?

こんにちは!Attaboy運営人のアキラおじさんです!

今回は、チャットGPT(ChatGPT)のメリットとリスク・危険性についてまとめてみました。

超便利にチャットGPTを使ってる身としては「ん? 危険性? どういうこと?」
なんて、不思議に思っちゃいますよねw。

ドブネズミ会社員の私程度では、全く危険性だのリスクなどというのは感じたことはないんですが、世界的にはこの危険性というのが危惧されているそうです。
すでに解除されてますが、イタリアでのチャットGPT使用禁止や、開発を一時中止させる署名、 ハッカーなどによる悪用の懸念など、結構話題に上っています。

テクノロジーの進化に伴い、人工知能(AI)の分野は飛躍的に発展しています。
その中でも、自然な対話を行うことができるChatGPT(Generative Pre-trained Transformer)は、多くの注目を浴びてますよね。ChatGPTは、ユーザーの質問や要望に対して自動的に応答を生成するAIモデル。おかげで、情報の検索やコミュニケーションの効率化、アプリケーションの開発など、さまざまな分野で活用の幅を広げています。
ただ一方で、短期間で利用者1億人突破するなど、ChatGPTの急速な普及には懸念もあるわけです。

大雑把に大きく分けてしまえば「悪用」と「情報漏洩」。

この2つが二大問題点。
そこから絡まりさらに細かく枝分かれしていると思ってもらえばいいと思います。

ここでは、ChatGPTのメリットとリスク、そして危険性について、初心者にもわかりやすくピックアップしてみました。もちろん私の個人的な意見も絡めて解説ですw。

普通にチャットGPT使っているのであれば、一般人の私たちにはあまり関係ない話だとは思いますが、ChatGPTを正しく理解し、安全かつ効果的に活用するためにも、知識を身に着けておきましょう!

ChatGPTとは?

ChatGPTとは?

ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルの一つで、大量のテキストデータから学習し、自然言語を用いたテキスト生成タスクにおいて驚異的な性能を発揮します。
ChatGPTは、このGPTモデルをベースにしたチャットサービスになります。

ユーザーからの質問やテキスト入力に対して、適切な文章を生成し対話による精度の高いやり取りができます。ChatGPTを利用することで、テキスト生成、文章要約、質問応答、コンテンツ自動生成など、多岐にわたるタスクを自動化できるようになり、期待が高まってます。

ハッカーに新たな手段をもたらすチャットGPT

ハッカーに新たな手段をもたらすチャットGPT

ジェイルブレイク(脱獄)って知ってる?

ChatGPTには、元々憎悪の含まれているテキストを生成したり、違法行為のある文章を作成できないルールやフィルタリングがされていて、悪用できないようになってます。
しかし、それを迂回できるようにプロンプト設計してAIモデルに悪意のあるデータを生成させたり、ひそかに送り込む手法がジェイルブレイク(脱獄です。

これ、かなりヤバいです。

私ごときがちょっとググっただけでも結構な情報量が出てきますよ。
具体的な方法は書いてないけどヒントはかなりちりばめられてて、見る人が見れば分かっちゃうんじゃないの? 他社のLLM(大規模言語モデル)AIでChatGPTをハックするっていうのまでありますよ。

通常ハッキングは外部からシステム内部に侵入する方法。内部から洗練されたプロンプトを使うという点ではちょっとイメージが違いますが、そのぶん闇は深いです。

システムをだますことで、悪意のある文章やプログラムが生成できてしまうというだけでなく、違法薬物の作り方や犯罪行為の手法や手順まで封印されているはずの方法を返答させてしまうという事も可能なようです(私は怖くてやってませんw、他の研究者の受け売りですw)。

ChatGPTは、その高度な自然言語処理能力により、人間のような対話を可能にし、多くの分野で革命を引き起こしています。しかしながら、この進化した技術は、ユーザーに便益をもたらすだけでなく、ハッカーや悪意ある人々に新たな手段を提供している側面もあるんだという事を知っておいてください。

