こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回はトラックボールではド定番「ボナンザ」の使い方の紹介ですw。
トラックボールマウスは、使っていると段々動きが悪くなるぅ~( ;∀;)
塗ってボールの動きが良くなるのはやっぱり「ボナンザ」!
ぶっちゃけ私も一番滑りが程よくて、使いやすかったのが「ボナンザ」。
しっかり愛用してますww。
トラックボールマウスでは、ボールの滑りが良くなるド定番として「ボナンザ」が評価が高く有名です。
どれを使うかで迷うならボナンザを選んでおけばまず間違いないですよw。
フッ素系コーティング剤で強い皮膜をつくり、タッチとしては滑らかでツルツルとした感覚。ボールを育てるように使えて面白いです。
効果期間も長め、極端に滑りすぎない「程よい感覚」がうけているんでしょうね。
最後に行き着くのは「ボナンザ」って言われてるからねぇ~。
もちろん気になる点もあります。
- 「硬化」や「磨き」が必要で、少し手間がかかる。
- コーティングが擦れて、細かい透明のカスが溜まりやすい。
- ボールに抵抗感が欲しい人には向かない。
とはいえ、選んでまず間違いないコーティング剤なので、一度試してみることをおすすめしますよ。
今回はトラックボールの滑りを良くする「ボナンザ」についてメンテナンスのやり方や使い方を少し詳しく噛み砕いてレビューします。
ボナンザのコーティングの方法・使い方
いつも私がやってるボナンザのコーティング方法や使い方について解説です。
まずはボールの汚れを取る
まず、トラックボールマウスからボールを取り出しボールを綺麗にしてください。
汚れや油がボナンザを弾いてしまうかもしれないのでww。
本体も綺麗に掃除してね。
掃除のやり方は別ページで詳しく解説しているので、もしわからない場合はこちらで確認して ↓
ボナンザの塗布工程
まずボールにボナンザを塗布します。
ボナンザのリキッドタイプ、スプレータイプどちらでもいいですが、私はコスパの良いリキッドタイプを愛用しているので今回はリキッドタイプです。
ボール表面にボナンザを垂らしたら、指でボール全体に伸ばしていきます。
タオルやティッシュでそのまま伸ばしてもいいのですが、塗りムラが分かりにくいので、私は指で最初伸ばしちゃいます。薄くよく伸びるので、まあ、どっちでもいいんですがww。
柔らかい布かティッシュで全面に塗り込むイメージで軽く拭き取ります。
イメージとしてはワックスがけみたいな感じかな?
そのまま30分ほど乾かして、コーティングが硬化するのを待ちます。
30分経ったら柔らかい布かティッシュでボールを優しく磨きます。
この「磨き」がポイント!
ツルツルになったら、ボールを本体に戻します。
本体の支持球部分にもボナンザを塗る人もいますが、私は塗布しないですね。
剥がれたコーティングが溜まりやすくなるのでww。
基本的にはこれで終わりです。
二度塗りしたい場合は1~2日ほど空けてからもう一度繰り返します。
説明書きはないですが、おそらく完全硬化するのに1~2日かかると思われるからね。
2度塗りした方が皮膜も均一化して持続時間が長くなるし、表面も滑らかになりますよ。もちろん2日間の間、普通に使っていて問題ないです。
ツルツルのポイントは「硬化」と「磨き」
ポイントは「硬化時間」と「磨き」です。
「ボナンザを塗った後、最初のうちはちょっとボールが引っかかるような感触があって、だんだん滑らかに動くようになる」という人がいるけど、これ、多分塗り方、間違えていますw。
フッ素樹脂を表面にコーティングしているので、潤滑剤を塗るのとはちょっと意味合いが変わるんだよね。
実のところ、ボナンザなどの柔らかめのコーティング剤は、厚塗りしても塗り重ねても、層が積み重なって厚くなるという事はほとんどないです。むしろ塗りムラが消えて厚みの均一化がされると考えた方が良いです。
さらに、ボナンザを塗って乾かした状態だけだと表面が荒い状態なので、表面をつるつるにしてやる「磨き」が大切になるんですよね。
もちろんギュウギュウ力を入れて磨いちゃダメですよww。
優しく撫でるように柔らかい布で磨いてください。ツルツルした感覚になればOKです。
最後に何で磨いてるの?って思うかもしれないけど、この最後の磨きが実は結構重要なので、忘れないようにしてくださいねw。
ボナンザの効果期間(体感レビューです)
ボナンザを私が使った感じでいうと効果期間は・・・。
超滑りがよいのは1週間ぐらい。
2~4か月ぐらいは少し落ち着いてきて、滑りがほどよい感じが続くかな。
快適な状態を維持したければ、2~3か月ごとぐらいで塗り直しをした方がいいと思います。
神経質な人や私のように細かい作業でトラックボールを使っている人だったら1か月ぐらいで追加して塗り直すのがベストだね。
実のところ私はシリコンスプレーと組み合わせて使っているので、2か月ぐらいで塗り直してるって感じですけどww。
コスパについてはかなり良いです。私が使っているボナンザリキッドは、1年ぐらい前に買ったけど、50g入りと小さいくせに1回ごとの使用量は少ないので、まだ半分ぐらい残っているって感じだよw。
ちょっとコスパ良すぎない?
