こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回は鉛筆画を描くときの紙の種類についてまとめてみました。
鉛筆画を描くとき、紙は何を使ってる?
意外に種類が多い鉛筆画用の紙。
絵が上手い人やプロは、画材(紙)に何を使ってるか、気になるところだよねぇ。
ぶっちゃけ何に描くかなんて、何でもいいって人も多いし、スケッチブックやコピー用紙を愛用してる人もいるぐらいなんで、別に気にしない人は気にしないww。
ただ、リアルに描く場合はそれなりに紙にも厚さや強度が必要になる、って話w。
今回紹介してる紙は、私が実際今まで使ってきた、リアル系の描き込み鉛筆画に向いてる紙についてです。
鉛筆画やイラストの場合、細目・極細目のケント紙、デッサンなどの場合は中目の紙が向ているといいますが、意外とそんなに簡単なものでもないですよ。実際販売されている紙の、鉛筆画用の紙の種類やサイズ、質感の違いなどについて詳しく解説します。
鉛筆画の紙について迷っているなら、ぜひ参考に自分に合った紙を見つけてみてください。
鉛筆画用・デッサン用の紙の選び方
正直どんな紙でもいいとはいえ、写真のようなリアル系の精密な鉛筆画を描くのであれば、紙の選択は書きやすさ優先になります。
一般的に鉛筆画に適しているのは目が細かくて表面が硬めの紙。
鉛筆の粉がノリやすいように多少紙の表面が毛羽立っている紙も多いですかね。この辺は表現の好みです。
鉛筆画やイラストの場合、細目・極細目のケント紙、デッサンなどの場合は中目の紙が向ているといいますが、それ以外にもいくつかポイントがあるのでチェックしておいてください。
私の経験からの鉛筆画・デッサン用紙のポイント
実際いろんな紙に何枚も鉛筆画を描いてると気付くと思うけど、結局のところ「紙の表面が鉛筆や消しゴムに負けない紙」というのが最初に大事になるポイントです。
これで鉛筆の粉のノリが良くて描きやすければ基本OKって考え方。
ここは鉛筆の特性にもかかわってくるんだけど、いくら書きやすくても、筆圧や鉛筆に負けて紙が捲れてしまったり、消しゴムで毛羽立ったり、穴が空いたり破れたりしたらダメ。そんな紙なんか無いよ!っていうかもしれないけど、実際水彩紙なんかは消しゴムをかけたら剥がれたり描き込むと破れたりするような粗い紙も存在します。描き込むことが多い鉛筆系は、描き方によっては紙へのダメージってバカにできないのよw。
ここについての考え方は、鉛筆についてみんなが勘違いしている濃淡に原因があるかな?
鉛筆の10B~10Hの違いって「鉛筆の濃淡の違い」って教わってるよね。
教科書にもそう書いてあるし、ネットで絵の描き方を紹介してるサイトでもそう書いてあります。
実はある程度描けてくると、それにすごい違和感を感じるんだよねw。
「鉛筆の濃淡の違い」を「鉛筆の硬い・柔らかいの違い」に置き換えて使っていくと、しっくりくることが多いんですよw。
この感覚の違いって特にリアル系鉛筆画では大きくかかわってくることがあります。
「10Bも10Hも黒鉛の内在量は同じ、ただ硬さが違うだけ」そう解釈すると実はすんなり腑に落ちることが多いです。
この辺の鉛筆と紙の関係については、説明しだすとちょっと量が多くなってしまうので、また別ページでまとめてみたいと思います。少しお待ちあれw。
取りあえず、何度描いたり消したりしても、鉛筆の硬さに負けない紙の質っていうところに、まずはポイントを置いておいてください。
厚みのある紙を選ぶ
鉛筆画の場合、消しゴムや鉛筆の摩擦、描き込みがかなりあるので紙へのダメージが結構あります。破れたりグシャってならないためにも、ある程度厚みのある紙を選んだ方がいいですね。
具体的には100~120g/m2以上あればOKかな? 150g/m2もあれば充分。
水彩画などではもっと分厚い紙が必要になるけど、鉛筆画や色鉛筆、マーカー、ちょっとしたマンガの色付けぐらいだったらこのぐらいで十分ですよ。
紙の厚さは1m×1mの場合の重さで表すことが多いので、ちょっと分かりにくいかもしれないけど、コピー用紙が65g/m2ぐらいなので、何となく目安になる?