チャットGPTのセキュリティリスク

チャットGPTのセキュリティリスク

ChatGPTは、セキュリティリスクについても問題視されてます。
上で書いた「悪用」と「情報漏洩」の具体的な問題点です。

もちろん今現在の浮上している点なので、今後悪意のある人が増やすとも対策されて減るとも、どちらとも言えないという事だけは事前に了承しておいてくださいね。

それぞれのリスクがどのように自分に影響を及ぼす可能性があるか知っておいてください。

AIが生成するフィッシング詐欺

ChatGPTのセキュリティリスクの一つは、AIが生成するフィッシング詐欺です。
フィッシング詐欺は、ユーザーにウソの情報やリンクをクリックさせ、個人情報や認証情報を盗む悪質な方法です。また、ウイルスに感染させ情報を抜き取るという方法もあります。
ChatGPTを悪用すると、リアルな企業や団体を模倣し信頼性のある情報を含むサイトを作ることや、信用ある虚偽の文章で思わずクリックさせてしまうという事ができてしまいます。

サイト、メール、SNSなどで、今後ユーザーは罠にかかりやすくなる可能性がありますよ。

例えば、ChatGPTをダマして悪用すれば、非常にリアルな銀行のロゴやフォーマットを使った偽サイト生成することも誘導することもできてしまいます。
また、今までであれば英語や日本語の怪しいメールなどがスパムメールとして送られてきましたが、全世界の言語をたやすく信用ある形にリライトできてしまうので、今後はかなり日本語の精度の高い、信頼性の高いスパムメールやスパムコメントが送られてくることも考えられます。
最悪、詐欺を行うチャットボットすら出てくる可能性が高くなってきてますよ。

かなり巧妙な方法が、ChatGPTのおかげでグンと精度を上げられるようになってしまったのでネットユーザーとしては注意が必要ですね。

悪意のあるコードの作成

もう一つのセキュリティリスクは、ChatGPTを使って悪意のあるプログラムコードを生成する可能性です。
ChatGPTはプログラミングのコードの生成はかなり得意分野なので、これを悪用すれば、ジェイルブレイクで悪質なプログラムやウイルスを生成することもできてしまいます。

悪意のある者がChatGPTを使用して、システムやアプリケーションに害をもたらすコードを生成することは、セキュリティに対する脅威となりますよね。生成されたコードが悪用されれば、個人情報の盗難、データの改ざん、サービスの停止などの被害が発生する可能性があります。

風評被害・フェイクニュースにつながる恐れ

ChatGPTは、大量のデータから学習するため、誤った情報で生成することがあります。
ホントに流れるように嘘をつくときがありますよww。
この誤った情報が広まってしまうと、企業や個人に対するフェイクニュースや風評被害が生じる可能性があります。まだそこまで極端な事例というのは聞きませんが、特に企業の製品やサービスに関する誤情報は、信頼性を損なう要因ともなりかねません。

よく誤解されているんですが、ChatGPTは大量のデータから考えて返答するシステムではなく、「大量のデータからそれらしい答えを取りあえずなんでも答えてしまうシステム」です。
システムの構造上、誤情報を見極めるという事はまだ全然できません。
例えば、悪意のある誤情報をほかのAIを使って1億個作って、それをChatGPTに学習させるか流し込んでしまえば、あっという間にデマを答えるようになってしまう可能性だってあるわけです。多分これって下手すると全自動でできちゃいますよw。

私ですら考えつくんだから、ね、なかなか怖いでしょ?

情報漏洩のリスク

一般的なチャットボットと同様に、ChatGPTも一時的な情報の記憶は行いませんが、ユーザーとの対話を通じて提供された情報は一定期間内にアクセス可能になります。そのため、ユーザーが機密情報や個人情報を共有した場合、それがアクセス可能な状態となって、情報漏洩のリスクが生まれてしまうんです。
実際ChatGPTを導入した大手企業で、秘密情報が流出したとか、ソースコードが盗まれたという話を、私ですら、たま~に聞きます。

特に機密情報を取り扱っている企業や部署などでは、GPT用に情報取り扱いのガイドラインをわざわざ作って徹底しているところや、GPT使用を禁止しているところもあったりしますよね。よくよく聞くと、これが原因だったりします。

また、別ページで私、ChatGPTの対話情報からは学習してないって書いたんですが、ちょっと分からなくなってきました。
OpenAIの発表や規約、EUの問題や規制対象の問題の情報から、入力情報から学習してないと思ってたんですが、システム改変がやたらと頻繁というのと、完全にデータ情報については透明化されてないっていう事もあって、ちょっと疑問に思ってます。
オプトアウト設定の存在や、情報が流出したって話を聞くと、あれ? もしかして学習もしてる?
なんだかいろいろ矛盾してるんだよねぇww。

