

こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
今回は、色鉛筆で"赤目アマガエル"をリアルを描いてみました。
前回の鉛筆画からだいぶ時間が経ってしまいましたが、初心者おじさんの趣味入門ですよw。
ぶっちゃけ私、色鉛筆は完全初心者です。
私自身、色鉛筆は完全初心者。前回の鳥に続き、2作目となる色鉛筆画で、ヌメっとした質感が魅力のカエルに挑んでみました。
この記事では、使用した画材や道具の紹介、失敗から学んだこと、リアルに描くためのコツまで、初心者目線で詳しく解説していきます。
色鉛筆は絵の具やパソコン画と違って水を使ったり毎回パソコン立ち上げたりの準備がいらないので、サッと使えてパッとしまえるお手軽感の魅力が半端ないです。しかもかなりコスパがよろしい!←これ重要w
色鉛筆は簡単にはじめやすいので、私のような趣味人初心者おじさんには魅力的でお気に入りになるもねw。
今回の使用画材と道具一覧
色鉛筆

- ファーバーカステル ゴールドファーバー(48色)
- ファーバーカステル ポリクロモス(60色)
結局使ったのはファーバーカステル ポリクロモス。
ゴールドファーバーも買ったんですが、重ね塗りができなくて、使い勝手が悪すぎるのでファーバーカステル ポリクロモスを追加購入という流れになりました。
詳しい話はこれから書いていきますね。


その他の画材・道具

鉛筆削り(角度が浅めのものがおすすめ)
色鉛筆では、鉛筆削りは必須です。
芯が太くて柔らかいのでカッターより鉛筆削りが便利。先端を尖らせて使うことがやっぱり多いので毎回同じ芯の長さで素早く削れる鉛筆削りは結構必須です。
鉛筆用の鉛筆削りだと、角度が鋭いので、色鉛筆用のあんまり角度がつかない鉛筆削りを見つけた方がいいかな。
ブレンダー(カラーレス色鉛筆)

これは私、独学なので色鉛筆の描き方の本を読むまで知らなかった、カラーレスの色鉛筆。
ブレンダーって言って、グラデーションを綺麗に作ってくれる鉛筆です。
一本持ってると便利。いろいろ試して技法が広がればOK!
ポスカ(ホワイト代用)

白抜きするときに使う、ホワイト代わりです。
ユーチューブとか見てると、結構このポスカを使ってる人が多いみたいだったんで一応買ってみました。
結局今回は一回も出番はなかったんですが、不透明で綺麗に白抜きしてくれるのと、固まったらカッターで削れちゃうっていうところが、ポイントなんじゃないかな。
練り消し・細い消しゴム(MONO ZERO)

練り消しは、もう定番ですよね。

これは優れもの!
私が色鉛筆にあまり慣れてないからっていう理由もあるんですが、今回かなり重宝しました。
細かいサイズで消しゴム修正できるのでなかなか便利です。
もしかすると、今回一番なくちゃならない画材だったかもしれないねww。
私は普通の消しゴムタイプのやつしか使ってないけど、砂消しタイプっていうのもあるんで、そっちも一本持っておくといいかもしれないです。マジでこれはおすすめ。
電動消しゴム(百均でもOK)
これは買い! 絶対持ってた方が良いです。
私が持ってるやつは、実はダイソーの百円のやつですww。
正直これでも充分! 紙を痛めることもなさそうだし、応用範囲はかなり広そうです。ワンポイントで色を落としたり、描き損じでちょっと直したり、結構、今回活躍しましたゾ!
いや、マジでこれは一つ持ってた方がいいですよ、かなり使えます。
ただし、私が買ったこの百円の電動消しゴムは、やっぱり百円だよね、安くて良いんだけど、絶妙に持ちにくいw。
私のようにワンポイントで使うだけだったらこれで全然いいんだけど、もっとペンのように自由自在に使いたいんだったら、もうちょっと握りやすく、細かい操作がしやすい高いやつを買った方が良いと思うよ。
ケント紙(KMK厚手・B4)

紙はいつものKMKケント紙です。
色鉛筆で精密画を描く場合は、ほぼ鉛筆画で使う紙と同じでいいと思います。
カッター・鉄筆(今回は未使用)