紙の厚さは薄い方が好みっていう人もいるのでどのぐらいがベストかは人それぞれだけど、私はちょっと厚手が好みw。よく使ってるKNKケント紙はハガキの厚みに近い200g/m2を使ってますよ。
ただ、ケント紙ぐらいだとそんなに差は無いですが、厚みが変わると値段も上がるので、その辺はおサイフと相談ですかねw。
この紙の厚さというのも結構重要になってくるので気にしておいてください。
精密画には細目、濃淡や重量感を表現するには中目~粗目
紙の表面の粗さについてです。
一般的に、
- 精密画には、極細目~細目
- デッサンなどは、中目~粗目
こう言われてますね。
紙の繊維が細かくプレス加工が強めで、紙の表面がツルツルしたものが細目。
紙の繊維が荒くザラッとした感触のものが中目~粗目です。
写真のようなリアル鉛筆画や製図、インク・ペン画などは、線がまっすぐ正確に描けて細かく描き込める、硬くてつるつるした細目の方が確かに向いてます。
またデッサンや水彩画などは、中目以降の滲みや濃い色を出しやすくて、ぼかしや濃淡をしっかり付けられる、表面に凹凸のある紙の方が向いてます。
ただしこの細目、中目の具合というのも、紙の種類やメーカーによってバラバラ、かなり違うんだよねぇ。
ぶっちゃけ中目の紙は鉛筆のノリや濃淡がよく出るので、あえて硬い鉛筆で紙の凹凸を潰して描くという方法などもあるので、技法や表現方法によっては細目がいいとは言えませんね。なかなか難しいところですw。
私もいろいろ試してはいるけど、迷うようであれば、まずは細目~中目のケント紙を中心に試してみてください。
紙のサイズはA4サイズをベースにB4・F4がおすすめ
紙のサイズは、なんだかんだ言って、練習用も含めてA4サイズが一番使いやすかったりします。
ただしこれは画板やイーゼルを持っている場合や、テーブルが広くて紙を自在にクルクル回して描けるような環境、描いてる手の置き場が紙以外の場所にある状態ならいいと思います。
正直A4だけでしか描いたことがない人だと、描き方が縮こまってる人や、のびのび描く感覚を忘れてしまっている人も多いので、ある意味ベテラン向けとも言えるのかな?
正直言って、私的には2回りぐらい大きいB4サイズがおすすめ。
もしくはひと回り大きいF4サイズぐらいかなぁ。
このサイズの中にA4サイズで描くぐらいの感じが鉛筆画では描きやすいと思います。
紙に余白ができるのでのびのび描けるし、綴じてあるペーパーブックだったら裏面が硬い厚紙になっているものが多いので、画板代わりになり紙の上に手を置く場所もできる。
私は狭いパソコンデスクしかないので、画板代わりになるケントブックが好みですw。
もちろんサイズが大きくなると紙の値段も上がるし、描かない部分も出てくるので無駄だなぁと思うかもしれないけど、一度ちょっと大きい紙に描くっていうのをやってみると、描きやすくてびっくりすることって結構ありますよw。
ただしデッサンの場合は話は別ね。
デッサンの場合は最低サイズでB4。美大受験などのデッサンなどになると、A3サイズが基準になるんで、そのサイズで描くっていうのに慣れた方がいいです。
プロご用達の鉛筆画・デッサン用の紙
鉛筆に適した紙と言ってもかなりかなり多くの種類があるし、長所短所の特徴がそれぞれあるので知っておいて損はないです。
自分の描き方によっても好みが結構ハッキリ出てくるので、自分に合った紙をぜひ見つけてみてください。
私が使っているおすすめの紙
実際私が使っている紙も紹介しておかないといけないですよねw。
私が使っているのは、今のところこの3種類。
- KMKケント紙 B4サイズ
- コットマン細目 F4サイズ
- ホワイトワトソン F4サイズ
それぞれ特徴がかなり違うし、鉛筆で描いた感じも違うので、使い比べてみてください。
KMKケント紙
ミューズの「KMKケント」は、ぶっちゃけ一番安くて一番手に入りやすいという理由だけで買ってるケント紙です。確か最初は工作用に買ったんじゃなかったかな?