ChatGPTは構造上学習データを参照したり情報として引っ張ってきたりしてます。つまり、もし会話を学習データとして使っている場合、個人情報や機密情報を会話の中で入力してしまうと、取り込んでどこかで第三者にテキスト生成してしまう可能性もあるわけですよw。

絶対にないという話ですが、その根拠となる情報や技術部分は完全には透明化されているわけではないので疑問が残ります。
また、一時的な情報の「記憶」はしてないとは言っても、会話履歴が残っている段階で「記録」はどこかに保存されているはずなので、ハッキングによる流失も完全に無いとは言えません。

ちょっと複雑ですが、セキュリティリスクは、ChatGPTの普及と使用に伴い、今まで以上に慎重な対策と注意が必要とされてきてますよ。

一般人は何ができる? チャットGPTの安全な活用法・対策

一般人は何ができる? チャットGPTの安全な活用法・対策

大きな企業はともかくとして、個人レベルではどう対策しておいた方が良いのか?
そのセキュリティリスクに、一般のユーザーが安全かつ効果的に活用するための方法や対策についてまとめてみました。

あくまで私が現在ChatGPTを仕事に使っててピックアップした方法なので、もしかするともっと他にもあるかもしれませんが、あくまで参考までに

ChatGPTで情報漏洩を防ぐためには?

ChatGPTを使用するときは、次のポイントに注意することで、個人情報や機密情報の漏洩リスクを最小限に抑えることができます。

機密情報の共有を避ける

ChatGPTに対して、自身や他人の機密情報を入力しないよう注意してます。例えば、マイナンバー番号、クレジットカード情報、パスワードなどの機密情報は決して共有しないでください。

パーソナルな質問を避ける

ChatGPTに対して、パーソナルな質問や個人的な情報を求めないようにしてます。ChatGPTは一時的な情報の記憶を持たないとはいえ、不必要な情報を相手に求めたりしないようにしてます。

会話の履歴を削除する

ChatGPTを使用した会話履歴は、潜在的なリスクとなります。不要な履歴はマメに削除し、機密情報や個人情報が含まれている場合は特に注意して対処してください。

アプリやプログラムなどは必ず公式サイトからダウンロード

ChatGPTを利用する時に、関連するアプリやプログラムをダウンロードする場合は、公式サイトからダウンロードするようにしてます。
それこそChatGPTによってつくられた偽情報と不正サイトの可能性もあるわけですからね。
不正なウェブサイトからのダウンロードは、マルウェアやウイルス感染のリスクを招きます。公式なチャンネルを通じてソフトウェアを入手することで、セキュリティを確保してください。

パソコンのファイアウォールを有効に

パソコンのファイアウォールは、外部からの不正なアクセスを防ぐための重要なセキュリティツールです。

基本的に「パーソナルファイアウォール」と「ネットワークファイアウォール」の2種類ありますが、個人のパソコン単位でできるのは「パーソナルファイアウォール」。
大抵OSに組み込まれているはずなので、コントロールパネルを開いて「システムとセキュリティ」の部分にオンオフがあると思います。確認しておいてください。
※細かいバージョンによって確認できる場所や名前が微妙に違うみたいなので、自分で確認してみてくださいね。
ファイアウォールを有効にして、不審なアクセスやプログラムの実行をブロックしてください。

セキュリティソフトをインストール

ウイルス対策ソフトウェアやセキュリティソフトをインストールし、定期的なアップデートを行ってます。

どのソフトを使うかは好みですねw、私は昔からNortonを使ってます。ぶっちゃけめんどくせぇ~、と思うこともありますが、いざという時結構役に立つので、絶対何かしらセキュリティソフトは入れといた方が良いですw。
悪意のあるプログラムやウイルスから自分のパソコンを保護してください。

API経由でChatGPTを使用する

API(Application Programming Interface)経由でChatGPTを使用する場合、セキュリティが強化されることがあります。

平たく言えばChatGPT搭載のソフトウエアやツールですね。後はその会社がちゃんと登録した個人情報を管理してくれるかだけの問題です。
APIを提供するプロバイダーがセキュリティ対策を行っているため、安全な利用が期待できます。

オプトアウト設定を行う

ChatGPTには、履歴が残らないオプトアウト(利用停止)設定がついてます。もしプライバシーに対する懸念がある場合、オプトアウト設定をしてください。

画面左下に自分で名前を付けたログインが表示されていると思います。
その中の「Setting」→「Data controls」→「Chat history & training」をOFFにしてもらえばOK。