鉛筆画や色鉛筆画で必ず出てくる鉄筆、カッターです。
私も必要不可欠かなぁと思って、随分前から細めと極細の2本を持ってるけど、今回も使わなかったねw。
鉄筆は描く前の紙に事前に引っかいた線を付けておくと、その部分に色が入らないので細い線の白抜きができるっていう道具なんですが、たぶん動物の毛とかそういうものを描くときに使うんだろうね。今回ヌメヌメカエル君だったんで全く使う機会がなかったですw。
カッターの刃は、色鉛筆の場合紙に染み込むわけじゃなく、乗っかっているわけなので、カッターの刃の裏とかで軽く擦ると色が落とせるんじゃないかと思って一応、用意してました。
まあ、結果としては全く使わなかったんですが、どこかのタイミングで技法としては使えそうな気がします。
色鉛筆での制作過程と気づき
初期トラブルと色鉛筆の相性問題


Faber-Castell goldfaber(ファーバーカステル ゴールドファーバー)色鉛筆を買ってしまった!
しかも48色セット!
価格は5,000円也~!

さすがに前回の売りつけられた三菱ユニ色鉛筆12色だけじゃどうにもなんないし、使い勝手に少し不満。描き味や発色でも、もうちょっといいのが欲しくなって、いきなり大人買いしてしまいましたw。
ところがこれが、全然ダメw。

マジで自分に腹が立ったけど、ちょっとここは落ち着いて、どうなってるのか検証です。
写真の通り、ゴールドファーバー、三菱ユニ色鉛筆、ポリクロモスで試し塗りをしてみました。
赤を先に塗って、緑を重ねるようにして塗ってます。
まあ、見た通りで分かると思いますが、他の2つはちゃんと重ね塗り出来てるのに、ゴールドファーバーは完全に弾いてしまって全く重ね塗りができませんでした。正直びっくりして他の色でも試してみましたが、全部同じ。つまりゴールドファーバーは、色を重ねて画面上で混ぜることができないんですわ。
下地に薄く色を塗って他の色を重ねるってことがそもそもできないみたいです。
結局、最初に使ったゴールドファーバー色鉛筆は、重ね塗りが難しく、自分の描き方には合わず苦戦……。 しかし、ポリクロモス色鉛筆に変えてからは、発色・描き心地ともに一気に快適に!
ちなみに、色鉛筆の芯には「オイルベース」と「ワックスベース」の2種類があります。ゴールドファーバーはワックス系なので重ね塗りが苦手。一方ポリクロモスはオイル系で、滑らかに色を重ねられます。この違いは、リアルに描きたい場合の仕上がりに大きく関わるので要チェックです!
おすすめはファーバーカステルか、カリスマカラー。
どちらも大人気でプロの使用率が高い色鉛筆。
ちなみに「カリスマカラー」と「プリズマカラー」は中の色鉛筆の芯はほぼ同じものです。詳しくは知らないんですが、会社が分かれたとかで、木の材質が違うみたい。プリズマカラーの方が少し安いけど、24色のセットの中に、1本ぐらい軸ずれしてるものがあるって話です。まあ安いし、描くのに支障は無いので特に問題なしってことらしいですよw。
安くて高品質な色鉛筆を!って人には人気が高いです。

描く順番と塗り方の工夫
- 目から先に描く→感覚がつかみやすい
- 淡い色と濃い色を分けて塗り、あとから中間色でなじませる
- 光の表現を意識した"ホワイト抜き"も重要
リアルに見せるためには、色の重ねすぎによる濁りを避け、"光を描かない"という感覚が大事だと感じました。
また、色鉛筆は一度塗ると消すのが難しいため、計画的な色設計が大切です。影を塗るときも、グレーや黒を多用せず、補色や彩度の低い色を重ねて"色で影を作る"という意識を持つと、より自然な仕上がりになります。
色鉛筆画で「カエル」をリアルに描いてみた。初心者の描き方と手順解説
色鉛筆画|下書き

下書きです。
写真では薄く描いてるので見にくいですが、色の切りかわり部分にラインを入れて細かく描いてるのが分かるかな?


最初の時は部分的に細かく描き込んで描こうと思ってましたが、今回は先に全体の色計画をどうするかを考えて、全体的にベースカラーを乗せて調整と色の感じを掴むために色を乗せてます。
教本通りってことで、全体像から描き始めてみましたが・・・なんかちょっと違和感ありかな?
ちょっとビビッてるのが丸わかりですww。
色鉛筆画|リアルに描く描き方・塗り方

結局カエルの目玉の部分から描き込み始めました。
全体像から描き上げるのはやめました、自分に合ってないわww。
実は目の部分でいろいろ塗り方を試して重ね塗りしすぎたので、色が濁ってしまい、ちょっと全体の中では目玉の彩度が下がってしまいましたね。
おかげで何となくポリクロモスの使い方が分かってきましたよ。
顔部分の質感の表現と体部分の質感の違いが微妙にあるので、その辺が描き分けられればOKかな?