元々は建築パースや製図など、ペン画やインクなどに向いてる紙です。
参考までに2Bの鉛筆で描いた感じです。
ちょっとわかりにくいかもしれないですが、厚さとしては200g/m2なので官製はがきと同じぐらいの厚み。
真っ白で半光沢でつるつる、意外に描きやすくて精密を描くのには結構向いてますね。
ガリガリ描き込んでも全然ヘタッたり毛羽立ったりしないので、描き込み系にはいいかも。
ただ、デメリットとしては鉛筆のノリはそこそこ。結構描き込まないと鉛筆はグラデーションが綺麗に出ないかな? 薄い色はいいんですが、濃い柔らかい鉛筆の粉はノリが悪いところがあります。厚塗りしていくと、粉を弾いてしまうこともあるので、濃くするのはちょっと苦手ww。
色鉛筆でも描いてますが、色運筆は結構いい感じで描けますね。
ミューズのイラストレーションボードのケント紙はこのKMKケントが使われているので、意外とイラストレーターなどが使っていることが多いケント紙です。
私は本番用でも普通に使ってますが、練習用にもオススメしている人が多いので、まずはケント紙で何を選ぶか迷ってるなら一度使ってみる価値ありです。
コットマン細目
ウインザー&ニュートンの「コットマン」は、細目、中目、粗目の3種類でスケッチブックタイプ。
鉛筆画には細目がおすすめですが、元々は水彩紙なので、ケント紙と比べるとだいぶ荒めです。
参考までに2Bの鉛筆で描いた感じです。
ちょっとわかりにくいかもしれないですが、厚さとしては270g/m2なので、上のKMKケントよりちょっと厚みがありますね。
ケント紙っぽいですが、表面はツルツルでは無い紙って感じです。
ちょっと値段は高めですが、高いだけはあるって感じかな?
ほどほどに高品質でほどほどによく描けるという扱いやすいギリギリのところを攻めてる品質なので、ここぞというときによく使ってます。
正直めっちゃ鉛筆のノリがいいです。軽く描いただけでも鉛筆の色がのってく感じは、ケント紙と比べると段違い。かなり濃く色が入ってく感じです。
デメリットとしては、ちょっとオフホワイトというか黄色味のある紙質であることと、完全につるつるした紙ではないので超細かい描き込みは少し苦手。消しゴムを入れた感じも綺麗に消えるし、鉛筆の粉のノリも想像以上に良いので、ケント紙とは少し違う慣れや独特のテクニックが新たに必要ってところでしょうか。
元々学生時代はBBケントを愛用していたので、その代わりっていう感じでかなり気に入っている紙の一つです。
ホワイトワトソン紙
ミューズの「ホワイトワトソン」は、私も最近実験的にいろいろ試している中目の紙の中で一番のお気に入りです。
「ワトソン」というクリーム色の定番の水彩紙があり、それのホワイト版といったところ。真っ白な紙です。
参考までに2Bの鉛筆で描いた感じです。
まあ見た通りなんですが、完全に水彩紙って感じですねww
厚みは分からないんですが、かなり分厚い紙です。水彩で描いても紙自体がよれない厚さという事なんでしょうね。
ざらつきのある紙です。