システム改変が頻繁なので、表示名や場所はちょいちょい変わる可能性はありますが、大体その辺にあると思います。

EUのChatGPTのセキュリティへの懸念

EUのChatGPTのセキュリティへの懸念

イタリアで一時ChatGPTの使用が禁止になるなど、ChatGPTの導入と使用に関するセキュリティへの懸念は、地域によってかなり違います。
特に、ヨーロッパ連合(EU)はデータプライバシーや個人情報保護に関して非常に厳格な法規制が敷かれていて、ChatGPTのセキュリティについて独自の懸念事項が浮上しています。

日本やアメリカとはちょっと違う厳しいEUの法規制についても情報として書いておきます。

データプライバシーとGDPR

EUでは、一般データ保護規則(General Data Protection Regulation、GDPR)として知られる厳格なデータプライバシー法が2018年から施行されています。
GDPRは、個人情報の収集、処理、保管、その取扱いについて厳格な規則を規定していて、企業や組織はこれに従う必要があります。

ChatGPTを使用する際、ユーザーからの入力や質問には個人情報が含まれる可能性があります。これは完全にGDPRに引っかかります。特に、医療情報や金融データなどの敏感な情報がChatGPTを介してやり取りされる場合、GDPRに準拠する必要があります。EU内の企業や組織は、ChatGPTの利用に際してデータプライバシーに対する適切な対策を講じる必要があり、OpenAI側にも厳格な対応を求めています。

データの移転と安全な保管

EUの法規制は、EU域外への個人データの移転に関しても厳格な要件を設けています。ChatGPTを提供する企業は、EU域外にデータを移転する場合、EUのデータ保護法に準拠する必要があります。

また、ChatGPTには膨大なデータが学習に使用されていて、そのデータの保管にもセキュリティの要求がかかります。EUの規制に従い、データの適切な保管と保護が行われない場合、法的な問題が生じる可能性があり、今現在も結構もめてます。

個人情報の取り扱い

ChatGPTを運用する企業は、ユーザーから収集した個人情報の適切な取り扱いを確保しなければなりません。EUでは、個人情報の収集と処理に対する透明性と許可が求められていて、ユーザーは自分のデータがどのように使用されているかを知る権利を持っています。

EU域内でChatGPTのサービスを提供する場合には、個人情報の取り扱いに関するEUの規則に従い、ユーザーのプライバシー権利を尊重する必要があります。

サービス提供への制約

EU域内でChatGPTを提供する場合、GDPRやその他の規制に従うために、サービス提供に制約が生じることがあります。これは、一部のデータ処理や機能の制限を意味し、サービスの運用に影響を及ぼす可能性があります。

監視と報告

EUの法規制では、データ侵害が発生した場合、これを当局に報告する義務が課されています。ChatGPTサービス提供企業は、セキュリティ侵害が発生した場合、これを適切に監視し、必要な対応と報告を行う責任があります。

これらのセキュリティに関する懸念事項は、EU域内でChatGPTを提供・利用する際に重要な要点です。企業や組織は、これらの規制と懸念に十分な対策を講じることが求められます。

現実問題として、システムの改変やプライバシーポリシーの変更など、OpenAI側もかなり対応してきています。EUのみの対応というより大本から対応しようとしている姿勢がありますね。
少しムリクリという部分もありますが、ChatGPTの成り立ち上しょうがないという所はあるんだと思いますが、どうするんですかね?

今まだかなりあやふやにされている部分が厳格に整理されることによって、今後のChatGPTの対応の変化に注目ですねw。

日本でのChatGPTの今後のセキュリティ対応は?

日本でのChatGPTの今後のセキュリティ対応は?

