こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回はちょっと趣向を変えて、アニメキャラを鉛筆画で描いてみました。
初心者おじさんの趣味入門です。
たまにはこういうのもいいっしょw?
今回正直言ってグラデや濃淡で苦戦しました。
意外に鉛筆画の基礎ができてないと描けないのでびっくりですw。
まあ、練習ですよ、練習ww。
ついでにこんなディフォルメしたミニキャラも描いてみましたw。
まあ、遊びですよww。
こちらは鉛筆画ではなくデジタルで、Adobeのイラストレーターで描いてます。
アニメ絵は普通の鉛筆画目線で見ると、簡単な部分と超難しい部分が混在してるので、習作としては結構いい題材かもしれないです。
今回鉛筆で初めて描いてみましたが、ぼかしや塗り方、曲面、グラデーション技法、濃淡のつけ方などの描き方がアニメ絵はかなり難しくて結構勉強になりましたよw。
最近のアニメは3D表現や構図、画風・装飾と凝ったものが多いですからねぇ、マジで凄いです。
ぜひ一度、好き嫌いしないで模写に挑戦してみて欲しいですねw。
題材はあの大ヒットアニメで、キャラは腐女子の友人の推しがこのキャラだったなぁ・・・ぐらいの感覚ですw。ちなみにその腐女子に描き上げたとほぼ同時に「命が救われるぅ~」という謎の言葉を残し即没収されてしまったので、もう手元には無いですw。
鉛筆画的にはアニメの線画の良さをどこまで残すか、鉛筆画のタッチを出しすぎないか、リアルのディフォルメをどこまでやるか、この塩梅がかなり難しかったですよ。
まあ、結局私流のアレンジがかなり入っちゃった出来になってしまいましたがww。
鉛筆は後片付けも簡単で、隙間時間でちょいちょいっと描けるので初めてのおじさんにも気楽で奥が深いのでいいですよ。意外とリアル系イラストの人も多用してるので練習しといて損は無いですw。今回も描いていく流れや手順などを追ってますよ。
今回使用した鉛筆、道具や画材
今回鉛筆画に使った道具や画材はコレ。
- 三菱鉛筆 Hi-uni 6B・4B・2B・B・H・2H・4HでメインはHと2B
- 鉛筆ホルダー
- 綿棒・擦筆(No.3)
- 練り消しゴム
- ペン型消しゴム、MONO ZERO
- カッター
- ラストに定着液として、フィキサチーフ
いつも使ってる道具にいつもは使わない綿棒と擦筆も追加。
今回はちょっと細かい部分でのグラデーションが多かったのでね。
鉛筆はHi-uni。ステッドラーでもいいですが、好みの問題です。
今回も大活躍は細い消しゴムのMONO ZERO。大胆なハイライトが入ってくるので、結構細かく使ってます。
鉛筆ホルダーは色鉛筆のページでも書いてますが、プッシュ式はマジでおすすめ、使いやすい。
カッターは鉛筆を削るのに使ってます。
紙はいつものKMKケント紙です。
B4サイズ。
超細目のミューズ、普通の安いKMKケント紙を使いました。
アニメ絵の鉛筆画の描き方、テクニックと手順
早速「鉛筆」でのアニメ絵の作品作りです。
今回はアニメとしての絵を、どうやって鉛筆の描き方でディフォルメしていくかと鉛筆アレンジを入れていくかがポイントだろうねw。
下書き・デッサン
ケント紙に鉛筆で薄く下書きしていきます。
この段階である程度キャラの特徴と感覚を掴んでおかないとダメだろうね。
リアルに描くポイント部分描き、目力を際立たせる
このキャラクターの特徴は目の迫力というか、目力と意志の強そうな眉の形だと思ったので、ここを先に描きました。
この目の部分を中心に広がっていくイメージが大切かと思ったのでw。
マンガやアニメの真正面の顔の場合、おそらく左右対称というのが整ってて正しいデザインなんだろうね。
ただ、本当の人間の顔って左右対称の顔というのはありえないので、よく見るとちょっと違うという所があると、なぜかリアルに見えます。
なので左右対称を意識してるんですが、微妙にちょっと違うというアレンジを今回入れてます。
顔の輪郭、おでこから生え際までの描き込み
目から組み上げていって、顔全体を描き上げます。
今回一番描いてて難しかった部分というか、こだわった部分は、実はおでこと生え際です。
ここは描き進めていくにしたがってちょいちょい描き込んでいっているのが分かると思いますw。
この部分がラフに描かれてしまうと、いかにもアニメっぽくなってしまうっていうか、細かくリアルに描き込んでしまうと全体のイメージを壊してしまう――結構微妙な境界線ってところです。
あくまでアニメっぽく、でも迫力が出るように、、、む、難しいww。
ペタッとした感じにしてしまうと奥行きも無くなってしまうので、もしかすると今回一番気を使った場所かもしれませんw。
髪の毛・顔の描き込み、髪の動き表現の模索w
髪の毛を描き込んでいきます。
まさにアニメっぽい、現実にはあり得ない髪のまとまりと動きですよねw。
アニメでは立体構造の取り付け方で髪の毛が生えてるし、境界線がはっきりくっきり描かれてるデザインですが、鉛筆画でそれをそのまま描いても面白くないので、輪郭線は何となく残しつつ、アレンジを結構つけて描いてみました。
それっぽく描けてるかな?