元々水彩向け。凹凸のある紙なのでデッサンやパステルなどに向いてる紙で、本来は鉛筆画に使う紙ではないのかもしれませんw。分厚くて、正直お高いw。この紙で水彩画とか描いたらメッチャ綺麗に描けそう。
もしかしたら水彩色鉛筆で使ったらめっちゃうまく描ける紙なのかもww。
細かい描き込みにはそれなりにテクニックが必要ですが、濃淡やぼかしのグラデーションが綺麗に出るので精密画とはちょっと違った表現がしたいときに使うと面白いかもしれないですよ。
今のところ私はこの3種類の紙を使ってますが、それ以外にも鉛筆画では有名な紙が結構あります。
ここからは、主に鉛筆画に向いてる有名な紙をピックアップしていきますね。
Gケント紙
画材用ケント紙としてはあまり有名ではないですが、Gケント紙も愛用者が多いです。
YouTubeで有名な鉛筆画家の古谷振一さんが使っていることで知れ渡ったケント紙ですよ。
主に絵画用というより商業用ケント紙というジャンルなので、かなり目立たないケント紙ですねw。
実は私、このケント紙はあまり使ったことがないです。かなり前に数回使ったことがあるだけなんですが、艶消しの紙で濃い色が出しやすく、結構描きやすいケント紙でした。ただ、そんなにほかのケント紙と極端な違いは感じられなかったんだよねぇ。違いが微妙なら、どこでも手に入るKMKケントでいいかぁ~ってなっちゃいましたww。
変な話、画材屋ではまず手に入りません。事務用品店やホームセンターの方が売ってる確率が高いので、意外と手に入りにくいっていう理由で使わなくなっちゃいましたw。
同じケント紙でもKMKケントがいまいち感覚的にちょっと合わないっていう人は、一度試してみる価値ありです。
写真のような鉛筆画を描く人が意外と愛用していることが多いので、チェックです。
エスケント ピュアケント紙
このエスケントのピュアケント紙も、鉛筆画では使われることが多いケント紙なのでそこそこ有名ですね。
こちらもYouTubeで有名な鉛筆画家の乃木画家さんが愛用しているケント紙です。
本来は製図用、デザイン用のケント紙なので、きめが細かく、何度も描き直しや描き込みをしても全然表面が荒れることもなく、とてもなめらかな描き心地のケント紙です。
残念ながらこのケント紙も、私あまり使ったことがないです。これも昔何枚か貰ったことがあって、その時は、おぉ、なかなかいい感じだなぁ、と思ったんだけど、私の住んでる場所では、やっぱり手に入りにくいんだよねぇ。このケント紙も良いとは思ったんだけど極端な違いはあまり感じられなかったかな?というのが素直な感想。やっぱり微妙な感覚の違いだけです。
正直コスパが良くて品質の良い硬めのケント紙、しかも精密な鉛筆画でよく使われているケント紙というと、「KMKケント」「Gケント」「ピュアケント」の3つになりますね。
それぞれ比べてみると確かに微妙に描き心地などは違うんだけど、そんなに極端な違いはないかなぁって思ってますw。まあ、ホントに好みの問題なんだろうねww。
それぞれ同じような用途なんだけど、出てきてる出身地の違いっていうところなのかなぁ?