ChatGPTの日本での利用が広がるにつれて、セキュリティに対する重要性も増しています。

日本国内では個人情報保護法やサイバーセキュリティ法などの法規制が整備されつつありますが、正直まだまだといったところが非常に多いです。
ここでは、日本でのChatGPTの今後のセキュリティ対応について少し解説です。

日本のセキュリティ対応と課題点としてはこれらが挙げられています。

  • データセキュリティの強化
  • エンドユーザー向けのセキュリティ教育
  • セキュリティポリシーと法規制の整備
  • セキュリティ専門家の育成
  • インシデント対応と緊急体制の構築
  • セキュリティテストと脆弱性対策

見てもらえば分かりますが、基本的に民間技術への丸投げ感がありますよね。

個人情報保護法やサイバーセキュリティ法などの法規制が整備されてきてますが、EUのGDPRと比べるとだいぶお粗末ww。細々してて個別対応感はあるんだけど、上から大きく網を掛けるような国の法規制や方向性付けという感じはないです。

残念ながら日本のお役所を見てると、こういう全体の方向性や考え方をロジカルに組み立てるというのが、国民性として苦手なのかもしれないよねw。
結局個別に企業側や教育機関が頑張らないといけないという形になってます。

まあ、日本の企業は優秀なので、方向性付けはないけど、周りの空気を読みながら順次対策が立てられてきているといった感じですかね。

日本国内でのChatGPTの今後のセキュリティ対応は、技術の進化や新たな脅威に対応するために継続的な取り組みが必要になってきてます。本当は法的な大きな指針や枠組みというのが必要になってきてるんですが政治の動きがかなり遅く、あまり期待できないといったところです。
個々がセキュリティへの意識を高め、適切な対策を講じていかないといけないですよねw。

ChatGPTの限界と今後

ChatGPTの限界と今後

ChatGPTは革新的な技術ですが、それにもかかわらず、上で書いたようにいくつかの制約と限界が存在します。

いま問題視されているChatGPTの現在の限界と今後の展望について詳しく説明します。

質問への限定的な回答

ChatGPTは大量のデータから学習しますが、その学習データに含まれる情報に限定された回答しか提供できません。つまり、特定の知識や専門的な情報に関する質問に対する回答は、一般的な情報に比べて制約が多いことがあります。元々の開発意図としては全く問題ないのですが、ここまで汎用性が高くなってしまうと、ChatGPTは情報源として利用できるが、すべての情報が正確で完全とは限らないという問題が結構大きな欠点になってきてます。

ただ、現在もChatGPTの精度を向上させるために、より多くのデータ、文脈の理解、および論理的な推論の能力を組み込む研究が行われています。これにより、今後より精度の高い回答が提供できるようになると思われます。

言語と文脈の理解における限界

ChatGPTは言語モデルであり、文脈を理解するには限界があります。複雑な文脈や抽象的な概念に対する適切な回答を生成するのは難しいです。いくらディープラーニングされているとはいえ、LLMは基本的に言語予測AIです。言葉を数珠つなぎに繋げていくAIなので、どこかでシンギュラリティが起こらなかぎり、なかなか高度な思考概念の理解は難しいと考えられますよね。

正直今の段階では、高度な専門的なトピックや哲学的な問題に対する適切な回答を得るのは難しいかもしれません。

倫理とバイアス

ChatGPTは学習データから学習するため、その学習データに含まれるバイアスを反映することがあります。これは、性別、人種、宗教、政治的信念などの偏見や差別的な表現を生成する可能性があるということです。もちろんChatGPTにもルール付けがされてはいますが、ChatGPTの運用においては、倫理的な問題に対処するためのガイドラインやフィルタリングが必要になってきます。

ChatGPTの倫理的な問題とバイアスに対処するために、開発者や研究者は倫理規定の策定やコンテンツのフィルタリング技術の開発に取り組んでいます。バイアスを減少させ、公平で多様性のある情報を提供するための取り組みが進行中です。

最終的には倫理AI(EAI)が別システムで開発され、上位システムとして機能するか、ボットとして取り締まりや改変をしていくという流れになると個人的には思ってますけどね。

ドメイン固有の知識の統合

ChatGPTによって生成されたコンテンツは、通常の記事や情報と同様に見えるかもしれませんが、その信頼性は保証されていません。特に医療や法律などの専門的な分野での情報提供には慎重さが必要です。そのまま鵜呑みにはできないので、ユーザーはChatGPTから得た情報を自己判断で検証する必要があるわけです。

そのためChatGPTの知識ベースを拡充し、特定のドメインに関する知識を統合する取り組みが行われています。今後は特定の専門的な質問に対する正確な回答を提供できるようになるかもしれませんよ。

ChatGPTは今後も進化し続けますが、その限界を理解し、適切に活用することも必要です。ChatGPTの未来の進化に注目し、技術と倫理の両面で積極的に取り組んでいく必要がありそうです。

クローズド環境でのChatGPTになる可能性も?