コーティングの宿命で、少しずつ表面のコーティングは剥がれてくるので、支持球の3カ所の周りにはコーティングのカスが溜まりやすくなってきます。
透明のキラキラした細かいプラスチック状のものが付いてきたら、多分それが剥がれたコーティングです。
ちょっと抵抗が出てきたなって思ったら、マメな掃除は必要になってきますね。
ただし、あえてすぐこのコーティングのカスを取らずにしばらく残しておくというのもアリです。
このコーティングのカスが残っていると、動きに粘りが出るというか、滑らかなのに抵抗感が出てきて、このぐらいの方が使いやすいって人もいるからねw。
まあ、人それぞれ好みがあるので試してみてくださいww。
向いてる人・向いてない人
好みやボナンザの特徴もあるので、メリットデメリットを先にまとめておきます。
向いてる人・メリット
- ボールに抵抗感が少ないツルツル感が欲しい人におすすめ。
- コーティングタイプで効果期間も長く、ボールの保護もできるタイプが欲しい人。
- 極端にツルツル過ぎない、ほど良い感覚のド定番タイプが好きな人。
- ベースコート剤としてもおすすめ。
向いてない人・デメリット
- 「硬化」や「磨き」が必要で、少し手間がかかる。
- コーティングが擦れて、細かい透明のカスが支持球部分に溜まりやすい。
- ボールに抵抗感が欲しい人には向かない。
- ズボラな人やチマチマしたことをやるのが嫌いな人には向いてません。
「ボナンザ」はフッ素系コーティング剤
ボナンザはフッ素系コーティング剤ですが、トラックボール用というわけではなく、元々の用途は釣具用品です。
釣りってやる?
特に海釣りのジャンルだね。
私も釣りをやるので、実はトラックボールマウスを使い始めるずっと前からこのボナンザは知ってました。まさかあのボナンザをトラックボールで使うとは夢にも思っていませんでしたよww。
釣りでは、ボナンザは電動リールなどの糸に使われている釣り糸のPEライン部分に直接つけて、糸の滑りを良くする潤滑剤として使われています。リキッドタイプと同じ中身のボナンザスプレータイプなんて、まさにリールの糸にサッと吹きかけるのに便利なタイプですよw。
実際にはPEライン用の同じような潤滑剤はいくつか出ているんだけど、ポリマー系やシリコン系のタイプが多く、水や海水に濡れることが大前提。釣り用途なので、撥水性の方に重点が置かれてます。薄い皮膜を作って硬化するっていうフッ素系樹脂タイプはほとんど無し。
さらにボナンザはその中でもニッチなタイプで、リールだけでなくクーラーボックスの内側に塗って水や汚れを弾くためのコーティング剤として使われているなど、かなり裏テク的な製品なんだよね。最初にトラックボールマウスに使った人、よくこれ見つけたなぁっていうレベルですよww。
ボナンザはフッ素系の樹脂剤なのでボールに塗布した後、表面で硬化して皮膜を作ってくれるので、傷も付きにくくなるし、意外と皮膜も強いです。
コーティングっていうのは、すぐ汚れるトラックボールの汚れ防止にもなるので一石二鳥ww。
ツルツルになり過ぎない、ほどよい感触が残るのって言うと、やっぱりいろいろ試して「ボナンザ」が最強でしたねww。
トラックボールマウスにボナンザがおすすめな理由
よくブログなどで「トラックボールの滑りが悪くなったらハンドクリームやワセリンを塗れ」って書いている人がまだいますが、絶対やっちゃダメ!