KMKケントは画材出身、Gケントは事務用品出身、ピュアケントは建築出身。
それぞれ出身の違いで微妙に求められてきたことが違うので、その違いがちょっとあるぐらいだと私は思っています。
ただ鉛筆画は結構繊細なタッチの違いとか描き方の違いっていうのが人それぞれあるので、好みが分かれるところなんでしょうね。
それぞれ愛用してる人がいるので、まずはこの3つを使ってみて自分に合うものを見つけるっていうのが一番早いかもしれないですよw。
ホワイトピーチケント紙
ホワイトピーチケント紙はケント紙よりきめが細かくて紙質的にとても白色がきれいな紙です。文房具屋さんで厚手のつるつるした工作用の紙というとこれが出てくることも多いです。コスパも良く印刷なんかにもよく使われている紙ですね。
デジタルになる前は、よく漫画家が使ってた原稿用の紙で有名です。
正直この紙で鉛筆画を描いている人っていうのはあまり聞かないんですが、丈夫な紙なので精密に細かく描くっていうところでは結構向いてる紙だと思います。ただし、きめが細かすぎてあまり濃淡がつきにくい、ぼかしがつけにくいっていうところがありますね。
硬い鉛筆で細かく描き込むっていうタッチの人であれば、かなりコスパの良い紙なので普通のケント紙よりも向いてるかもしれません。
バロンケント紙
バロンケントは逆にケント紙よりも適度にざらつき感がある紙で鉛筆のノリがいい紙です。ただし純白という感じではなく、黄みがかったオフホワイトといった感じの紙ですね。
つるつるの硬いケント紙というよりコットマンの細目やBBケントに近い感じかな?
元々は水彩に適しているケント紙らしいです。
細かい線まで綺麗に描けますが、むしろ適度にざらつき感のあるのを活かして、鉛筆画では濃淡のグラデーションタッチを表現するのに向いてると思います。
この辺の紙になると結構好みがはっきり分かれるかもしれないですね。
私はこういうぼかしが結構綺麗に入る紙ってかなり好きなんだけど、嫌いな人はとことん嫌いかもしれません。まあ、好みっちゃあ好みなんだけどww。
自分のタッチによってはピタッと合う人もいるので、一度は試した方がいいと思いますよ。
BBケント細目
BBケントは、線画や鉛筆画でプロも愛用している紙。
鉛筆画では、岡 靖知さんが使ってるので有名かな? その他プロのイラストレーターも愛用者が多いと聞いています。
ただ、残念ながら製造元のイギリスですでに廃版になってしまい、現在流通しているのはデットストック。近いうちに無くなってしまう運命の紙です。
私も学生時代愛用してたんだけどねぇ、残念。手で触った感じや色合い、描いた感じでは、バロンケントやコットマン細目が近い気がするので、一応紹介しておきます。
もう、だいぶ品薄になってきたので・・・今のうちにちょっと試しておくっていうのもいいかもしれないですね。
サンフラワー紙 M画
サンフラワー紙は、デッサンで一番よく使われている紙で、一番有名かな。
純白で中目の紙で、触った感じはちょっと高級な画用紙って感じ?
毛羽立ちにくく 初心者からプロまで愛用者が多い紙の一つです。
ぶっちゃけデッサンって言うと、無条件でこの紙が出てくるぐらいポピュラーですよ。
中目の紙なので精密画に向いているかどうかはちょっと疑問だけど、デッサンをやったことがある人であれば一番慣れている紙でもあるし、かなり丈夫な紙でぼかしやグラデーションも綺麗に入るので、この紙もケント紙とはまた違った表現を出したいのであれば、意外とおすすめな紙ですね。
サンフラワー紙には二種類あって、M画は厚手、A画は薄手の紙です。鉛筆画やデッサンにはちょっと厚みがあって柔らかめのM画がおすすめです。
ストラスモア500 ブリストルパッド(極細目)
ストラスモア500はアメリカ製のケント紙です。
一世紀以上の歴史がある高品質の紙で、鉛筆画家ヘザー・ルーニーも使ってますね。
白さが美しく、二層構造で表面はかなり強靭。ガリガリ描き込んでも消しゴムをかけても平気。極細目のプレート(Plate)と、細目のベラム(Vellum)があり、鉛筆画に向いてるのは極細目。
メッチャ良い紙だけど、めっちゃ高け~!