顔はボツボツヌメッと、体部分をトゥルンとした感じに描いてみました。
うまく描き分けられてるかな?

手足を描いて、全体の様子を確認。
色鉛筆の場合は、細かい部分をいかに省略してそれっぽく描くかが結構キモだねw。

足のオレンジを入れたところで、手足の部分と葉っぱの具合のバランスが分かりにくくなってきたので、カエル部分は取りあえずここでストップ。
いやぁ、ポリクロモス色鉛筆いいなぁ。かなり描きやすいw。
色が綺麗だよね。初心者だけど、上手くなった気がするよww。
最初からこれ買っとけばよかったわww。
色鉛筆画|描き方のコツ・描き込み、ホワイト抜き

バランスが分からなくなったので、カエルが乗ってる葉っぱを描いてからカエルの足を描き込んでいきます。

葉っぱとカエルのバランスから、影や明度の描き込み調整をしていきます。

葉っぱとカエルの手足の描き込みをして重なり合いの違和感を無くして馴染ませていきました。
カエルの手のちょっと透明感のある質感を濃い赤と抜けの黄色の色合いで出してみました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、消しゴムで反射して抜ける白をポイントポイントで抜いて全体像を完成させます。
画面全体をキュッと締めるポイントとしては、モノクロの鉛筆画の場合は濃淡のコントラストをはっきりさせるのがコツですが、カラーの場合はそれに加えて、色の明度と彩度の差によるコントラストの違いも必要ですね。単純に濃淡で影や色を濃くしようとすると複数の色を混ぜすぎてしまって、色が濁ってしまいます。色鮮やかでスマートに見せるのはこの辺がコツなんでしょうね。
これは色鉛筆だけじゃなく水彩や油絵でも共通の法則だと思うので、ある程度カラーリングの理屈は知っておいた方が良いですよ。

画面を締めるという言うことでは、仕上げのホワイトの入れ方も結構重要です。
ちょっと画面を大きくしたので分かりやすいかな?
矢印のあたりを重点的に消しゴムかけて飛ばしてます。
白く大きく抜けている部分は最初から白のまま抜いてましたが、細かい反射で光っている部分の質感は、電動消しゴムでちょんちょん叩くようにして色を飛ばし、さらに上から色を薄く塗り重ねながら肌質を出してます。
普通の消しゴムではできない方法だよね。最初どうやってこの肌質を出そうか描きながら考えてたんですが、ドンピシャでハマりましたよw。電動消しゴム、かなり使えるヤツですww。
色鉛筆画|完成!

葉っぱの影を描いて、ちょこちょこと、ほとんど分かんないような修正を入れて、
完成!
フィキサチーフを軽くかけて終了です。
溶けちゃうので色鉛筆にはフィキサチーフを使わないっていう人もいるけど、パステル用や鉛筆用でも軽くフワッとかけるだけなら大丈夫。気になるなら何もしないでも問題なさそうです。
まあまあ、色鉛筆2回目にしては、そこそこなんじゃないww。
完成までの時間は、色鉛筆のゴタゴタもあったんで、トータルすると、3週間以上はかかっちゃってるかなw。
とはいえ、ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆、やっぱりいいねぇw。
ほとんど衝動で買っちゃった感じだけど、発色もいいし、私の描き方にもハマった感じがします。
これでもうちょっと技法をちゃんと覚えて、うまく描けるようになったらバンバンザイかなww。
初心者が実感した描き方のコツ