洋服の描き込み
ぶっちゃけ洋服の描き込みは全体に合わせてザックリですww。
あんまり関係ないんだけど、こうやって毎回描いてる途中経過を写真に撮っているわけなんですが、これって結構難しいねw。写真に撮るとちょっとした角度のズレとかで、結構顔とか歪んじゃうのよww。私は 丸型のシーリングライト一つと自然光だけでお金をかけずにスマホでパチパチ撮ってるだけなんで、途中経過の写真でちょっと顔とか紙とか歪んでたらごめんねw。撮ってて結構気になるもんでww。
背景を描いていく
バランスを見ながら、背景部分をザッとまとめていきます。
濃淡の微調整
正直、前段階の状態でもよかったんですが、炎使いのキャラクターだし、下から光が当たってる感じも強調したかったので、濃淡をハッキリ描き込んで、メリハリを出してみました。
こんな感じですかね?
仕上げ・完成
練り消しと消しゴムで、火の粉と下から立ち上がる煙を表現。
もうちょっと濃淡のメリハリを全体的に付けて、
完成!
最後にフィキサチーフを軽く吹きかけて、終わりです。
濃いキャラの迫力が上手く出せたかなぁ?
ホントはもっと違った髪の毛の描き方があったかなぁって、思う所もあるけど、まあ、いいかw。
今回いろいろアニメからも学ぶことも多かったので、良しとしましょう。
あれ? 今この記事書いてて気が付いたけど、ボタンを描き込むのを忘れてるわww。
もう、没収されちゃったんで原稿が手元に無いし・・・まあ、いいや!
おまけのミニキャラの描き方・経緯
キャラクターをデフォルメした、ミニキャラです。
おまけなんでね、ぶっちゃけノリで描きましたww。
まあ、遊びですよ、遊びww。
このミニキャラは鉛筆画ではなくパソコンでなのでデジタル。Adobeのイラストレーターを使って描いてます。
イラストレーターは単に昔から使ってたお絵かきソフトってだけで、完全に独学。
正直私のこの使い方、描き方が正しいのかどうかすら分かってませんが、参考になるのであればw。
ぶっちゃけほとんどぶっつけ本番で描いてしまったので、途中経過はほとんど無しですw。
下書き・デッサン
下書きを描いて・・・と言いたいところなんですが、今回ほぼ一発描きしてしまったので、下書きは描いてませんw。
下のレイヤーに自分にだけわかるような補助線のガイドラインをちょっと入れて、フリーハンドで線画を描き始めてしましました。カッチリ描きたい人は、ぜひちゃんと下書きを描いてから線画を描き始めてください。
ちなみに今回私はノリで描き始めてしまったので、タブレットは使わずマウスのみでチマチマ描いてます。長年ベジェ曲線に慣れているから私は平気なんだけど、タブレットを持ってる人はタブレットを使ってねw。
まあ、マウスだけでもこのくらい慣れれば描けるようになるってことでww。
線画で描き上げる
ザッとフリーハンドで描き上げてみました。
ちょっと毛量が多いかなぁww。
絵としては半分ぐらいに縮小してますが、線はメインで2pt。サブ的に1.5ptと1ptを使い分けてます。
一般的に外枠の線や輪郭線は太くした方がイラストとしてはメリハリが出て良いとプロはいいますが、いろいろ見てると、時代の流行っていうのがやっぱりあるよねww。
全体的に線は細目で均一化してた方が今っぽいので、変に線の強弱は付けてないです。
絵柄が古いのはおじさんが古い人間なので、そこは勘弁してくださいww。
もともと腕はマントに隠れたイメージだったんですが、なんかちょっと物足りないかなぁっと思ったので、腕をつけ足してみました。
この2つのポーズがこのキャラのイメージだよね?
カラーを入れる
線画のレイヤーはロックしておき、下に新規レイヤーを作って色を入れていきます。
横に四角く色を出しているのは、私のやり方。
使うメインカラーを決めておいて、スポイトで色を取りながら色数を絞る方法です。
こういうキャラを描く場合って、キャラクターの基本カラーがあるのでいろいろ色を入れたくなっちゃうんだけど、なるべく色数は絞った方がまとまりが良くなるんだよね。
増えたとしてもその基本カラーの同系色のバリエーションって感じにしておきます。
また、実際に色を入れるとちょっとイメージが違う細かい部分が出てくるので、線画も修正を入れていきます。
影を入れて完成
正直上のイラストで完成でもいいんですが、アニメキャラだし、陰影を少し入れて立体感を出した方が今っぽいと思ったので、いれてみました。
これもあまり色数を多く入れるとごちゃっとしてしまうので、ここでも色を統一して数を絞った方が良いですね。重ねている色は色の透明度で40%ぐらい薄くしたりして微調整してます。
まあ、こんなもんですかね?
なに? ビックリマンチョコのキャラみたいだって?
うっさいわ!
かっこいい「アニメキャラ」を鉛筆で描いてみた、描き方・コツ まとめ
今回はアニメ絵を鉛筆画で描いてみました。
いやぁ~、最初は遊びのつもりだったんだけどねぇ、意外に収穫が大きかったわw。
正直言って、多分鉛筆が苦手なジャンルって感じがするし、平面の塗り分けや均一に塗る、曲面、グラデーション多用など、絶対ちゃんと描こうと思ったら、それなりに基礎技術が上がんないと描けない部分が多いからねw。
これは意外な発見かもしんないww。
そこそこ鉛筆画が描けるようになったなぁって思ってる人は、ぜひその鉛筆画のテクニックを駆使して複雑なアニメの絵に挑戦してみてください。
実物を描く絵とは明らかに違う別の複雑さがあるうえに基本テクニックを多用しないと描けないので、自分に何が足りないのかがよく分かるかもしれないですよ。
いい勉強になりました!
う~ん、次もアニメ絵に挑戦してみようかなぁww。