こんにちは!Attaboy 運営人のアキラおじさんです!
錆転換剤と言えばサビチェンジャー。
赤錆を黒錆に転換することでサビの進行を防ぐことができるというものです。
地道にさび落としするより錆転換した方が早い場合は結構便利です。古い車やバイクばかり乗り継いでいると錆との闘いは地味~に大変だったりしますからねぇw。
クルマ用品で有名なのはHoltsサビチェンジャー、SOFT99赤サビ転換防錆剤。
外壁用としてはニッペさびチェンジ、BAN-ZIサビキラープロといったところかな?
ただしメッキやメッキ塗装には使えません。黒くなるのでボディや上から塗装する場所とかにしてください。
メッキやメッキ塗装には専門用品があるのでそちらを使った方が抜群にいいですw。
サビチェンジャーは、残念ながら耐熱温度は、どのサビチェンジャーでも150℃ぐらいなのでエンジンやマフラーの錆びには使えませんね。専用の錆取り剤を使ってください。あくまでボディやフレームの表面用といったところです。錆びの根が深いところには使ってもダメですよ、表面だけ黒錆になって錆の進行が止められても、フレームの強度が落ちてポキンッと折れちゃったりするからねw。
今回スクーターのシグナスに偶然錆を発見してしまいサビチェンジャーを使うことに。ついでなので使い方を紹介しておこうってことになったわけですw。
サビチェンジャー・錆転換剤とは?
サビチェンジャー・錆転換剤とは、赤錆を黒錆に転換することでサビの進行を防ぐことができるというものです。
私も正直理屈はよく分かってませんw。
ただ普通の赤さびに塗ると黒く色が変わって錆の進行が止まるのだけは確かですわw。
一般的な赤色の錆は放っておくとどんどん進行してボロボロに腐食してしまいますが、黒色の黒錆というのは科学的に安定した状態であるため、錆の進行が止まるというものらしいです。
この黒錆は、鉄の表面に硬く定着するので、鉄を保護する役割があるってことです。
さて、なんでこのサビチェンジャーをわざわざ使うのかってことですが、正直めんどくさいからですわw。
さび落としをしたことがある人なら分かると思うけど、錆取り剤と研磨剤でひたすら磨いてめっちゃ大変w。
さび落としが終わっても、防錆剤やペイントをしないとまた錆びてしまいますからね、結構手間がかかります。
ちょっと手が入りにくい場所とか、面積が広いとかって場合は、黒く変色しても問題なければサビチェンジャーの方が簡単です。 ちょっと隠れた場所や黒フレームの場所なんかは相当便利ですよw。
サビチェンジャー・錆転換剤の使い方、注意点
サビチェンジャーを使うと赤錆を黒錆にして錆の進行を止めてくれる上に、黒錆が表面を保護してくれるので非常に便利ですが、私が使っていていくつか注意点があったので書いておきます。
まず、赤錆周りの塗装やごみ、錆の腐食してしまっている部分をワイヤーブラシなどでゴリゴリ擦って取り除いてから使った方がいいです。
100%黒錆に変換できるかっていうと、塗装の内側とか、腐食して浮かび上がってきた表面だけとかにサビチェンジャーがついただけで内部に届いていないと、進行が止まらないことがあるので、ある程度ガシガシ内部が出てくるまで削った方がいいです。
また、高荷重のかかる鉄フレームなんかのサビの場合は、表面だけならいいですが、内部や裏側に進行していたり、鉄パイプの内側に錆がびっしりなんて場合もあるので、そういう場合はあまり効果が無いかなぁ。見た目はね、黒錆になってていいんですが、内部にまで錆が進行してしまっている場合、私もママチャリのフレームがポキッと折れたことがあるので、あまりに内部に浸透してしまっている錆の場合は、もっと本格的な処理が必要だと思います。
表面的に塗装が剥げてきたような錆の場合の処理に使うっていうのがベストな使い方だと思います。
サビチェンジャー・錆転換剤の使い方、実践!