潤滑油にはウエットとドライの2種類あって、ハンドクリームやワセリンはウエットです。
ウエット系は薄く延ばしても常にドロッとしているようなものなので、空気中のほこりや手垢などの汚れを吸いつけてしまい、トラックボールには向いていません。
ボナンザは特殊フッ素系樹脂なので、潤滑剤とは少し違いますが、乾燥するのでドライタイプになりますね。
ボナンザはトラックボールマウスのボール部分に塗ると、表面で硬化してフッ素系樹脂の皮膜をつくってくれます。意外と皮膜も強く、転がり抵抗も低くなるので、ボールを支えている支持球との間の摩擦も少なくなって、動きが良くなるわけですよ。
正直ほかにもこの手の皮膜を作ってくれるコーティング剤はあるのですが、滑りが程よくて硬化するといっても極端に硬くない、薄い皮膜となると、絶妙にフィットするのがボナンザなんだよねぇww。
皮膜が固すぎたり薄くできないと凹凸が出ちゃってゴリゴリするし、磨きもできない。
程よく柔らかくないと滑らかに滑らないということが起こるのよw。
こればっかりは試してみないと分からない塩梅の良さっていうのがあるので、ぜひ一度体験してもらいたいですわww。
ただし欠点もあるね。
アルコールやウエットティッシュで拭くと結構コーティングが剥がれてしまったり、使っていくうちにコーティングが細かく剥がれて支持球の周辺に溜まりやすいっていう問題が発生します。
支持球周辺の掃除は定期的に必要になりますよ。
まあ、それを言い出したら他のコーティング剤も少なからずあることなので、全部使えなくなっちゃうんだけどねww。
メンテナンス後、滑りが悪い場合は?
メンテナンス後にイマイチ滑りが良くないっていう場合は、
- ボールがちゃんと磨かれてない。
- ボナンザのコーティングに塗りムラがある。
大体この2つだと思います。
こういう時には、もう一度ボールを、ツルツル感を感じるまで柔らかい布で磨いてみてみる。
または、もう一度ボナンザを塗布して塗りムラが無いように磨いてやると解決することが多いですね。
ただし最近のケンジントンの大型ボールマウスの場合は、ボールに抵抗感を出すため支持球の出っ張りをわざと短く設計しているので、グリングリン動く感覚は少ないと思いますよ。
あとは、自分が期待していたよりボナンザがツルツルじゃなかったってぐらいかなぁw。
正直あまりツルツルだとボールが扱いにくいのでちょっとは抵抗感があった方が良いんだけど、グリングリン滑る方が好みだと、ちょっと違う感があるかもww。
そういう場合は、ボナンザはボールの保護と滑りのベースコートとして使い、硬化したその上からシリコンスプレーを吹きかけて使うというがベストです。
実は私もこの方法で使っていて、桁違いにグリングリン動くようになりますよww。
完全に好みですが、よく滑る方が好みの人にはおすすめです。
シリコンスプレーについてや組み合わせについては別ページでまとめているので、興味があるならそちらを確認してください ↓。
最悪、潤滑剤を使っても動きがガタつく、引っかかるという場合は、ボール自体に見えない細かい傷が入っていて、引っかかるという事も考えられます。34mmのボールを使っているなら操作性の高い高級ボールに交換するっていうのもアリですw。
もちろんこのボールにもボナンザを塗布してねww。
「ボナンザ」とトラックボールマウス まとめ
今回はトラックボールではド定番「ボナンザ」の使い方の紹介をしました。
すっかり私のトラックボールにはなくてはならないコーティング剤の一つになっています。
こんなに良い物だったら、もっと早く教えてもらいたかったわぁww。
地味に有名って、どんだけ地味やねん!って感じですよw。
いやぁ、まさか釣り道具のボナンザをこんな形で使うとは思ってもみなかったけど、意外と釣り道具って精密機械が多くてハイテクだからね、超小型ベアリングとかも普通に低価格で売ってたりして、他にも探したら面白いものがあるかもしれないですよ。
トラックボールに「ボナンザ」。
トラックボーラーにとっては必需品で間違い無し!