ぶっちゃけ初心者の私がこんなことを書くのは生意気だとは思うんですが、初心者だからこそ実際に色鉛筆で描いてみて気が付いたコツのようなものがあったので、シェアしときますw。
色数は多いほど選択肢が増える
- 最低でも36色以上が理想
- 淡い色と濃い色のバリエーションが多い方が描きやすい
色の選択肢が多ければ多いほど、混色やグラデーション表現の幅が広がります。また、同系色でもわずかに違うトーンを使い分けることで、より深みのあるリアルな作品になります。
色鉛筆初心者が必須だった補助道具
他にホントに必要だと思ったのは、鉛筆削り、細い消しゴム、電動消しゴムです。
- どの色も、同じ太さ、鋭さに統一できる鉛筆削りは必須
- 細い消しゴムは失敗修正に大活躍
- 電動消しゴムで質感の表現が大きく変わる
特に電動消しゴムは、反射やハイライトの描写に不可欠。軽く触れるように色を削ることで、自然な光の表現が可能です。
実際描いてて、ホントに必須でしたわw。
鉛筆削りはあんまり鋭くならない角度の浅いのが良いですね。

写真で分かるかな?
このぐらいの芯の長さになるぐらいの方が使いやすいですね。
普通の鉛筆用だと鋭すぎて削ってる間に芯がバキバキ折れちゃいますww。
描く順番は自分の性格に合わせて
- 全体から描く派(感覚タイプ)
- パーツから描く派(理論タイプ)
私はパーツ派。部分パーツから描き込むことで、気持ちが乗りやすく、仕上がりにもつながりました。
どっちがいいかは正直その人の性格によるってところでしょうか?
全体像から描き込んでいく人は感覚的タイプが多く、女性的な感性が強いような気がします。
パーツで組み立てていく人は理屈っぽいタイプが多く、男性的な感性が強いような気がします。
まあ、あくまで個人的な感想なんですけどね、そんな感じを受けてますよww。
どの色鉛筆の描き方の本を読んでも、薄い色から濃い色へと塗り重ねていくという描き方をしてますよね。その方が安全だし確実です。色を重ねて塗っていくことで深みも出てきます。
でもね、実際に塗り重ねて描いてみると、そんなにうまくいくもんでもないです。
実際やってみてやりやすかったのは、薄い色から濃い色へと塗り重ねていくのではなく、淡く彩度の高い色と、明度・彩度の低い濃い色とを最初にゴリッと分けて描いてしまって、空いてるその空間を混色含め埋めていくという方法が一番簡単で綺麗に塗れました。
ぽんぽんぽんっと最初に決め打ちして色を塗っていってしまうので、少し感覚の慣れは必要ですが、質感も出しやすいし、色鉛筆のクセというのもあまり気にしなくていいので、おすすめです。
まあ、独学技法極めけりって感じですが、試してみて必要なとこだけ盗んでくださいww。
色鉛筆のリアルな塗り方
それより色鉛筆でリアルに描くために必要な塗り方は、「光」をどれだけうまく掴めるか、です。
光の当たっている方向や反射での抜け、照りはどうなっていてどこにあるのか、逆に光が当たってない部分はどこなのか、影はどうなっているか、照らしていない光を捕まえるのも重要。
正直言って、これは絵の具を使った絵画でもすべてに共通する、ある意味奥義に近いことなので、これをお手軽色鉛筆で再現できるとなると、かなりお得感ありますね。
色鉛筆の場合は光が当たっている部分を白く残して描いていくと思います。
この、「描かない部分を描く」というのが、色鉛筆でのリアルな塗り方のコツになると思いますよww。
なんだか禅問答みたいですが、自分で咀嚼して試すのが個性になっていくので、ぜひお試しあれw。
色鉛筆選びは慎重に!初心者の失敗あるある
今回の経験から、色鉛筆を選ぶ際に失敗しやすいポイントをまとめました。
- 色鉛筆の芯の硬さや種類を知らずに購入してしまう
- バラ売りで試し書きせずにセット買いして後悔
- 安さだけで選んでしまい描き心地に不満を持つ
色鉛筆は長く使うものなので、数本バラで試してから本セットを購入するのがおすすめです。
色鉛筆画で「赤目アマガエル」を描く、描き方とコツ まとめ

今回はおじさんの趣味入門、カエルを色鉛筆で描いてみました。
色鉛筆画2回目の分際で、偉そうにいろいろ御託を並べてだいぶページが長くなっちゃいましたw。
ゴメンねw。
今回描いた赤目アマガエルは、初心者なりに試行錯誤の連続でしたが、ポリクロモスに変えてからはかなり描きやすくなり、満足のいく仕上がりになりました。
色鉛筆は準備も手軽で始めやすく、描き方や画材の相性で仕上がりが大きく変わる奥深い趣味。
私のような大人初心者にもピッタリです!ぜひ、あなたもチャレンジしてみてください。
今回紹介した画材一覧