さて今回錆を発見してしまったのは、シグナスの整備でメットインボックスを外した時に偶然見つけてしまったんですよねぇ。
タンデムグリップっていうの? リアのウイングをフレームに取り付けているネジの部分が錆びてました。
調べてみたら、地味にここが錆びるというのは有名らしいですわw。
見事に左右両方とも同じように錆びてます。
いつもだったらCRC556でもかけておくぐらいであまり気にしないんですが、一応フレームにつながっている部分だし、でもちょっと入り組んだ部分で面倒だし……ってことで、今回はサビチェンジャーを使うことにしたわけです。
今回使ったのはニッペ さびチェンジです。
ホルツ・サビチェンジャーの方が有名じゃん!って思うかもしれませんが、今回はトタン屋根の修理をしようと思って買っておいたこいつが手元にあったので、ぶっちゃけ流用っすねw。
正直今までいろんなメーカーのサビチェンジャーを使ってきましたが、どれも同じようなもんですわ。
臭いも色も同じで、違いなんてほぼ無いです。
使用経過も大体5年ぐらいは普通に現状維持になるので、中身は同じなんじゃないかと疑うぐらい。使用量でどれを買うか選べばいいんじゃないですかね、マジでw。
ワイヤーブラシでガリゴリ錆部分と錆にやられちゃってる塗装部分を剥がし落として、付属の刷毛でぺたぺた塗ってみました。
これで1時間ほど放置です。
乾燥して黒く変色するのを待つだけです。
ちなみに、刷毛はすぐ水で洗ってください。
乾燥すると水では落とせなくなってしまいますが、乾く前なら水ですぐ洗い流せますよ。
手についたサビチェンジャーも洗ってください。これも乾燥するとガビガビになって取れなくなりますw。
ちょっと余談:なんだこれ?
さて、1時間も時間が余ってしまったので何となくシグナスの車体をぐるっと見てたら、ん? なんだこれ?
車体の一番下、雨水抜け用の小さい穴から何か出てる?
どうやらネジみたいですw。
うわぁぁぁぁぁぁぁ、また、一番手が届かない厄介なところに、こんなものがぁぁぁ!
さあ、どうしよう。見なかったことにするかw。
一番下のカウルの内部なので、スクーターのカウルを上から全部剥がしていかないとアクセスできない。
あーだこーだやってるうちに、面倒くさくなってカウルが壊れるの覚悟で無理やりサイドからぐりぐりスペースを確保。
懐中電灯をねじ込んでネジを発見!
ただし絶対手は入らない!
磁石付きの長いドライバーで何とかネジを取ることができました。
いやぁ、アルミのネジじゃなくてよかったww。
どうやら見た限り、どこかのボディカウルを止めているネジっぽい。
振動で外れたんだろうか?
まあ、そのうち場所は分かるでしょうw。
補足
後日談ですが、どこのネジかが分かりました。
ボディのカウルではなく、ハンドルの内側のカウルを止めていたネジでした。
どうやら先日マスターシリンダーの蓋を開けた時に緩んでて、そのまま閉じちゃったみたいです。
何とこの細い首の穴に偶然落ちて、一番下までたどり着いたって感じです。
ん~、奇跡的っていうか、無くならなくてラッキーっていうのかな、これw。
サビチェンジャー・錆転換剤。塗った後こんな感じw
さて、余談で思った以上に時間が経ってしまいましたが、サビチェンジャーを塗った感じはこんな感じです。
うまいこと黒くなってるのでこれで完了にしちゃいます。
この上から塗装もできるみたいですが、元々塗装が黒ですからね、隠れてる部分だし、これで良しとしましょうww。
上から バリアスコート をシュッとひと吹き、まあ、気休めですww。
正直このまま最低でも3~5年ぐらいはこのまま変化ないと思います。
かなり簡単です。
場所的にOKであれば、これ、かなり使えますよw。
スプレーガンタイプがあればもっと便利なんだけどなぁ……
錆取りに疲れた人にはおすすめですww。