クローズド環境でのChatGPTになる可能性も?

ChatGPTの未来について考える際、クローズド環境での展開が注目されています。
クローズド環境とは、一般のユーザーには提供されず、特定の組織や企業内でのみ利用可能な形態のこと。

かなり先の話にはなると思いますが、一般ユーザー向けとクローズド向けと、2種類の展開が今後考えられると思います。
クローズド環境やシステムパッケージ、スタンドアローンにしてしまえば、今抱えている根本的な問題がだいぶ解決されてしまうからです。

例えば、企業や組織などがクローズドでGPTを使った場合、意図的に外部にデータを持ち出さない限り、データの漏洩という問題のセキュリティレベルを上げることが企業内でできてしまいます。また、生成コンテンツを厳密に管理することも可能になり、コンプライアンスの向上も期待できます。

さらに、クローズド環境の企業や組織は、ChatGPTを自社の業務や製品に合わせてカスタマイズし、専門的な知識を統合することができるだけでなく、社内の情報を順次学習していくことによって独自のデータやルールに従った回答を生成できるように進化(特化)させていくことができるようになります。これにより、業務プロセスの効率化や顧客対応の向上が期待できます

もちろんそれだけではなく、クローズドにすることによって、特定の業界や専門分野に特化したChatGPTが開発され、医療診断、法的アドバイス、技術サポートなど、専門的な知識の提供に貢献できるようにもなります。

また、特定の業界や国の規制に適合するためのツールとして、ChatGPTが積極的に活用できるとも考えられますね。たとえば、金融業界での法的規制や医療分野でのプライバシー法規制変化にリアルタイムで対応するカスタマイズなどが行われると思います。

クローズド環境でのChatGPTの展開は、セキュリティと品質の向上をもたらし、特定のニーズに合わせたソリューションを提供できる近道のように感じてます。

しかし、同時に一般のユーザーにはアクセスが制限されるため、公平性と透明性に関する議論も引き続き行われるでしょうね。

あくまでおそらくでしかないのですが、今後の展開としては、AIが職場や生活環境に入ってくる基本的な流れがこんな形で生まれるんじゃないかと考えてますよ。

【PR】Chat GPT搭載のおすすめAI 一覧

Chat GPT

Chat GPT

Chat GPT 公式サイト

ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模言語モデル(LLM)。とりあえずこいつを使えない事には話になんなくなっているので、まずは使ってみてください。
ChatGPTの他に、BingのAIチャットやGoogleのBardなどがありますが、ちょっとずつクセみたいなものがあるので、まずはChatGPTからがおすすめ。
ChatGPT本体は言語モデルの心臓部みたいなものなので、何でもできる万能型です。
ただし的確な指示やプロンプトを入れてやらないとトンチンカンな答えしか返ってこないので、ここがキモですww。

現在はGPT-4・GPT-3.5 tuboが公開されていて、GPT-3.5 tuboは登録のみで無料。GPT-4はChatGPT Plusの有料プランで20ドル/月のサブスクで利用可能です。
日本語対応もしてますが、まだまだ英語の方が頭良さげな感じはあるかな?
GPT-4の方が高い能力を備えているしプラグインも使えますが、内容やパターンによってはGPT-3.5の方が速かったり欲しい答えが返ってきたりするので、両方使い分けてみてもいいと思いますよ。


Notion(ノーション)

Notion(ノーション)公式サイト

Notion 公式サイト

私も結構古くから万能仕事アプリとして使ってるノーション。
海外製のソフトウエアですが、かなり使いやすいソフトだと思います。私が古いユーザーだから操作に慣れてるっていうのもあるのかな?

平たく言えば、メモエディターを中心にタスク管理、ドキュメント管理、データベースなど仕事で使うツールを一つにまとめたオールインワンワークスペースといったところ。
ここにオプションですが、Notion AIという文章生成機能が追加されたって感じです。
下書きとかを作ってくれるんで、Notionを使い慣れてる人だったらこっちを使った方が便利かもよw。

私のようなフリー気質の強い人や、少人数でチームを組みながら仕事をしてるって人だったら多分Notionを使ってる人って多いと思うので、Notion AIは入れた方が良いと思いますよ。
メッチャ作業効率上がりますw。


Catchy(キャッチ―)