15枚入りで平気で5000円とかするんで、ちょっと私には手が出ませんww。
昔切れ端を貰って描いてみたけどメッチャ描きやすくてビックリした記憶があります。
お金に余裕のある人は試してみてもいいとは思うけど、失敗できない紙なので、よほど腕に自信があれば使ってみてもいいかも。
ファブリアーノ極細目
ファブリアーノは750年以上の歴史のあるイタリアの水彩紙です。
画家の竹内光彩さんが愛用している紙ですね。
メチャクチャ丈夫な紙で、どんなに描き込んでもヘタらないという話です。
正直言って、私は全く使ったことはありません。
完全にプロの画家ご用達の画材です。
平気で万単位の価格になるので、ぶっちゃけ、話だけで私は見たこともありませんわw。
絶対失敗できない紙の一つですw。
たかが紙とは言え、上には上があるっていうことで、とりあえずこういう紙もあるよぉ~っていう知らせですww。
下書きやラフ画にはクロッキーブックやトレーシングペーパー
ちょっと趣向は変わりますが、実際にケント紙などに鉛筆で描く前段階の、ラフ画や下書き、アイデア描きなんかをするときには、クロッキーブックなどを使うと便利です。
私もマルマンのクロッキーブック Mサイズを使ってます。
白く薄いペラペラの紙で100枚綴りとコスパもよく、いろいろ使えてかなり便利だよ。
私は下書きをこの紙に描いて、それをケント紙に写すっていう使い方をしてます。
それだったら、最初から写しやすいトレーシングペーパーに下書きを描けばいいんじゃねぇかっていうのは、学生時代エアブラシで絵を描いてた頃に教えてもらった技法。
たぶんその方法でもいいと思うんだけど、意外とトレーシングペーパーって高いんだよねw。
下書きを写す意外にも、ケント紙には描かないメモ書きとかブロック分けのラインとかも描いてるのでトレーシングペーパーよりかなり便利。そもそもアイディア出しや練習にも使えてしまうので、最近はもっぱらクロッキーブック、愛用していますw。
いきなりケント紙に描けるような画力のある人だったら別にいらないとは思うんだけど、私の場合筆圧ちょっと強めだし、ケント紙にいきなり形をとるラフから描き始めると、確実に紙をダメにしそうなので、この方法で描いてますよww。
準備が8割っていうからねw、私と同タイプの人はケント紙に描く前段階として、クロッキーブックの活用って、おすすめですよww。
鉛筆画の紙の選び方!種類やサイズ選び まとめ
今回は、鉛筆画のための紙の種類とサイズについてまとめました。
紙って一言で言っても、ホントいろいろあるよねぇww。
今回はあくまで写真のようなリアル系のイラストに向いてる紙ってことで理解しておいてください。またちょっと違うテイストの絵の場合は少し変わってくると思うのでw。
基本的にはいろいろ書きましたが、
- KMKケント紙
- Gケント紙
- エスケントのピュアケント紙
この3つのケント紙からまずは自分の好みの紙を見つけるのが近道だと思います。
紙の厚みは100~120g/m2以上。
そこから自分のタッチや描き方、表現の仕方で、細目なのか中目がいいのか、いろいろ紙質を変えて行くのがいいと思いますよ。
紙のサイズはA4~B4サイズが一番使いやすいと思います。
まあ、好みの問題でもあるんですが、私はB4がおすすめ。
机が狭いパソコンデスクしかないので、おじさんの趣味入門としては画板代わりになる大きめのケントブックが好みですw。
まあ、そういいながらも、私もまだまだいろいろ試している段階でもあるので、言う事がコロコロ変わるかもしれないんだけどねww。
今のところこんな感じで落ち着いてます。
参考になればいいんですけどね。
ぜひみなさんもいろいろ試してみて、自分の好みにピッタリ合う紙を探してみてください。