キーワードを入れるだけでキャッチコピーやテキストをAI(人工知能)が自動作成!【Catchy】

ChatGPT公開当初から話題になってた国産の文章生成ツール。
たぶん国産文章生成ツールではこの「Catchy」がトップだよね。

やっぱり日本人にはなんだかんだ言って日本人が作ったインターフェイスが直観的に使えて操作性がいい。こればっかりは理屈じゃないんだよねぇw。

実は会社で導入してて、ほぼライターさんやコピーライターさんに外注することが無くなってしまった激ヤバツールw。プロンプトが分かってなくても手順通り入れていくと結構いい仕上がりで文章が出来上がってしまいます。「キャッチ―」という名前の通り、キャッチコピーが得意のようですが、もちろんそれなりの長文もちゃんと書き上げてくれるので、かなり万能です。
私はカタログとか商品説明とかで使ってますよ。もちろんほかのツール同様それなりに修正は必要ですが、でもそれはライターさんに投げても同じですからねw。

個人で使うならブログ文章やSNS、YouTubeなどのコンテンツ制作に重宝すると思うけど、仕事でも使えてしまっているのでそれだけじゃもったいないぐらいのツールなんじゃない?
プロンプトが分からない、GPTは初心者っていうんであれば、かなりおすすめ。ペルソナや5W2H、文体もキッチリきいてくるので頭の中も整理されますよ。

ただちょっと他のツールより1000円/月ぐらい高いかなぁ。まあ、1000円高いだけでこの性能だったら問題ないんじゃない? 文字数制限のある無料のプランもあるのでそちらで試してみて、気に入ったら本格的に使ってみるのがおすすめです。


SAKUBUN(サクブン)

10倍速でコンテンツ作成!AIライティングSAKUBUN

SAKUBUNは国産の日本語AIライティングツールです。
OpenAI社のGPT-3.5、GPT-4のモデルを搭載し、ブログの文章や広告文、SNSの投稿文章など自動生成してくれるライティングツール。
ChatGPTを使いこなすとなると、プログラミング的な思考が必要になるし、プロンプトも色々試行錯誤しないといけないので時間と学習が結構必要になっちゃうんだよね。
「そんなのやってられねぇわ!」
「プロジェクト単位で動いてたら全員にプロンプトの共通の知識を蓄積させるなんてできないし時間もない!」
って思うんであれば、こういうAPIを使う方が便利です。

特別プロンプトを細かく指示しなくても100種類以上の日本語テンプレートが用意されていて、ペルソナ設定もできるので、かなり精度の高いテキスト生成ができますよ。
ぶっちゃけ海外製のこういったライティングツールをいくつか使ってみたけど、やっぱり日本人には日本人が作ったUIが使いやすいんだよねぇw。
これは私の本気の本音w。
やっぱり感覚的に物事の考え方の順番ってお国柄が出るんだよね。UIも日本人にはいまいちピンとこない名称だったり言葉だったりして、結構戸惑うのよww。

国産で日本語テンプレートっていうのだけでもおすすめなんですが、特にSAKUBUNはSEOに強く、長文制作に向いてます。
コンテンツマーケティング、中小企業、SEO・広告代理店、個人ライター、ブロガー、YouTubeなど、ちょっとプロ志向の人に向いてるサービスだと思いますよ。

一番安いプランで2,980円/月~ですね。無料のプランもあるけどすぐ制限がきてしまうので、ホントにお試しって感じかな? ただ一番安いプランだとGPT-3.5、GPT-4の切り替えができないのが玉にキズです。


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超便利なChatGPT、そのメリットとリスク・危険性とは? まとめ

超便利なChatGPT、そのメリットとリスク・危険性とは?

話題のChatGPTに焦点を当て、そのメリットとリスクについて解説しました。

ChatGPTは、AI技術の進化により、様々な分野で革命をもたらす可能性を秘めていますが、同時に懸念事項も浮上しています。
大雑把に大きく分けてしまえば「悪用」と「情報漏洩」。

ChatGPTのセキュリティの向上、業界別のカスタマイズ、法的規制への対応が期待されます。
一方で、倫理的な課題やアクセスの公平性についても議論が続いてます。

最後に、ChatGPTは強力なツールであると同時に、その利用方法には注意が必要です。常に情報の確認と倫理的な枠組みを意識し、利用していくことが必要ですね。

個人でできることは少ないですが、こんな問題点と、こんな取り組みが行われているっていう事を知っておいてくださいね。

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